公開日 2016/06/02 10:56
iPad Proと一緒に使えば華ひらく? 第4世代「Apple TV」オススメ活用術
<山本敦のAV進化論 第92回>
新しいiPad Proを買った私は、前回レポートした通りビジネス周辺の環境を順調に整えてきた。MacBook Airよりも格段に軽いので、外出先で原稿の下書きなどをする時に役に立っている。写真の加工修正はまだPCの手軽さにかなわない所もあるが、ともあれ全体的には買って満足している。
iPad Proをさらに生活の色んな場面で役立てたいと考えたところ、昨年秋に発売された新しい第4世代の「Apple TV」もなかなかいいらしいというウワサを聞いた。両者を組み合わせて、心地よいホームエンターテインメント環境がつくれないか試行錯誤してみた。
■Siriへの対応で文字入力はだいぶ楽になったが…
当サイトをご覧の方の多くはアップルのメディアプレーヤー「Apple TV」がどんな製品なのか、概略はご存知だと思う。昨年10月に第4世代機が発売され、「tvOS」の採用により、アプリをダウンロードして新しい機能やサービスが追加できたり、Siriによる音声入力にTouchサーフェスを搭載する新リモコンなど、ソフト&ハードのユーザーインターフェースを大きく刷新している。
筆者は第3世代のApple TVを持っているが、利用できるコンテンツが少なく、付属のリモコンだけでは使いづらいので、毎度iPhoneを起ち上げて「Remote」アプリで操作しなければならないことが煩わしくなり、買って間もなくして使わなくなってしまった。今度の新しいAppleTVは前機種の弱点をしっかりとつぶしてきたようだ。
Apple TVのネットワーク設定はiPadの設定がそのまま引き継げるのでとても簡単だった。まずは早速、新しいリモコンのSiriによる音声入力から試した。
第3世代のApple TVに付属するリモコンは、文字入力の際には画面に表示されるソフトウェアキーボードから一文字ずつ根気よく選択しなければならなかったので、まさに苦行だった。音声入力の選択肢が増えたことで、文字入力はだいぶスムーズになったように感じる。
でも実際には、Siriが100%正しく認識してくれるわけではない。
例えばApp StoreやYouTubeでコンテンツを検索する時や、アプリ購入時のパスワード入力の際にSiriの出番がやってくるものの、アルファベットの「n」と「m」は頻繁に誤解されるし、そもそもパスワードは1文字ずつ発声しなければならないので、やはりiOS機器とRemoteアプリの組み合わせによるスムーズな文字入力にはまだ遠く及ばない。
日本語での人名認識は、iTunes moviesのストアではけっこう正確に行えるのだが、YouTubeでは怪しかったり、アプリによって変換精度のバラつきも見られる。
新しいAppleTVは発売当初はRemoteアプリに対応していなかったが、最新のtvOSでフォローされた。いまはBluetoothキーボードもつなげるようになっている。
iPad Proのユーザーで、純正アクセサリー「Smart Keyboard」も一緒に使っている方は、iPadにRemoteアプリを入れてApple TVと接続すると、Smart Keyboardによる文字入力も可能になり、さらに便利な使い方ができる。なお、第3世代のApple TVで試してみても同じ使い方ができた。
■各種VODサービスやテレビ番組ミラーリングを試す
最新のApple TVは、動画プレーヤーとしての魅力が高まっている。NetflixやHulu、YouTubeは従来モデルと同じくプリセットされているし、Siriでも、ある程度正確に視聴したい作品が見つけられる。今後は新しいVODサービスのアプリが乗り入れてくる期待感もある。
iPad Proをさらに生活の色んな場面で役立てたいと考えたところ、昨年秋に発売された新しい第4世代の「Apple TV」もなかなかいいらしいというウワサを聞いた。両者を組み合わせて、心地よいホームエンターテインメント環境がつくれないか試行錯誤してみた。
■Siriへの対応で文字入力はだいぶ楽になったが…
当サイトをご覧の方の多くはアップルのメディアプレーヤー「Apple TV」がどんな製品なのか、概略はご存知だと思う。昨年10月に第4世代機が発売され、「tvOS」の採用により、アプリをダウンロードして新しい機能やサービスが追加できたり、Siriによる音声入力にTouchサーフェスを搭載する新リモコンなど、ソフト&ハードのユーザーインターフェースを大きく刷新している。
筆者は第3世代のApple TVを持っているが、利用できるコンテンツが少なく、付属のリモコンだけでは使いづらいので、毎度iPhoneを起ち上げて「Remote」アプリで操作しなければならないことが煩わしくなり、買って間もなくして使わなくなってしまった。今度の新しいAppleTVは前機種の弱点をしっかりとつぶしてきたようだ。
Apple TVのネットワーク設定はiPadの設定がそのまま引き継げるのでとても簡単だった。まずは早速、新しいリモコンのSiriによる音声入力から試した。
第3世代のApple TVに付属するリモコンは、文字入力の際には画面に表示されるソフトウェアキーボードから一文字ずつ根気よく選択しなければならなかったので、まさに苦行だった。音声入力の選択肢が増えたことで、文字入力はだいぶスムーズになったように感じる。
でも実際には、Siriが100%正しく認識してくれるわけではない。
例えばApp StoreやYouTubeでコンテンツを検索する時や、アプリ購入時のパスワード入力の際にSiriの出番がやってくるものの、アルファベットの「n」と「m」は頻繁に誤解されるし、そもそもパスワードは1文字ずつ発声しなければならないので、やはりiOS機器とRemoteアプリの組み合わせによるスムーズな文字入力にはまだ遠く及ばない。
日本語での人名認識は、iTunes moviesのストアではけっこう正確に行えるのだが、YouTubeでは怪しかったり、アプリによって変換精度のバラつきも見られる。
新しいAppleTVは発売当初はRemoteアプリに対応していなかったが、最新のtvOSでフォローされた。いまはBluetoothキーボードもつなげるようになっている。
iPad Proのユーザーで、純正アクセサリー「Smart Keyboard」も一緒に使っている方は、iPadにRemoteアプリを入れてApple TVと接続すると、Smart Keyboardによる文字入力も可能になり、さらに便利な使い方ができる。なお、第3世代のApple TVで試してみても同じ使い方ができた。
■各種VODサービスやテレビ番組ミラーリングを試す
最新のApple TVは、動画プレーヤーとしての魅力が高まっている。NetflixやHulu、YouTubeは従来モデルと同じくプリセットされているし、Siriでも、ある程度正確に視聴したい作品が見つけられる。今後は新しいVODサービスのアプリが乗り入れてくる期待感もある。