PR 公開日 2024/05/28 06:30
歴代CDプレーヤー名機を聴き比べ!マランツ「SACD 30n」「CD-34」「SA-1」一斉レビュー
当時を知る開発スタッフの貴重な証言も
音楽配信が当たり前になった今でも、CD再生を愛するオーディオファンは多い。そこで今回は、マランツの最新SACDプレーヤー「SACD 30n」と、歴代の名機「CD-34」「SA-1」とを評論家の大橋伸太郎氏が比較試聴。CDプレーヤー開発の歴史も紐解きながら、その魅力に迫った。
ストリーミング、ハイレゾファイルとアナログリバイバルに挟まれて、デジタルディスクメディアはいま少々旗色が悪い。しかし、ディスクには数々の優れた魅力がある。確立された再生互換性、安定の高音質、外部の環境変動への強さ、スムーズな操作性。トータルな完成度に比類がなくCDへの信頼とオーディオホビーでの主流感は揺るがない。
CDの基となった光学ディスクはオランダフィリップスがオリジネーターだが、CDフォーマットがスタートすると、親子関係にある企業であるマランツがいわば先鋒となってコンシューマーマーケットに数々の名機を送り出した。ごく最近も、2020年に「SACD 30n」がSACDの魅力と音質上の豊かなのびしろに気付かせた。
数多いマランツCDプレーヤーの過去と現在を代表する3機種を選びその再生音に耳を傾け、開発のビハインドストーリーにわけいってみよう。CDの黎明から今日までオーディオの扉を次々に押し開いてきたマランツ・ディスクプレーヤーの姿が浮かび上がってくる。
川崎市のディーアンドエムホールディングス、マランツ試聴室で筆者を出迎えてくれたのは、数々のアンプ、ディスクプレーヤーの開発に携わった現シニアサウンドマスターの澤田龍一氏と、現在の設計の最前線であるマランツサウンドマスターの尾形好宣氏。
そして筆者の前に最初に登場したマランツCDプレーヤーは1985年の大ベストセラー「CD-34」。CD普及の立役者といっていい。
CD黎明期からオーディオの扉を次々に開いてきたマランツの名CDプレーヤーたち
ストリーミング、ハイレゾファイルとアナログリバイバルに挟まれて、デジタルディスクメディアはいま少々旗色が悪い。しかし、ディスクには数々の優れた魅力がある。確立された再生互換性、安定の高音質、外部の環境変動への強さ、スムーズな操作性。トータルな完成度に比類がなくCDへの信頼とオーディオホビーでの主流感は揺るがない。
CDの基となった光学ディスクはオランダフィリップスがオリジネーターだが、CDフォーマットがスタートすると、親子関係にある企業であるマランツがいわば先鋒となってコンシューマーマーケットに数々の名機を送り出した。ごく最近も、2020年に「SACD 30n」がSACDの魅力と音質上の豊かなのびしろに気付かせた。
数多いマランツCDプレーヤーの過去と現在を代表する3機種を選びその再生音に耳を傾け、開発のビハインドストーリーにわけいってみよう。CDの黎明から今日までオーディオの扉を次々に押し開いてきたマランツ・ディスクプレーヤーの姿が浮かび上がってくる。
1985年発売の大ベストセラー機「CD-34」。当時を知る開発陣の貴重な証言
川崎市のディーアンドエムホールディングス、マランツ試聴室で筆者を出迎えてくれたのは、数々のアンプ、ディスクプレーヤーの開発に携わった現シニアサウンドマスターの澤田龍一氏と、現在の設計の最前線であるマランツサウンドマスターの尾形好宣氏。
そして筆者の前に最初に登場したマランツCDプレーヤーは1985年の大ベストセラー「CD-34」。CD普及の立役者といっていい。
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