公開日 2016/02/05 11:30
手に入れるなら今! GENELEC「G One/G Two」にオーディオグレード・ケーブル付属の限定セット登場
【特別企画】「優れた空間表現力が際立つセット」
スタジオで信頼される品位を、コンシューマーに向け遺憾なく発揮するGENELECのアクティブスピーカーG OneとG Two。この両モデルに、待望のオーディオグレード・ケーブルが付属する限定セットが登場した。これにより、極めてシンプルながら純度の高い信号伝達による音楽再生が行えるシステムを構築できるようになった。実際に、このケーブルによる効果がどの程度のものであるのか、GENELECユーザーである高橋 敦氏がレポートする。
■ミニマムな高品位システムの最後のキーパーツがケーブル
スタジオからミュージシャンのデスクトップまで、音楽を作る側のモニター環境としてド定番のアクティブスピーカーGENELECが、オーディオリスナー向けに展開するGシリーズ。プロの要求に応える高精度再生がオーディオリスニングでも力を発揮するのはもちろん、アクティブ、すなわちアンプ内蔵であることも現在の状況において大きな利点となる。
つまり現在の高性能ポータブルプレーヤーのヘッドホン出力をGシリーズに接続すれば、それだけでミニマムにしてハイクオリティなオーディオシステムを構築できるのだ。デスクトップオーディオとの相性は特に抜群と言える。
と、ここまでは毎度の口上だが、今回注目してほしいのは「ポータブルプレーヤーのヘッドホン出力をGシリーズに接続すれば」の部分。このシステムを構築するのにプレーヤーとスピーカーの他にもうひとつだけ必要となるキーアイテムは、その接続を担うケーブルだ。
使うのは3・5mmステレオヘッドホン出力から左右独立RCAピンへの変換ケーブル。しかしオーディオの世界で「変換」ケーブルはあまり好まれず、GENELECに釣り合うクオリティの製品の選択肢は多くはない。
そこで今回、数量限定で提供されることになったのが「G One/G Two Sessionバンドルセット」だ。
こちらはオヤイデ電気が自社開発したという新導体素材「102SSC」を用いて、ラナップとのコラボレーションで製品化した変換ケーブル「Session」をバンドルした限定パッケージ。最初からこれを購入すればケーブル選びの悩みは当面必要ない。しかも「G」の色(ブラックかホワイト)とケーブルの色が揃えてあり、従来の通常パッケージよりも安い! という、GENELECの意気込みが感じられる構成だ。
■ケーブル交換の効果は期待以上。さまざまなシーンで活用できる
G Oneの方で、一般的な付属品レベルのグレードのケーブルから交換して比較してみたところ、その効果は期待以上。まずひと言で表すと「すっきり!」する。
例えばシンバルの音色自体がシュッとするということもあるが、空間性を生かしたギタープレイのそのギターの音の「周りの空間」がすっきりするといったような、音場全体にわたってのすっきり感が特に嬉しい。その見晴らしのおかげで、そもそも空間表現力に優れたスピーカーであるGENELECのその強みもさらに際立つ。
ちなみにこの「Session」ケーブルは、設置の仕方にもよるが、左右のスピーカーを90〜100cm程度まで離せる長さ。デスクトップ用としては長すぎずちょうどよいだろう。
また42型くらいまでならテレビの左右への設置にも長さは足りる。普段はデスクトップとして、たまに映画を見るときにはテレビのヘッドホン端子につないで、という使いこなしもお薦めできる。実際に聴いてみたが、テレビ内蔵スピーカーとはもうまったく別次元の低音や左右の広がりを得られた。
プロ機由来のアクティブモニターというと難しそうだが、アンプ内蔵なので普通のオーディオシステムよりもある意味お手軽。デスクトップからテレビサイドまで本格的かつ気軽に活用して欲しい。
【GENELECアクティブスピーカーの接続例】
■使い勝手の良い高品位セットでシンプルに高音質再生を楽しむ>
アクティブスピーカーとはアンプを内蔵したスピーカーのことだ。よって、後は接続できる再生機器さえあれば音楽を楽しめるという手軽さが、使い勝手における大きな魅力である。
この度のSessionケーブルのセットにより、音量調整機能を持った3.5mm出力端子搭載の再生機器との組み合わせで、より高い次元での再生が実現できるようになった。そして、この再生機器は想像以上に幅広い。
ポータブルプレーヤーはヘッドホン端子から出力が可能。USB DACではそれに加え、音量調整ができればRCAで出力しても良い。また、パソコンと直で接続しても、ケーブルの効果で音質が向上する。さらに、TVと接続するのも極めて有用な方法だ。
G OneやG Twoは無音状態が継続すると自動的に待機状態になり、音声信号を検出すると即座に動作を開始するので、電源を入れたままにしておける強みがある。どのような組み合わせであっても高音質が約束されるので、自分にあった使い方を探してみて欲しい。(編集部)