公開日 2019/05/18 14:42
各社試聴デモが盛況
<アナログオーディオフェア>フルテック、最新NCFアクセサリーを展示/レコードクリーニング製品も充実
編集部:押野 由宇
アナログオーディオ関連イベント「アナログオーディオフェア2019」が、本日5月18日と翌19日の2日間、東京・秋葉原の損保会館で開催される。入場は無料。本稿では、会場3階で行われたイベントや、2階の各社出展ブースなどの様子を中心にお伝えする。
18日の12時30分からは、当社音元出版が主催するMCカートリッジの比較試聴イベントが開催。13モデルほどのカートリッジ、それもそのほとんどが18万円超えの価格帯の注目製品ということで、それを一斉に試聴できる機会に多くの来場者が集まった。
立ち見を含め100名を超える来場者に、なるべく多く試聴の時間がとれるように、10分ほど前倒しでイベントがスタート。講師には鈴木 裕氏。カートリッジによる音の違いがわかりやすいように、試聴盤は2枚に絞った。いざ盤に張りが落とされると、来場者は思い思いの体勢で一様に耳を傾けていた。
会場2階には各社がブースを並べる大部屋が用意されている。フルテックは、同社最新製品として、銀メッキ仕様のFI-48M NCF(Ag)、ロジウムメッキ仕様のFI-48M NCF(R)、ゴールドメッキ仕様のFI-46M NCF(G)という電源/インレットプラグを用意。同社が手掛けるNCF製品において、金メッキと銀メッキを施したモデルは今回が初めてとなる。
価格はFI-48M NCF(Ag)が各21,000円(税抜)、FI-48M NCF(R)が各22,000円(税抜)、FI-46M NCF(G)が各17,000円(税抜)。FI-46MとFI-48Mの主な違いは、ハウジングに削りだしのアルミ合金か、ステンレス合金を使用しているかによる。それぞれ5月末〜6月中旬程度に順次発売予定とのことだ。
また、ケーブルや端子を支える「NCF Booster-Signal」(レビュー記事)など「NCF Booster」シリーズは、やはり高い注目を集めていた。ほか、NCF製品の最新モデルが先日HIGH END MUNICH 2019にて参考出展されたが(関連記事)、本製品の日本登場にも期待したい。
オーディオテクニカはフルオート式ターンテーブル「AT-LP60X」(関連ニュース)や、「VM760SLC」カートリッジなど同社ラインナップを多数展示。来場者とブース担当者が、じっくりとコミュニケーションを取る姿が印象的だった。
ナスペックは、Kirmuss Audio(カーマス・オーディオ)の超音波式レコードクリーナー「KA-RC-1」(185,000円/税抜)を展示。12インチ×2、10インチ×1、7インチ×1の計4枚を一度にクリーニング可能で、要する時間も5分と短く、コレクションを一気にキレイにすることができる点が特徴。また本機には乾燥機能はついていないが、これは同社が持つ、完全に汚れを取り去るには手作業によって拭き上げるしかない、というポリシーによるもの。そして拭き上げを行ったあとに立てかけておけるよう、Arte製のスタンドを付属するなど、非常にこだわりが見られる製品だ。
KRYNA(クライナ)はケーブルに巻きつけて使用するインシュレーター「Helca 1」を、アナログプレーヤーから伸びるフォノケーブルに実際に装着した様子を展示。また三進興産が手掛けるソルボセインサウンドインシュレーターは、上部に真鍮、中部に黒檀、下部に衝撃吸収素材 “ソルボセイン” を用いたハイブリッド3層構造のインシュレーター。その仕様について、興味深そうに来場者が質問をしていた。
また仕様が特徴的な製品としては、会場1階にブースを構えるアスカの外周ディスクスタビライザー「AMG-1000」と、ターンテーブルダンパー “SINKA” 「RX-5000」にも来場者の関心が集まった。外周ディスクスタビライザーは、再生中のレコードにセットして使うアクセサリーで、レコードの振動を抑制。またSINKAはターンテーブルの裏側にセットすることで振動を吸収・削減するアクセサリー。ともに振動対策に効果を発揮し、解像度・S/Nの向上が見込めるという。
これらの製品はその設計上、アナログプレーヤーによって使用できるかどうかという点があり、また実際に効果を体感した上で検討してほしいという思いから、同社では製品の貸出を行っている。会場では実際に製品を用いた試聴デモも行われているが、もし足を運べないという方は、ホームページなどから問い合わせをしてみてはいかがだろうか。
