• ブランド
    特設サイト
公開日 2009/01/27 18:58

PS3のDLNA機能 徹底活用術<後編> DLNA対応NASやレコーダー、どれが一番使いやすいか

一条真人の体当たり実験室
一条真人
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
PLAYSTATION 3のためのDLNAサーバーセレクションの後編となる今回は、前回のPC向けソフトに続き、DLNA対応ハードディスクとビデオレコーダーについて紹介していきたい。

●まずはDLNA対応HDDをチェック!

現在、DLNA対応ハードディスクはネットワーク対応ハードディスク、いわゆるNASの上位機種であることが多い。単なるネットワーク対応ハードディスクはデータのストレージが主目的であり、DLNA機能を搭載していないので注意が必要だ。

PC周辺機器メーカーで、このDLNA対応ハードディスクの代表的なメーカーはやはり、アイ・オー・データ機器とバッファローだろう。そして、PS3と同じソニーからも「HS1」という製品がリリースされている。

ソニー「HS1」。安定感の高いボディだ

PC周辺機器メーカーと家電機器メーカーということで、同じDLNA対応ネットワークハードディスクと言っても、アイ・オーやバッファローのNASとHS1はかなり性格が異なる製品だ。

HS1はその大きな筒形のボディによって、静音性が高く、設置の安定性が高いのと引き替えに、設置面積は大きい。これに対して、アイ・オーやバッファローの場合は、コンパクトなボディなのでPC周辺にも置きやすいが、動作音はHS1と比較すれば大きい。

また、HS1は同社のビデオカメラやデジカメから映像を取り込むことが可能という特徴もある。HS1はDLNA対応ハードディスクというよりは、リビング向けメディアサーバーという性格付けがなされており、その用途であれば、他の追随を寄せ付けない存在だ。なお、容量は1TBと1.5TBの2タイプが用意されている。

各種ポートを搭載し同社のAVCHDビデオカメラやデジカメの映像が取り込み可能

●急速に進化するDLNA対応ネットワークHDD

これに対して、ほかのDLNA対応HDDがどれも同じかというと当然、そうではない。ドッグイヤーな進化を続けるPC業界では、“これ"という機能がなければ生き残れないのだから当然だ。

現在、アイ・オー・データのDLNA対応ネットワークHDDの代表的な製品は「HDL-GS」シリーズ(製品情報)になる。USB接続で対応するデジカメ画像を取り込むなどの小技も持っているが、昨年末のファームアップで追加された新機能が「リモートリンク」機能だ。

アイ・オー・データ機器「HDL-GS2」

これは外部ネットワークからデータをダウンロード、アップロードするだけでなく、DLNA再生も可能にするのだが、凄いのはリモートネットワーク内のDLNAクライアント機器からのDLNAアクセスも可能にしてしまうことだ。

たとえば、サンフランシスコの知人の家に遊びに行き、リモートリンクを仕込んだノートPCで自宅のDLNAサーバーとリンクすれば、ノートPCのネットワーク内にあるPS3などのDLNAクライアントから自宅のDLNAサーバーにアクセスし、動画を再生することができる。もちろん、回線の速度が十分である必要があるのは言うまでもない。

当然、ノートPCにDLNAクライアントソフトを仕込んでおけば、ノートPCでもDLNAサーバーへアクセスできる。そのためにDiximクライアント2が付属している。なお、DLNAサーバー機能にもDiximメディアサーバーが使われているので、PS3に限らず、高い接続互換性性が期待できる。

次ページバッファローLS-XHLは通常の3倍速い?

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX