PR 公開日 2022/09/14 06:30
驚異の空間表現力。Maestraudio「MA910S」は“超高コスパ“な実力派イヤホンだ
ナチュラルかつ素直で完成度の高いサウンド
オーディオ機器の音質は、価格と比例していると考えがちだ。当然、使っている素材や製法から、高価な製品ほど音質はよい傾向にある。しかし、そう一概に言えないのが、オーディオの面白いところ。ときおり、いい意味で価格を大きく上回る音質を備えた “超高コスパ” モデルが出てくることがあるのだ。
今回紹介するMaestraudio(マエストローディオ)のIEM「MA910S」も、そんな高コスパなアイテムだ。11,000円(税込)と初心者が買いやすい価格でありながら、ポータブルオーディオファンも納得の、驚異の空間表現力を誇る。どれほどの実力を秘めたモデルか、詳しく紹介しよう。
「Maestraudio」は、オーツェイドが新たに展開するIEMブランドだ。同社は、2016年末よりイヤホンブランド「intime」(アンティーム)を手掛けており、「セラミックオーディオテクノロジー」を用いた製品を扱う。
ここで得たノウハウを高度にブラッシュアップし、「振動解析技術、高度な音響解析技術、セラミック設計技術を駆使した構造を日本国内で組み上げることにより、高い品質を提供し続けること」を使命に掲げ、新しくMaestraudioを立ち上げたという。なお、ブランド名はMaestro(巨匠)とAudio(音響)を組み合わせた造語とのことで、ここからも「良い音」に対する熱意が伝わってくる。
MA910Sは、Maestraudioブランドの第1弾となるユニバーサルIEM。コンパクトなボディはシースルーになっており、内部が透けて見える。中を覗くとドライバーユニットと小さい丸いデバイスが収まっているのがわかる。
このドライバーは、同ブランド専用に開発/チューニングしたという10mm径のグラフェンコートダイナミック型だ。チューニングにおいては、頭部伝達関数に注目し、「リスナーが臨場感を得られるのに適した周波数特性」の最適化を行ったという。このドライバーの側面に高域を担う9mm径のパッシブ型セラミックコートトゥイーター「RST」(Reactive Sympathetic Tweeter)が配置されている。この組み合わせにより、「低域から高域まで歪み感を限りなく少なく、ナチュラルなサウンド」を実現したそうだ。
RSTは、同社が長年培ってきた圧電セラミックスによる「セラミックオーディオテクノロジー」を用いて開発された、新発想のパッシブ型セラミックコートトゥイーター。その基幹技術となるのが、積層型圧電セラミックトゥイーター「VST」(Vertical Support Tweeter)だ。
20kHz以上の高域音は非常に高い直進性があり、ユニットと耳道が同軸にある必要がある。しかし、MA910SのようなユニバーサルIEMタイプの筐体に収める場合、同軸配置を前提とすると特性が損なわれてしまう。そこで、同軸上でなくとも同じような音質特性を得られるセラミックトゥイーターの開発が進められた。
新しいセラミックトゥイーター開発のヒントとなったのが、シンバルやオルゴールなどの分割振動。「ダイナミック型ドライバーからの音波をダイアフラム(振動板)に照射して振動を誘発する」という原理に行き着く。しかも、この仕組みなら振動板の寸法や材質、支持方法によって音質をコントロールも可能となる。
音質の鍵となる振動板には、「管楽器に多く用いられている赤銅」を基材とし、「粒立ちの良い高音を得るべくその表面に独自の特殊なセラミックコートを施した」そうだ。結果として、50kHz帯の指向角は、VSTの68度からRSTでは132度まで拡大している。
筐体内底面部にある小型の丸いデバイスは、筐体の音響補正を担う「HDSS」だ。HDSSはTBI Audio Systems LLCによる特許技術で、特殊なモジュールにより筐体内部の音響特性を改善するというもの。筐体がコンパクトなMA910SがHDSSを採用したことで、「小型の樹脂筐体では実現が難しかった広いサウンドステージ」を実現したそう。
品質へのこだわりは尽きない。ケーブルには、「音の分離感を高め、優れた定位感を実現する」ため、シルバーコートOFCとOFCのハイブリッド材を採用した。イヤーピースには、オリジナル品の「iSep01」を標準で付属。シリコンゴムの軟度を僅かに下げたことにより、優れた装着感と遮音性を両立したという。さらには、本革製のコードリールとキャリングポーチ、シリコン製の着脱式イヤーフックも付いている。10,000円クラスのIEMとは思えない充実振りだ。
