公開日 2019/05/11 12:59
PD-70AEの技術を継承した弟機
<HIGH END>パイオニア、新SACDプレーヤー「PD-50AE」。オンキヨーからはステレオAVアンプ
編集部:小澤貴信
独ミュンヘンで開催中のHIGH END MUNICH 2019。パイオニアは、新たなSACDプレーヤー「PD-50AE」を参考出展した。
型番が示すとおり、本機は2017年発売のSACDプレーヤー最上位機「PD-70AE」(関連ニュース)のジュニアモデルという位置付け。よりリーズナブルな価格で、高い評価を得たPD-70AEに迫るサウンドを実現することを目指して開発されたという。
DACチップは、PD-70AEと同じESS製「ES9026PRO」を搭載。PD-70AEがL/Rに1基ずつDACを搭載したデュアルDAC構成であるのに対して、PD-50AEはシングルDAC構成としている。
アナログオーディオ回路もアンバランス構成で、アナログ出力もRCA端子のみとなるが、ドライブメカや内部コンストラクションなどは、PD-70AEの思想や技術を多く継承している。ドライブ部はPD-70AEとは異なるとのことだが、そのノウハウは継承。ハニカムメカカバーで覆ったシールド構造を本機でも採用し、剛性と制振性を高めている。
内部コンストラクションも、中央にドライブ、向かって右にアナログオーディオ基板、左に電源部という構成を引き継いでいる。特筆すべきはPD-70AEと同じ電源部を搭載していること。アナログ/デジタルで電源を分離し、それぞれに対して1基ずつ、PD-70AEと同じ大型EIトランスを用意している。筐体もPD-70AEと共通化されており、剛性の高いシャーシ構造、アルミニウムのサイドパネルを備える。
PD-70AEと異なるのは、USB入力を搭載している点だ。上位機はディスク再生にあえて特化したが、本機はUSB-DAC機能を搭載。MQAにも対応するという。MQA-CDの再生も可能とのことだ。(※11日21時追記:現地説明員は当初「MQA-CDは非対応」と説明していたが、追って確認したところ、MQA-CD再生にも対応するとのこと)
現時点では価格は未定。仕様についても今後変更される可能性があるとのこと。正式発表は今年9月にベルリンで開催予定のIFA 2019のタイミングを予定している。
また、同グループのオンキヨーブランドからは、ステレオAVレシーバー「TX-8390」も参考出展された。4K/HDRに対応した6入力/2出力のHDMIを備える、いわゆるAVアンプだが、ステレオ仕様として音質を追求。スピーカー駆動力を高めるための強力な電源回路「H.C.P.S」や10,000μF×2の大容量キャパシターを採用するなどしている。出力は135W×2。
Wi-Fi/Bluetoothを内蔵し、Spotify/Deezer/Tidalなどストリーミング再生に対応。フォノ入力も備えている。本機もIFAのタイミングでの発表を目指しているとのことだった。
型番が示すとおり、本機は2017年発売のSACDプレーヤー最上位機「PD-70AE」(関連ニュース)のジュニアモデルという位置付け。よりリーズナブルな価格で、高い評価を得たPD-70AEに迫るサウンドを実現することを目指して開発されたという。
DACチップは、PD-70AEと同じESS製「ES9026PRO」を搭載。PD-70AEがL/Rに1基ずつDACを搭載したデュアルDAC構成であるのに対して、PD-50AEはシングルDAC構成としている。
アナログオーディオ回路もアンバランス構成で、アナログ出力もRCA端子のみとなるが、ドライブメカや内部コンストラクションなどは、PD-70AEの思想や技術を多く継承している。ドライブ部はPD-70AEとは異なるとのことだが、そのノウハウは継承。ハニカムメカカバーで覆ったシールド構造を本機でも採用し、剛性と制振性を高めている。
内部コンストラクションも、中央にドライブ、向かって右にアナログオーディオ基板、左に電源部という構成を引き継いでいる。特筆すべきはPD-70AEと同じ電源部を搭載していること。アナログ/デジタルで電源を分離し、それぞれに対して1基ずつ、PD-70AEと同じ大型EIトランスを用意している。筐体もPD-70AEと共通化されており、剛性の高いシャーシ構造、アルミニウムのサイドパネルを備える。
PD-70AEと異なるのは、USB入力を搭載している点だ。上位機はディスク再生にあえて特化したが、本機はUSB-DAC機能を搭載。MQAにも対応するという。MQA-CDの再生も可能とのことだ。(※11日21時追記:現地説明員は当初「MQA-CDは非対応」と説明していたが、追って確認したところ、MQA-CD再生にも対応するとのこと)
現時点では価格は未定。仕様についても今後変更される可能性があるとのこと。正式発表は今年9月にベルリンで開催予定のIFA 2019のタイミングを予定している。
また、同グループのオンキヨーブランドからは、ステレオAVレシーバー「TX-8390」も参考出展された。4K/HDRに対応した6入力/2出力のHDMIを備える、いわゆるAVアンプだが、ステレオ仕様として音質を追求。スピーカー駆動力を高めるための強力な電源回路「H.C.P.S」や10,000μF×2の大容量キャパシターを採用するなどしている。出力は135W×2。
Wi-Fi/Bluetoothを内蔵し、Spotify/Deezer/Tidalなどストリーミング再生に対応。フォノ入力も備えている。本機もIFAのタイミングでの発表を目指しているとのことだった。