以下、会場の模様をフォトレポートにてお伝えしたい。
18日の12時30分からは、当社音元出版が主催するMCカートリッジの比較試聴イベントが開催。13モデルほどのカートリッジ、それもそのほとんどが18万円超えの価格帯の注目製品ということで、それを一斉に試聴できる機会に多くの来場者が集まった。
立ち見を含め100名を超える来場者に、なるべく多く試聴の時間がとれるように、10分ほど前倒しでイベントがスタート。講師には鈴木 裕氏。カートリッジによる音の違いがわかりやすいように、試聴盤は2枚に絞った。いざ盤に張りが落とされると、来場者は思い思いの体勢で一様に耳を傾けていた。
会場2階には各社がブースを並べる大部屋が用意されている。フルテックは、同社最新製品として、銀メッキ仕様のFI-48M NCF(Ag)、ロジウムメッキ仕様のFI-48M NCF(R)、ゴールドメッキ仕様のFI-46M NCF(G)という電源/インレットプラグを用意。同社が手掛けるNCF製品において、金メッキと銀メッキを施したモデルは今回が初めてとなる。
価格はFI-48M NCF(Ag)が各21,000円(税抜)、FI-48M NCF(R)が各22,000円(税抜)、FI-46M NCF(G)が各17,000円(税抜)。FI-46MとFI-48Mの主な違いは、ハウジングに削りだしのアルミ合金か、ステンレス合金を使用しているかによる。それぞれ5月末〜6月中旬程度に順次発売予定とのことだ。
また、ケーブルや端子を支える「NCF Booster-Signal」(レビュー記事)など「NCF Booster」シリーズは、やはり高い注目を集めていた。ほか、NCF製品の最新モデルが先日HIGH END MUNICH 2019にて参考出展されたが(関連記事)、本製品の日本登場にも期待したい。
オーディオテクニカはフルオート式ターンテーブル「AT-LP60X」(関連ニュース)や、「VM760SLC」カートリッジなど同社ラインナップを多数展示。来場者とブース担当者が、じっくりとコミュニケーションを取る姿が印象的だった。
ナスペックは、Kirmuss Audio(カーマス・オーディオ)の超音波式レコードクリーナー「KA-RC-1」(185,000円/税抜)を展示。12インチ×2、10インチ×1、7インチ×1の計4枚を一度にクリーニング可能で、要する時間も5分と短く、コレクションを一気にキレイにすることができる点が特徴。また本機には乾燥機能はついていないが、これは同社が持つ、完全に汚れを取り去るには手作業によって拭き上げるしかない、というポリシーによるもの。そして拭き上げを行ったあとに立てかけておけるよう、Arte製のスタンドを付属するなど、非常にこだわりが見られる製品だ。
KRYNA(クライナ)はケーブルに巻きつけて使用するインシュレーター「Helca 1」を、アナログプレーヤーから伸びるフォノケーブルに実際に装着した様子を展示。また三進興産が手掛けるソルボセインサウンドインシュレーターは、上部に真鍮、中部に黒檀、下部に衝撃吸収素材 “ソルボセイン” を用いたハイブリッド3層構造のインシュレーター。その仕様について、興味深そうに来場者が質問をしていた。
また仕様が特徴的な製品としては、会場1階にブースを構えるアスカの外周ディスクスタビライザー「AMG-1000」と、ターンテーブルダンパー “SINKA” 「RX-5000」にも来場者の関心が集まった。外周ディスクスタビライザーは、再生中のレコードにセットして使うアクセサリーで、レコードの振動を抑制。またSINKAはターンテーブルの裏側にセットすることで振動を吸収・削減するアクセサリー。ともに振動対策に効果を発揮し、解像度・S/Nの向上が見込めるという。
これらの製品はその設計上、アナログプレーヤーによって使用できるかどうかという点があり、また実際に効果を体感した上で検討してほしいという思いから、同社では製品の貸出を行っている。会場では実際に製品を用いた試聴デモも行われているが、もし足を運べないという方は、ホームページなどから問い合わせをしてみてはいかがだろうか。
以下、会場の模様をフォトレポートにてお伝えしたい。
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