公開日 2020/07/08 06:40
富山の女性用肌着メーカーが作ったマスクが、ユニクロより快適だった
布マスクながら呼吸しやすい
先日ユニクロのエアリズムマスクを購入し、レビューを書いたところ、多くの反響を頂いた。そのあとも何度か着けて生活してみたが、呼吸がかなりしづらく、普段使いはなかなか厳しい、という感想は変わらない。
そんな中、富山県にあるエステアールという会社からメールを頂いた。本文には、女性用肌着の製造企業であること、異業種ながらマスクの生産を行っていることなどが説明されていた。
そして「貴Webの購読者様は男性が多いと勝手に思っております」という記載の後に、「男性にはあまり知られていない『女性用肌着生地』の素晴らしさを知っていただければと思います」と、ここだけ赤字で書かれていた。反応しないわけにはいかない。
今回エステアールが作ったマスクの特徴には、「女性肌着用ニット生地を使っているため、極薄でしなやかな質感」「接触冷感効果が高いひんやり素材」「柔らかな素材で耳が痛くない」「呼吸が楽」「洗って速乾、何度でも使える」などと書かれている。これらの特徴は、気温が上がってきたいま、私が切望しているものだ。さっそく使ってみた。
サイズ展開はXXS/XS/S/M/Lの5サイズ展開。XXSとXSが用意されているのは、子供用マスクを探している方にはうれしいポイントだ。価格は2枚入りで770円(税込)。1枚あたりの価格は、ユニクロより少しだけ高い。
使ってみた結論からいうと、呼吸のしやすさ、涼感、装着感などは、ユニクロのエアリズムマスクより遙かに上だ。
ユニクロのエアリズムマスクは、細菌や花粉などの粒子を99%カットするフィルター、紫外線を90%カットするメッシュ素材、そして汗ばんでもなめらかな肌触りを維持するエアリズム素材の3層構造となっている。つまり、マスクとしての防御性能をしっかり確保した、万全の構造だ。逆に言うと、多少息苦しくても仕方がない構造とも言える。
それに対してエステアールのニット生地マスクは、口に当たる部分は2層構造とするなど、飛沫拡散防止効果を担保しているとのことだが、「ウイルス・花粉をカットするなど、医療用のマスクではない」と書かれている。ユニクロのエアリズムマスクとは違い、ガチガチにガードできるわけではないが、装着性を高めたという理解でよいだろう。
エステアールのニット生地マスクを着けてみると、とても柔らかい素材なのに、マスク中心部の強度が確保されている。中心部が、まるでポリウレタン素材のマスクのような複雑な曲線を描いている。この立体的な形状のため、口元にしっかりとスペースができ、会話しやすい。ある程度口を大きく開けて話しても会話できるほどだ。
そして、着けたときのひんやりとした感覚も、「冷たい」というほどではないが、ほどよい心地よさを実現している。
呼吸のしやすさについても、「これが布マスクなのか」と驚くほど快適だ。不織布マスクと遜色ないほどだ。同社では運動時にも使えるほど酸素の摂取量が多いことを、試験で確認しているという。不織布マスクとは違い、この商品は洗って使えるわけで、それも嬉しいポイントだ。
もう一つ感動したのは、耳掛け部の当たりの柔らかさだ。今回はLサイズを試用したが、長時間着けていても痛くないだけでなく、耳に掛かっていることを忘れてしまうほどだった。
一点だけ、汗をかいたときに装着していると、肌に布がくっついてしまうのが気になったが、これは他のマスクにとっても共通の課題だろう。
総じて、とてもコストパフォーマンスが高い製品だ。自分用だけでなく、妻や子供のぶんも購入することに決めた。
そんな中、富山県にあるエステアールという会社からメールを頂いた。本文には、女性用肌着の製造企業であること、異業種ながらマスクの生産を行っていることなどが説明されていた。
そして「貴Webの購読者様は男性が多いと勝手に思っております」という記載の後に、「男性にはあまり知られていない『女性用肌着生地』の素晴らしさを知っていただければと思います」と、ここだけ赤字で書かれていた。反応しないわけにはいかない。
今回エステアールが作ったマスクの特徴には、「女性肌着用ニット生地を使っているため、極薄でしなやかな質感」「接触冷感効果が高いひんやり素材」「柔らかな素材で耳が痛くない」「呼吸が楽」「洗って速乾、何度でも使える」などと書かれている。これらの特徴は、気温が上がってきたいま、私が切望しているものだ。さっそく使ってみた。
サイズ展開はXXS/XS/S/M/Lの5サイズ展開。XXSとXSが用意されているのは、子供用マスクを探している方にはうれしいポイントだ。価格は2枚入りで770円(税込)。1枚あたりの価格は、ユニクロより少しだけ高い。
使ってみた結論からいうと、呼吸のしやすさ、涼感、装着感などは、ユニクロのエアリズムマスクより遙かに上だ。
ユニクロのエアリズムマスクは、細菌や花粉などの粒子を99%カットするフィルター、紫外線を90%カットするメッシュ素材、そして汗ばんでもなめらかな肌触りを維持するエアリズム素材の3層構造となっている。つまり、マスクとしての防御性能をしっかり確保した、万全の構造だ。逆に言うと、多少息苦しくても仕方がない構造とも言える。
それに対してエステアールのニット生地マスクは、口に当たる部分は2層構造とするなど、飛沫拡散防止効果を担保しているとのことだが、「ウイルス・花粉をカットするなど、医療用のマスクではない」と書かれている。ユニクロのエアリズムマスクとは違い、ガチガチにガードできるわけではないが、装着性を高めたという理解でよいだろう。
エステアールのニット生地マスクを着けてみると、とても柔らかい素材なのに、マスク中心部の強度が確保されている。中心部が、まるでポリウレタン素材のマスクのような複雑な曲線を描いている。この立体的な形状のため、口元にしっかりとスペースができ、会話しやすい。ある程度口を大きく開けて話しても会話できるほどだ。
そして、着けたときのひんやりとした感覚も、「冷たい」というほどではないが、ほどよい心地よさを実現している。
呼吸のしやすさについても、「これが布マスクなのか」と驚くほど快適だ。不織布マスクと遜色ないほどだ。同社では運動時にも使えるほど酸素の摂取量が多いことを、試験で確認しているという。不織布マスクとは違い、この商品は洗って使えるわけで、それも嬉しいポイントだ。
もう一つ感動したのは、耳掛け部の当たりの柔らかさだ。今回はLサイズを試用したが、長時間着けていても痛くないだけでなく、耳に掛かっていることを忘れてしまうほどだった。
一点だけ、汗をかいたときに装着していると、肌に布がくっついてしまうのが気になったが、これは他のマスクにとっても共通の課題だろう。
総じて、とてもコストパフォーマンスが高い製品だ。自分用だけでなく、妻や子供のぶんも購入することに決めた。