公開日 2017/01/31 07:00
22.6MHz DSDに対応
OPPO「Sonica DAC」は9.8万円、2月上旬発売。ES9038PRO搭載のネットワーク対応USB-DAC
編集部:小澤貴信
OPPO Digital Japanは、ESS Technologyの最上位DACチップ「ES9038PRO」を搭載したUSB-DAC/ネットワークプレーヤー「Sonica DAC」を2月上旬より発売する。価格はオープンだが、98,000円前後での実売が予想される。
Sonica DACは昨年冬に開催された各イベントに参考出展されていたが(関連ニュース)、今回正式発表されたかたちだ。
10万円を切る価格で、ハイエンド機でもまだ採用実績が限られている「ES9038PRO」を搭載。USB-DAC機能に加えて、ネットワーク再生にも対応する。USB-DAC機能では、768kHz/32bit PCM、22.6MHz DSD(DSD512)の再生が可能だ。
主要な音楽ストリーミングにも対応したほか、iOS/Android向けの専用コントロールアプリも用意する。同軸/光デジタル入力、アナログ入力も備え、プリアンプ機能も搭載している。Wi-Fi/Bluetoothも内蔵。アナログ出力はXLRおよびRCAを1系統ずつ備える。
■ES9038PRO採用で22.6MHz DSDの再生に対応
本機のDAC部に採用されたES9038PROは、2016年に発表されたESS Technologyの最上位DACチップ。32bit HyperStream2テクノロジーを採用しており、ダイナミックレンジ140dB、THD+N -122dBというスペックを実現している。
USB-DAC(USB-B入力)は、768kHz/32bit PCM、22.6MHz DSD(DSD512)の再生に対応。アシンクロナス伝送モードに対応しており、本機内蔵の高精度クロックを最大限に活かすことができる。なおDSDについては、ASIOおよびDoPに対応。Macとの接続でも、DoP方式により最大11.2MHz DSDの再生が可能となっている。
ネットワーク再生(LAN入力)については、最大で192kHz/24bit PCMおよび2.8MHz DSDの再生に対応。主な対応オーディオフォーマットは、PCM系がWAV/AIFF/FLAC/ALAC/APE/OGG/AAC/WMA。DSD系がDSF/DFFとなる。AirPlayによる再生も可能だ。
USB-A端子にUSBストレージを接続してのファイル再生にも対応。こちらも192kHz/24bit PCMおよび2.8MHz DSDの再生が可能で、対応フォーマットはネットワーク再生のそれに準じている。同軸/光デジタル入力は、192kHz/24bitまでの入力に対応する。
ネットワーク再生およびUSBストレージ再生時には、専用アプリ「Sonica APP」を使って、スマートフォンやタブレットから各種操作やサーバーのブラウジングができる(詳細は後述)。
音楽ストリーミングについてはSpotify、およびロスレスでストリーミングを行うTIDALの再生に対応。こちらも専用アプリ、Sonica APPから再生操作が行える。なおTIDALは日本でサービス展開されていない。
また上述の通りWi-FiおよびBluetoothを内蔵。Bluetoothはver4.1で、SBCコーデックに対応する。
フルバランス設計を採用するなど、アナログ回路を充実させたことも特徴。DACチップからXLR出力に至るまで、完全な差動出力・伝送設計を採用。またRCAアナログ出力も差動出力を合成して生成している。
オーディオ回路用電源には、IEコアトランスと比べ効率に優れ、磁束洩れも低いトロイダルコアトランスを採用した専用電源回路を搭載。強力な電源とフル・バランス設計の相乗効果によって、優れた性能を実現したとしている。
■専用アプリ「Sonica APP」
専用アプリ「Sonica APP」は、Android/iOS版を用意。それぞれスマホ/タブレット、iPhone/iPad向けのデザインを用意している。
ネットワーク再生の操作は、サーバーの閲覧や再生操作に加えて、キュー再生(プレイリスト再生)機能も備えている。SpotifyやTIDALの再生についても、アプリからブラウズや再生が行える(Spotifyの場合はSpotifyアプリが立ち上がって連動する)。
Sonica DACに接続したUSBストレージ内の閲覧や再生もアプリから操作できる。アプリをインストールしているデバイスに保存した音源の再生も可能だ。入力切り替えや音量調整(ボリューム可変時)も操作できる。
■主な仕様
XLRオーディオ出力の出力レベルは4±0.4 Vrms、周波数特性は20Hz〜160kHz(+0/-2.4dB)、THD+N(1kHz, A Weight, 20Hz〜20kHz)は<-115dB、チャンネルセパレーションは>120dB、S/N(A Weight, 20Hz〜20kHz)は>120dB、ダイナミックレンジ(1kHz at -60dBFS, A Weight, 20Hz〜20kHz)は>120dB。
消費電力は30W(待機時0.5W)。外形寸法は254W×76H×360Dmm、質量は4.7kg。
Sonica DACは昨年冬に開催された各イベントに参考出展されていたが(関連ニュース)、今回正式発表されたかたちだ。
