公開日 2017/06/22 12:30
ミュージシャン目線でハイレゾスマホをチェック
<インタビュー>『昼顔』挿入歌を歌うジャズシンガー・青木カレンが語る“GRANBEAT”の魅力
構成:PHILE WEB編集部
オンキヨーから『スマートフォン史上最高の音質』をコンセプトとした、ハイレゾ対応スマートフォン“GRANBEAT”。世界初のフルバランス駆動回路とバランス出力端子を搭載するなど、音に一切の妥協をせず開発したという本機は、ハイレゾ音源だけでなくCDリッピングやストリーミング音源も良い音で楽しめる。
今回、6月10日公開の映画「昼顔」の挿入歌『Never Again』を歌っている、ジャズ・シンガーの青木カレンさんに登場いただき、ミュージシャン目線で感じたGRANBEATの魅力を語っていただいた。
■“GRANBEAT”では「音の粒子が細かく、繊細な変化も感じられる」
ーー 今日はハイレゾスマホ“GRANBEAT”を試していただきましたが、聴いてみた感想はいかがですか?
青木カレンさん(以下、カレンさん):音の粒子がすごく細かいな、と感じました。今試聴したのは、ベスト・アルバムに収録している「Sunday Morning」「Sugar Cake」「Englishman In New York」の3曲なんですけど、「Sunday Morning」はニューヨークのスタジオでわざと古い手法を使ってレコーディングしたんですね。バンドの音を各パートごとではなく、大きなマイクで全体を録音するという形で行ったので、他の楽曲と比べてすごく空気の音が入っていて、奥行きがある楽曲になっているんですが、その空気感がすごく感じられました。
あと、ベスト盤の「Englishman In New York」ではマスタリングでオリジナルバージョンと少し音を変えているんですね。少し音を凝縮したというか、倍音を削ったところがあるんですが、特に高音の部分などでその変化も感じることができましたね。
ーー ふだん、ご自身のスマートフォンでも音楽は聴きますか?
カレンさん: 聴きますよ。今は新しい作品作りをしている最中なのですが、電車の中だったりそういった環境でどういう風に聴こえるのか、音の確認として聴くことが多いです。昔は、CDやMDプレーヤーだったりを使って外でも音楽を聴いてましたね。ラジオを録音して自分だけのオリジナルMDとか作ってました。
ーー GRANBEATはバランス接続もできるなど特に音質に特化したスマホなんですが、こうした高音質化についてはどう思われますか?
カレンさん: すごく良いことだと思います。やっぱりミュージシャン自身も配信音楽を聴く機会も増えていると思いますし、そうした音楽に対するニーズが変わっていることも体感しているんですよね。私自身、高校時代は通学に往復3時間かかっていたんですが、その時間にたくさんの音楽を聴いてきて、その経験がすごく今の自分に影響していると思いますし、そういう意味でもたくさんの音楽を持ち歩いていつでも聴ける環境があるって、素晴らしいことだと思います。
ただ、音質がベストな状態より少し落ちてしまうというのは、作り手からすると寂しいというか残念な部分はあります。なので、スマホでもより良い音で聴けたり、ハイレゾ配信のように実際に録音した音との差が縮まっていくことは、私たちからすると「アウトプットをもっと良いものにしていこう」というモチベーションに繋がりますし、手を抜けないなと、より強く思います。
ーー 普段はパイオニアのミニDAP“private”を使用されていると伺いましたが、そちらの印象はどうでしょうか。
カレンさん: privateの方もGRANBEATと特性が近くて、粒子が細かいな〜という印象があります。低音〜高音まで、満遍なく忠実な音を再現してくれるところが良いですね。イヤホンなどでも、製品によっては中低音が強く出るものだったり色々あると思いますが、私はそのアーティストが表現したい音を聴きたいと思うので、元の音を忠実に再現してくれるデバイスが好きなんです。なのでどちらもその点がお気に入りですね。
ーー なるほど。カレンさんの楽曲はe-onkyo mucicでハイレゾ配信もされていますが(楽曲はこちら)、ハイレゾ配信されることをご自身で意識されることはありますか?
カレンさん: そうですね、ジャズのファンの方はハイレゾで聴かれる方も多いと思うので、レコーディングの時点である程度意識はしています。ジャズって、元々なるべく良い音で聴いてほしいと考えている人が特に多いジャンルだと思うんですね。なので、ハイレゾに合わせて何かを変えるというより、アウトプットされる音が実際に作り上げたオリジナルの音に近づいていることは、すごく魅力的なことだと思います。
■『Never Again』は、劇中で語られない主人公の心の内を表現した一曲
ーー 普段はどういった環境で音楽を聴かれることが多いですか?
