公開日 2021/10/02 07:00
テレビの音も強化、予算10万円台から始める「リビングオーディオ」のススメ
話題のモデルの比較視聴も!
■「テレビ」を中心に据えた“リビングオーディオ”の楽しみ
昨今は在宅時間が増えたこともあり、音楽をいい音で楽しみたい、レコードやサブスクをじっくりと高音質で楽しみたい、というニーズが急増している。その一方で、オーディオを始めたいけれど何から揃えてよいか分からない、置き場所に苦労しそう、なんだかお金が掛かりそうなど、どのように始めてよいか悩む方も多くいらっしゃるかと思う。しかしながら、今の時代は、オーディオ環境は至極シンプルに、かつ手軽に始められる状況にあると断言できる。
そのカギとなるのが、「テレビ」の存在である。テレビは、インターネットやサブスクリプションサービス、動画配信サービスなどの台頭によって、コンテンツそのものや視聴体験が多様化された今の時代においても、いまだにリビングや家族団欒の中心的存在である。
ここでは、テレビを拡張する形で始められる新しいスタイルのオーディオの楽しみ、「リビングオーディオ」を新たに提案したい。そのための重要なアイテムとなるのが、近年、デノンやマランツ、ヤマハ、オンキヨーなどから登場しているHDMI端子を装備したオーディオアンプ(レシーバーとも呼ばれる)である。
■オーディオ再生に必要な3つの機器
「オーディオ」というと、色々な意味で少し躊躇してしまうかもしれない。具体的な話に入る前に、まずはオーディオシステムの基本を見ておきたい。
そもそも、オーディオ機器は以下の3種類に大別される。
まずは「(1)プレーヤー」、いわゆる音楽を再生する装置で、CDプレーヤー、レコードプレーヤー、ネットワークスプレーヤー/ストリーマーなどが含まれる。
次に、「(2)アンプ」で、スピーカーを駆動するアンプ、ヘッドホンを駆動するヘッドホンアンプ、レコード再生に必要なフォノイコライザーなど、ソース機器から受け渡された信号を増幅したりコントロールする機器である。
そして最後が「(3)音の出口」で、(2)で増幅された信号を受け取って、電気信号を再び空気の振動として蘇らせ音を奏でる。具体的にはスピーカーやヘッドホン/イヤホンなどが含まれる。
(1)〜(3)までの機能をすべて備えたもの(代表的なものにはスマートフォンも!)、(1)プレーヤー+(2)アンプまで、(2)アンプ+(3)スピーカーが一体となったものなど、複数の機能を併せ持ったものも多く存在するが、オーディオの楽しみは本来、この(1)〜(3)をどのように自分好みに組み合わせて、満足度の高いシステムを構築するのか、ということにある。
■テレビ周りのスペースを活用して音質を強化!
近年発売されているHDMI端子をもつアンプは、単にアンプ(増幅)機能のみならず、サブスク対応を含むネットワークプレーヤー機能も搭載したモデルが増えてきている。つまり、これとスピーカーさえ揃えれば、すぐに本格的なオーディオ再生への入り口が開けるのである。
例えば、テレビの両脇にスピーカーを設置して、テレビボードの中にアンプを入れる。まずはこれだけでオーディオをスタートすることができる。これらの機器は、テレビにまつわる音声部分の一切を拡張・強化するツールとなるので、テレビを利用する家族全員にメリットがある。
機材の一例として、デノンのAVアンプ「AVR-X1600H」と、モニターオーディオのブックシェルフ・スピーカー「Bronze 50-6G」を揃えれば、実売価格にして合計10万円程度で、立派なオーディオシステムを整えることができるのだ。
この状態で楽しめるのは、テレビで楽しめる映像コンテンツのすべて、地上波番組はもとよりテレビがYoutubeなどに対応していればそれらにもすべて対応する(最近はAndroid TVを搭載したテレビも増えており、アプリをインストールすることでNetflixやPrime Videoなども楽しめる)。またSpotify/Amazon musicといったストリーミングサービス(サービスへの登録が必要)、インターネットラジオ、スマートデバイスからのBluetooth再生などである。また、PlayStationやNintendo Switchといった最新のゲーム機もHDMIを搭載している。ゲームのサウンドをスピーカーから出力することで、より没入感のあるゲーム体験が実現できるだろう。
テレビは年々薄型化しており、その結果どうしても音質面は犠牲にされがちなこともある。しかし、HDMI搭載のアンプとスピーカーをテレビ周りに揃えるだけで、映像/ゲームコンテンツを迫力ある音で楽しめることに加え、多彩なオーディオ再生も可能なのである。