10万円を切る価格で、ハイエンド機でもまだ採用実績が限られている「ES9038PRO」を搭載。USB-DAC機能に加えて、ネットワーク再生にも対応する。USB-DAC機能では、768kHz/32bit PCM、22.6MHz DSD(DSD512)の再生が可能だ。
主要な音楽ストリーミングにも対応したほか、iOS/Android向けの専用コントロールアプリも用意する。同軸/光デジタル入力、アナログ入力も備え、プリアンプ機能も搭載している。Wi-Fi/Bluetoothも内蔵。アナログ出力はXLRおよびRCAを1系統ずつ備える。
■ES9038PRO採用で22.6MHz DSDの再生に対応
本機のDAC部に採用されたES9038PROは、2016年に発表されたESS Technologyの最上位DACチップ。32bit HyperStream2テクノロジーを採用しており、ダイナミックレンジ140dB、THD+N -122dBというスペックを実現している。
USB-DAC(USB-B入力)は、768kHz/32bit PCM、22.6MHz DSD(DSD512)の再生に対応。アシンクロナス伝送モードに対応しており、本機内蔵の高精度クロックを最大限に活かすことができる。なおDSDについては、ASIOおよびDoPに対応。Macとの接続でも、DoP方式により最大11.2MHz DSDの再生が可能となっている。
ネットワーク再生(LAN入力)については、最大で192kHz/24bit PCMおよび2.8MHz DSDの再生に対応。主な対応オーディオフォーマットは、PCM系がWAV/AIFF/FLAC/ALAC/APE/OGG/AAC/WMA。DSD系がDSF/DFFとなる。AirPlayによる再生も可能だ。
USB-A端子にUSBストレージを接続してのファイル再生にも対応。こちらも192kHz/24bit PCMおよび2.8MHz DSDの再生が可能で、対応フォーマットはネットワーク再生のそれに準じている。同軸/光デジタル入力は、192kHz/24bitまでの入力に対応する。
ネットワーク再生およびUSBストレージ再生時には、専用アプリ「Sonica APP」を使って、スマートフォンやタブレットから各種操作やサーバーのブラウジングができる(詳細は後述)。
音楽ストリーミングについてはSpotify、およびロスレスでストリーミングを行うTIDALの再生に対応。こちらも専用アプリ、Sonica APPから再生操作が行える。なおTIDALは日本でサービス展開されていない。
また上述の通りWi-FiおよびBluetoothを内蔵。Bluetoothはver4.1で、SBCコーデックに対応する。
フルバランス設計を採用するなど、アナログ回路を充実させたことも特徴。DACチップからXLR出力に至るまで、完全な差動出力・伝送設計を採用。またRCAアナログ出力も差動出力を合成して生成している。
オーディオ回路用電源には、IEコアトランスと比べ効率に優れ、磁束洩れも低いトロイダルコアトランスを採用した専用電源回路を搭載。強力な電源とフル・バランス設計の相乗効果によって、優れた性能を実現したとしている。
■専用アプリ「Sonica APP」
専用アプリ「Sonica APP」は、Android/iOS版を用意。それぞれスマホ/タブレット、iPhone/iPad向けのデザインを用意している。
ネットワーク再生の操作は、サーバーの閲覧や再生操作に加えて、キュー再生(プレイリスト再生)機能も備えている。SpotifyやTIDALの再生についても、アプリからブラウズや再生が行える(Spotifyの場合はSpotifyアプリが立ち上がって連動する)。
Sonica DACに接続したUSBストレージ内の閲覧や再生もアプリから操作できる。アプリをインストールしているデバイスに保存した音源の再生も可能だ。入力切り替えや音量調整(ボリューム可変時)も操作できる。
■主な仕様
XLRオーディオ出力の出力レベルは4±0.4 Vrms、周波数特性は20Hz〜160kHz(+0/-2.4dB)、THD+N(1kHz, A Weight, 20Hz〜20kHz)は<-115dB、チャンネルセパレーションは>120dB、S/N(A Weight, 20Hz〜20kHz)は>120dB、ダイナミックレンジ(1kHz at -60dBFS, A Weight, 20Hz〜20kHz)は>120dB。
消費電力は30W(待機時0.5W)。外形寸法は254W×76H×360Dmm、質量は4.7kg。
- トピック
- ネットワークオーディオプレーヤー
- USB-DAC
- OPPO
- ジャンルD/Aコンバーター
- ブランドOPPO
- 型番Sonica DAC
- 発売日2017年2月上旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格98,000円前後)
【SPEC】●電源:AC 100V / 220V 50/60 Hz ●消費電力:30 W (動作時), 0.5 W (待機時) ●トリガー入力仕様:3.5 V 〜 15 V, 10 mA (最少)●トリガー出力仕様:12V, 100 mA (最大) ●外形寸法:254W×76H×360Dmm ●質量:4.7kg