カレンさん: 今はレコーディングが続いているので、スタジオで大きな音で聴くことが多いですね。プライベートだと、ヘッドホンもイヤホンもどちらも使いますね。スタジオ用のモニターヘッドホンで音の確認をしたり、自分でも合わせて10個くらい持っているんですが、今はパイオニアの「SE-CH5BL」を普段よく使用しています。
今のようなレコーディング中は、自宅の環境での聴こえ方も確認したいので、自分の楽曲をチェックするために聴くことが多いですね。自分の作品作りをしている時って、他の音楽を聴きすぎると結構影響を受けてしまうこともあるんですね。なのでここ最近は、他のアーティストの方の楽曲は全然聴いていません(笑)。
今回、6月10日公開の映画「昼顔」の挿入歌『Never Again』を歌っている、ジャズ・シンガーの青木カレンさんに登場いただき、ミュージシャン目線で感じたGRANBEATの魅力を語っていただいた。
■“GRANBEAT”では「音の粒子が細かく、繊細な変化も感じられる」
ーー 今日はハイレゾスマホ“GRANBEAT”を試していただきましたが、聴いてみた感想はいかがですか?
青木カレンさん(以下、カレンさん):音の粒子がすごく細かいな、と感じました。今試聴したのは、ベスト・アルバムに収録している「Sunday Morning」「Sugar Cake」「Englishman In New York」の3曲なんですけど、「Sunday Morning」はニューヨークのスタジオでわざと古い手法を使ってレコーディングしたんですね。バンドの音を各パートごとではなく、大きなマイクで全体を録音するという形で行ったので、他の楽曲と比べてすごく空気の音が入っていて、奥行きがある楽曲になっているんですが、その空気感がすごく感じられました。
あと、ベスト盤の「Englishman In New York」ではマスタリングでオリジナルバージョンと少し音を変えているんですね。少し音を凝縮したというか、倍音を削ったところがあるんですが、特に高音の部分などでその変化も感じることができましたね。
ーー ふだん、ご自身のスマートフォンでも音楽は聴きますか?
カレンさん: 聴きますよ。今は新しい作品作りをしている最中なのですが、電車の中だったりそういった環境でどういう風に聴こえるのか、音の確認として聴くことが多いです。昔は、CDやMDプレーヤーだったりを使って外でも音楽を聴いてましたね。ラジオを録音して自分だけのオリジナルMDとか作ってました。
ーー GRANBEATはバランス接続もできるなど特に音質に特化したスマホなんですが、こうした高音質化についてはどう思われますか?
カレンさん: すごく良いことだと思います。やっぱりミュージシャン自身も配信音楽を聴く機会も増えていると思いますし、そうした音楽に対するニーズが変わっていることも体感しているんですよね。私自身、高校時代は通学に往復3時間かかっていたんですが、その時間にたくさんの音楽を聴いてきて、その経験がすごく今の自分に影響していると思いますし、そういう意味でもたくさんの音楽を持ち歩いていつでも聴ける環境があるって、素晴らしいことだと思います。
ただ、音質がベストな状態より少し落ちてしまうというのは、作り手からすると寂しいというか残念な部分はあります。なので、スマホでもより良い音で聴けたり、ハイレゾ配信のように実際に録音した音との差が縮まっていくことは、私たちからすると「アウトプットをもっと良いものにしていこう」というモチベーションに繋がりますし、手を抜けないなと、より強く思います。
ーー 普段はパイオニアのミニDAP“private”を使用されていると伺いましたが、そちらの印象はどうでしょうか。
カレンさん: privateの方もGRANBEATと特性が近くて、粒子が細かいな〜という印象があります。低音〜高音まで、満遍なく忠実な音を再現してくれるところが良いですね。イヤホンなどでも、製品によっては中低音が強く出るものだったり色々あると思いますが、私はそのアーティストが表現したい音を聴きたいと思うので、元の音を忠実に再現してくれるデバイスが好きなんです。なのでどちらもその点がお気に入りですね。
ーー なるほど。カレンさんの楽曲はe-onkyo mucicでハイレゾ配信もされていますが(楽曲はこちら)、ハイレゾ配信されることをご自身で意識されることはありますか?
カレンさん: そうですね、ジャズのファンの方はハイレゾで聴かれる方も多いと思うので、レコーディングの時点である程度意識はしています。ジャズって、元々なるべく良い音で聴いてほしいと考えている人が特に多いジャンルだと思うんですね。なので、ハイレゾに合わせて何かを変えるというより、アウトプットされる音が実際に作り上げたオリジナルの音に近づいていることは、すごく魅力的なことだと思います。
■『Never Again』は、劇中で語られない主人公の心の内を表現した一曲
ーー 普段はどういった環境で音楽を聴かれることが多いですか?
カレンさん: 今はレコーディングが続いているので、スタジオで大きな音で聴くことが多いですね。プライベートだと、ヘッドホンもイヤホンもどちらも使いますね。スタジオ用のモニターヘッドホンで音の確認をしたり、自分でも合わせて10個くらい持っているんですが、今はパイオニアの「SE-CH5BL」を普段よく使用しています。
今のようなレコーディング中は、自宅の環境での聴こえ方も確認したいので、自分の楽曲をチェックするために聴くことが多いですね。自分の作品作りをしている時って、他の音楽を聴きすぎると結構影響を受けてしまうこともあるんですね。なのでここ最近は、他のアーティストの方の楽曲は全然聴いていません(笑)。