昨今は在宅時間が増えたこともあり、音楽をいい音で楽しみたい、レコードやサブスクをじっくりと高音質で楽しみたい、というニーズが急増している。その一方で、オーディオを始めたいけれど何から揃えてよいか分からない、置き場所に苦労しそう、なんだかお金が掛かりそうなど、どのように始めてよいか悩む方も多くいらっしゃるかと思う。しかしながら、今の時代は、オーディオ環境は至極シンプルに、かつ手軽に始められる状況にあると断言できる。
そのカギとなるのが、「テレビ」の存在である。テレビは、インターネットやサブスクリプションサービス、動画配信サービスなどの台頭によって、コンテンツそのものや視聴体験が多様化された今の時代においても、いまだにリビングや家族団欒の中心的存在である。
ここでは、テレビを拡張する形で始められる新しいスタイルのオーディオの楽しみ、「リビングオーディオ」を新たに提案したい。そのための重要なアイテムとなるのが、近年、デノンやマランツ、ヤマハ、オンキヨーなどから登場しているHDMI端子を装備したオーディオアンプ(レシーバーとも呼ばれる)である。
■オーディオ再生に必要な3つの機器
「オーディオ」というと、色々な意味で少し躊躇してしまうかもしれない。具体的な話に入る前に、まずはオーディオシステムの基本を見ておきたい。
そもそも、オーディオ機器は以下の3種類に大別される。
まずは「(1)プレーヤー」、いわゆる音楽を再生する装置で、CDプレーヤー、レコードプレーヤー、ネットワークスプレーヤー/ストリーマーなどが含まれる。
次に、「(2)アンプ」で、スピーカーを駆動するアンプ、ヘッドホンを駆動するヘッドホンアンプ、レコード再生に必要なフォノイコライザーなど、ソース機器から受け渡された信号を増幅したりコントロールする機器である。
そして最後が「(3)音の出口」で、(2)で増幅された信号を受け取って、電気信号を再び空気の振動として蘇らせ音を奏でる。具体的にはスピーカーやヘッドホン/イヤホンなどが含まれる。
(1)〜(3)までの機能をすべて備えたもの(代表的なものにはスマートフォンも!)、(1)プレーヤー+(2)アンプまで、(2)アンプ+(3)スピーカーが一体となったものなど、複数の機能を併せ持ったものも多く存在するが、オーディオの楽しみは本来、この(1)〜(3)をどのように自分好みに組み合わせて、満足度の高いシステムを構築するのか、ということにある。
■テレビ周りのスペースを活用して音質を強化!
近年発売されているHDMI端子をもつアンプは、単にアンプ(増幅)機能のみならず、サブスク対応を含むネットワークプレーヤー機能も搭載したモデルが増えてきている。つまり、これとスピーカーさえ揃えれば、すぐに本格的なオーディオ再生への入り口が開けるのである。
例えば、テレビの両脇にスピーカーを設置して、テレビボードの中にアンプを入れる。まずはこれだけでオーディオをスタートすることができる。これらの機器は、テレビにまつわる音声部分の一切を拡張・強化するツールとなるので、テレビを利用する家族全員にメリットがある。
機材の一例として、デノンのAVアンプ「AVR-X1600H」と、モニターオーディオのブックシェルフ・スピーカー「Bronze 50-6G」を揃えれば、実売価格にして合計10万円程度で、立派なオーディオシステムを整えることができるのだ。
この状態で楽しめるのは、テレビで楽しめる映像コンテンツのすべて、地上波番組はもとよりテレビがYoutubeなどに対応していればそれらにもすべて対応する(最近はAndroid TVを搭載したテレビも増えており、アプリをインストールすることでNetflixやPrime Videoなども楽しめる)。またSpotify/Amazon musicといったストリーミングサービス(サービスへの登録が必要)、インターネットラジオ、スマートデバイスからのBluetooth再生などである。また、PlayStationやNintendo Switchといった最新のゲーム機もHDMIを搭載している。ゲームのサウンドをスピーカーから出力することで、より没入感のあるゲーム体験が実現できるだろう。
テレビは年々薄型化しており、その結果どうしても音質面は犠牲にされがちなこともある。しかし、HDMI搭載のアンプとスピーカーをテレビ周りに揃えるだけで、映像/ゲームコンテンツを迫力ある音で楽しめることに加え、多彩なオーディオ再生も可能なのである。