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PR 公開日 2023/09/29 06:30

Bowers & Wilkinsのワイヤレスヘッドホン「Px7 S2e」。製品名に偽りなしの“進化”点を徹底分析!

上位モデルのDSPチューニングを採用
野村ケンジ
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Bowers & Wilkins、通称B&Wより、新しいヘッドホン「Px7 S2e」が登場した。こちら、「Px7 S2」の内蔵DSPチューニングを上位モデル「Px8」に施されたものへと変更、同時にその開発で培ったノウハウを活かすことで、更なるクオリティアップを押し進めた製品に進化しているという。型番末尾に加わった「e」は「Evolved(進化・発達した)」の意味が込められているそうだ。

デザイン面では下位モデルであるPx7 S2の洗練されたスタイルが気に入りつつもサウンドで上位機種Px8をチョイス、いままさに愛機として活用している自分にとって、その進化の程は大いに気になるところ。ということで、さっそくPx7 S2eを借用して実力のほどを確認してみることにした。


■品質と音質を兼ね揃えたB&Wの徹底的なこだわり



気になるサウンドについては後ほど、まずはPx7 S2eの詳細について紹介させてもらおう。

そもそもPx7 S2eは、軽量コンパクト、かつエレガントな外観を持つ密閉型ヘッドホン。Bluetoothでのワイヤレス接続に対応し、スマートフォンなどと接続してストリーミング配信などを気軽に楽しむことができる。また、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を搭載しているので、どんな場所でも音楽を存分に楽しむこともできる、そんな製品だ。

とはいえ、さすがB&Wというべきか、品質と音質の両面で徹底的なこだわりが盛り込まれている。たとえばイヤーパッドは、低反発フォームを採用しつつたっぷりとした厚みを持たせることで、高い密閉性を保ちつつ、メガネ使用者も蔓を押されることがないなど、快適な装着感を実現している。

低反発フォームを採用したイヤーパッド部

また、アラウンドイヤータイプでありながらコンパクトに纏められたハウジング部やヘッドバンド上側には、ファブリック調の素材が採用されるなど、独自のデザインコンセプトによって作り上げられており、上質さとカジュアルさが巧みに融合された、他社製ヘッドホンとは一線を画すスタイルに仕上がっている。この外観だけでも欲しいと思えてしまう、とてもエレガントな佇まいだ。

■ワイヤレスオーディオをとことん楽しめる充実の機能面



いっぽうで、機能面でもなかなかの充実っぷりを見せてくれる。まずANC機能は、片側3つ合計6つのマイクを採用し、さらにマイク位置や角度を最適化。音楽のダイナミクスやエネルギーを損なうことなく、不要なノイズだけを取り除く高精度なノイズキャンセリングを追求することで、音楽が存分に楽しめる、かつ良質な通話品質を実現しているという。

実際に試して見たところ、ANCの効き具合は至って自然。クーラーや空気清浄機のファンノイズ、電車内などで感じるノイジーな低域はしっかりマスクされ、音楽の迫力が損なわれない。なかなかに絶妙なセッティングといえる。

Bluetoothコーデックは、SBC、AACだけでなくaptX HDやaptX Adaptive(48kHz/24bit)にも対応。特にaptX Adaptive対応スマートフォンとの組み合わせでは、ワイヤレスでもハイレゾ相当の良サウンドで楽しむことができる。また、3.5mmステレオミニ端子のケーブルが付属されており、様々な機器と有線接続で繋いで音楽を楽しめる。

「Px7 S2e」の付属品。キャリングケースと充電用/デジタル接続用USBケーブル( Type-C to Type-C)、USB Type-C to 3.5mmの有線ケーブルを同梱する

さらに、USB-DAC機能が内蔵されているため、パソコンやスマートフォンなどとUSB接続することで、更なる良音質を楽しむこともできる。もちろんBluetoothワイヤレス接続が最も便利で手軽だが、利用できる機器が大きく広がってくれるため、2つの有線接続が用意されているのは大変ありがたい。

と、ここまでPx7 S2eの特徴をざっと紹介させてもらったが、実は機能面、外観ともに先代のPX7s2から多くを踏襲している。

今回の試聴のため、PX7s2、Px7 S2e両方を借用したのだが、送られてきた製品がどちらもブラックだったため、なかなか区別がつかなかった。しかし、よく見るとハウジングとイヤーバッドの境目にあるメッキリングがやや暗く調色。さらにシックな佇まいに仕上がった。

編集部撮影の比較写真。写真左が新モデルの「Px7 S2e」(クラウド・グレー)と、写真右の前モデル「Px7 S2」(グレー)。ハウジング部のロゴカラーが変更され、メッキリングのカラーリングがやや異なる

他のカラーについても、ブルーとグレーの2色はBowers & Wilkinsロゴの色が変更されたようだが、それ以外の点でデザイン上の差異は無い。ただし、カラーバリエーションはグリーンが増えて4色となっている。カラーの選択肢が増えたのは素直に嬉しいところ。

なお、本モデルの売りであるDSPチューニングのベースとなる上位機Px8にも、秋らしい色合いの「ロイヤルバーガンディ」が新色として投入され全3色展開になる。こちらも要注目だ。

上位モデル「Px8」にも新色“ロイヤルバーガンディ”が登場

次ページさらなる上質なサウンドに進化。「Px7 S2e」実聴インプレ

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