今回紹介するMaestraudio(マエストローディオ)のIEM「MA910S」も、そんな高コスパなアイテムだ。11,000円(税込)と初心者が買いやすい価格でありながら、ポータブルオーディオファンも納得の、驚異の空間表現力を誇る。どれほどの実力を秘めたモデルか、詳しく紹介しよう。
ダイナミック型+パッシブツイーター「RST」の合わせ技で高音質を実現
「Maestraudio」は、オーツェイドが新たに展開するIEMブランドだ。同社は、2016年末よりイヤホンブランド「intime」(アンティーム)を手掛けており、「セラミックオーディオテクノロジー」を用いた製品を扱う。
ここで得たノウハウを高度にブラッシュアップし、「振動解析技術、高度な音響解析技術、セラミック設計技術を駆使した構造を日本国内で組み上げることにより、高い品質を提供し続けること」を使命に掲げ、新しくMaestraudioを立ち上げたという。なお、ブランド名はMaestro(巨匠)とAudio(音響)を組み合わせた造語とのことで、ここからも「良い音」に対する熱意が伝わってくる。
MA910Sは、Maestraudioブランドの第1弾となるユニバーサルIEM。コンパクトなボディはシースルーになっており、内部が透けて見える。中を覗くとドライバーユニットと小さい丸いデバイスが収まっているのがわかる。
このドライバーは、同ブランド専用に開発/チューニングしたという10mm径のグラフェンコートダイナミック型だ。チューニングにおいては、頭部伝達関数に注目し、「リスナーが臨場感を得られるのに適した周波数特性」の最適化を行ったという。このドライバーの側面に高域を担う9mm径のパッシブ型セラミックコートトゥイーター「RST」(Reactive Sympathetic Tweeter)が配置されている。この組み合わせにより、「低域から高域まで歪み感を限りなく少なく、ナチュラルなサウンド」を実現したそうだ。
RSTは、同社が長年培ってきた圧電セラミックスによる「セラミックオーディオテクノロジー」を用いて開発された、新発想のパッシブ型セラミックコートトゥイーター。その基幹技術となるのが、積層型圧電セラミックトゥイーター「VST」(Vertical Support Tweeter)だ。
20kHz以上の高域音は非常に高い直進性があり、ユニットと耳道が同軸にある必要がある。しかし、MA910SのようなユニバーサルIEMタイプの筐体に収める場合、同軸配置を前提とすると特性が損なわれてしまう。そこで、同軸上でなくとも同じような音質特性を得られるセラミックトゥイーターの開発が進められた。
新しいセラミックトゥイーター開発のヒントとなったのが、シンバルやオルゴールなどの分割振動。「ダイナミック型ドライバーからの音波をダイアフラム(振動板)に照射して振動を誘発する」という原理に行き着く。しかも、この仕組みなら振動板の寸法や材質、支持方法によって音質をコントロールも可能となる。
音質の鍵となる振動板には、「管楽器に多く用いられている赤銅」を基材とし、「粒立ちの良い高音を得るべくその表面に独自の特殊なセラミックコートを施した」そうだ。結果として、50kHz帯の指向角は、VSTの68度からRSTでは132度まで拡大している。
筐体内底面部にある小型の丸いデバイスは、筐体の音響補正を担う「HDSS」だ。HDSSはTBI Audio Systems LLCによる特許技術で、特殊なモジュールにより筐体内部の音響特性を改善するというもの。筐体がコンパクトなMA910SがHDSSを採用したことで、「小型の樹脂筐体では実現が難しかった広いサウンドステージ」を実現したそう。
品質へのこだわりは尽きない。ケーブルには、「音の分離感を高め、優れた定位感を実現する」ため、シルバーコートOFCとOFCのハイブリッド材を採用した。イヤーピースには、オリジナル品の「iSep01」を標準で付属。シリコンゴムの軟度を僅かに下げたことにより、優れた装着感と遮音性を両立したという。さらには、本革製のコードリールとキャリングポーチ、シリコン製の着脱式イヤーフックも付いている。10,000円クラスのIEMとは思えない充実振りだ。