公開日 2017/12/12 19:02
プリアンプはDACモジュール搭載可能
Dan D’Agostino、PROGRESSIONシリーズのプリアンプとステレオパワーアンプ
編集部:小澤貴信
アクシスは、同社が取り扱う米Dan D’Agostinoのプリアンプ「PROGRESSION PREAMPLIFIER」とパワーアンプ「PROGRESSION STEREO POWER AMPLIFIER」を12月より発売する。カラーはいずれもシルバーとブラックを用意する。
・「PROGRESSION PREAMPLIFIER」3,500,000円(税抜)
・「PROGRESSION STEREO POWER AMPLIFIER」3,500,000円(税抜)
いずれも同ブランドの最新しいシリーズ「PROGRESSION」に加わるモデルとなる。
PROGRESSION PREAMPLIFIERは同シリーズ初のプリアンプ。旗艦プリアンプ「MOMENTUM PREAMPLIFIER」の基幹技術を踏襲しつつ、新機能を搭載した。
具体的には、デジタルモジュールをオプション装備できるようになり、さらに2系統のゾーン独立出力機能も搭載した。
デジタルモジュールはUSB、同軸/光デジタルに対応。コンプリートディファレンシャル駆動のバランスDACによって、最大384KHz/24bitのPCMおよび最大11.2MHzのDSDを再生できる。なお、モジュールの価格は現時点で発表されていない。
D/A変換後のアナログ段はゼロフィードバック構成とし、クローズドループ歪みを0.006%以下に抑え、帯域幅は100KHzを超える特性を有するという。ボリューム制御回路は、バランス構成のディスクリート精密抵抗を半導体素子のリレーによって組んだラダー型を採用。高精度で、なおかつプリアンプ回路の帯域幅と過渡応答が音量設定の影響を受けないとする。
電源は、旗艦機と同じく独立した別シャーシに収納。電気的にも磁気的にも広範囲に不要輻射をシャットアウトするワイドレンジなアイソレーション性能を実現したという。また、旗艦シリーズと同様に精巧な2つのアナログメーターを備えている。
アナログ入力はバランスXLRを4系統、アンバランスRCAを2系統搭載。出力はバランスXLRを2系統搭載する。消費電力は40W。
PROGRESSION STEREO POWER AMPLIFIERは、旗艦モノラルパワーアンプ「MOMENTUM M400」で初めて搭載されたスーパー・レール回路を備えたステレオパワーアンプ。
一般的にアンプは、正負二つの電圧レールを使用してスピーカーへの電力供給を行うが、音楽信号はこの2つのレールの間でスイングして損失が起こるとのこと。スーパー・レール回路は、車のターボエンジンのように出力段より前のセクションに高電圧レールを設け、いわば「電圧ブースト」の様に作用させることで、音楽信号の全振幅に対して出力電圧レール間において出力デバイスが100%の能力を獲得できるように設計されているという。結果、ダイナミクス、歪み、スピーカーに対するグリップ力など諸特性の極限的な能力がもたらされると説明されている。
48個の出力トランジスター、3,000VAの電源トランス、400,000μFのキャパシター群を備え、アンプはフル・コンプリメンタリー・ドライブ構成による完全バランスシステムとした。
また、大口径のベンチレーションホールによって放熱効果を高めたヒートシンクには、重量級アルミを採用。重量は22kgにもなるという。本機もフロントにメーターを搭載している。
出力は300W@8Ω/600W@4Ω/1,200W@2Ω。入力端子はバランスXLRを1系統搭載する。
周波数応答は1Hz〜200kHz(-1dB)/20Hz〜20kHz(±0.1dB)、歪率(300W@8Ω)は0.15%@1kHz、S/Nは105dB(A-weighted)。外形寸法は457W×228H×584Dmm、重量は57kg。
・「PROGRESSION PREAMPLIFIER」3,500,000円(税抜)
・「PROGRESSION STEREO POWER AMPLIFIER」3,500,000円(税抜)
いずれも同ブランドの最新しいシリーズ「PROGRESSION」に加わるモデルとなる。
PROGRESSION PREAMPLIFIERは同シリーズ初のプリアンプ。旗艦プリアンプ「MOMENTUM PREAMPLIFIER」の基幹技術を踏襲しつつ、新機能を搭載した。
具体的には、デジタルモジュールをオプション装備できるようになり、さらに2系統のゾーン独立出力機能も搭載した。
デジタルモジュールはUSB、同軸/光デジタルに対応。コンプリートディファレンシャル駆動のバランスDACによって、最大384KHz/24bitのPCMおよび最大11.2MHzのDSDを再生できる。なお、モジュールの価格は現時点で発表されていない。
D/A変換後のアナログ段はゼロフィードバック構成とし、クローズドループ歪みを0.006%以下に抑え、帯域幅は100KHzを超える特性を有するという。ボリューム制御回路は、バランス構成のディスクリート精密抵抗を半導体素子のリレーによって組んだラダー型を採用。高精度で、なおかつプリアンプ回路の帯域幅と過渡応答が音量設定の影響を受けないとする。
電源は、旗艦機と同じく独立した別シャーシに収納。電気的にも磁気的にも広範囲に不要輻射をシャットアウトするワイドレンジなアイソレーション性能を実現したという。また、旗艦シリーズと同様に精巧な2つのアナログメーターを備えている。
アナログ入力はバランスXLRを4系統、アンバランスRCAを2系統搭載。出力はバランスXLRを2系統搭載する。消費電力は40W。
PROGRESSION STEREO POWER AMPLIFIERは、旗艦モノラルパワーアンプ「MOMENTUM M400」で初めて搭載されたスーパー・レール回路を備えたステレオパワーアンプ。
一般的にアンプは、正負二つの電圧レールを使用してスピーカーへの電力供給を行うが、音楽信号はこの2つのレールの間でスイングして損失が起こるとのこと。スーパー・レール回路は、車のターボエンジンのように出力段より前のセクションに高電圧レールを設け、いわば「電圧ブースト」の様に作用させることで、音楽信号の全振幅に対して出力電圧レール間において出力デバイスが100%の能力を獲得できるように設計されているという。結果、ダイナミクス、歪み、スピーカーに対するグリップ力など諸特性の極限的な能力がもたらされると説明されている。
48個の出力トランジスター、3,000VAの電源トランス、400,000μFのキャパシター群を備え、アンプはフル・コンプリメンタリー・ドライブ構成による完全バランスシステムとした。
また、大口径のベンチレーションホールによって放熱効果を高めたヒートシンクには、重量級アルミを採用。重量は22kgにもなるという。本機もフロントにメーターを搭載している。
出力は300W@8Ω/600W@4Ω/1,200W@2Ω。入力端子はバランスXLRを1系統搭載する。
周波数応答は1Hz〜200kHz(-1dB)/20Hz〜20kHz(±0.1dB)、歪率(300W@8Ω)は0.15%@1kHz、S/Nは105dB(A-weighted)。外形寸法は457W×228H×584Dmm、重量は57kg。