トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2019/08/09 18:51
ラックスマンはYGスピーカーとコラボ

<香港オーディオショウ>TechDASの旗艦ターンテーブル「Air Force ZERO」など日本ブランドのデモが盛況

季刊AudioAccessory編集部
本日から3日間に渡り開催される香港オーディオショウでは、日本のブランドも多数出展し、ショウの来場者の傾向や国民性も踏まえた上でさまざまなデモンストレーションを行なっている。

ハイエンド系のオーディオブランドを多数手がける輸入商社、Jadis(極品音響器器材)のブースでは、日本からテクダスが出展。ミュンヘンでもお披露目された超ド級のアナログプレーヤー「AirForce ZERO」のデモンストレーションをステラの西川英章会長自ら行なっていた。アンプ類にはCH Precisionを展開、トランスペアレントのケーブル類など、日本でも憧れのハイエンドブランドが一堂に集結していた。

ステラ会長の西川英章氏がデモを行う

スピーカーにはウィルソン・オーディオの「Alexanderia XLF」を使用しているが、微動だにしない静寂のなかから、テレサ・テンの可憐な歌声が眼前に立ち上がってくる。カートリッジにはオルトフォンのSPUを使用。西川会長は、「テレサ・テンをかけると客が集まってくるので、客が少なくなるとこの曲をかけるんです」と笑いを誘う。テレサ・テンに続いて1960年前半に録音されたデイヴ・パイク・カルテットの「PIKE'S PEAK」をデモ。「PIKE'S PEAK」はロッキー山脈の名称から取られたアルバムだが、ビル・エヴァンスを筆頭に名うてのミュージシャンが集結。デイヴ・パイクはヴィヴラフォンを担当し、エネルギッシュで切れ味の良い演奏が、圧倒的な存在感を持ってたちあらわれる。

カートリッジにはオルトフォンのSPUを使用

ラックスマンの代理店はWise Sound Supplies(駿韻音響)が務める。ラックスマン以外にもソウリューションやYGアコースティック、イタリアのパトスなども取り扱い、ブランドごとに個性的なシステム提案を行なっている。

ラックスマンのデモンストレーションでは、今秋から香港でも発売になるコントロールアンプ「CL-1000」を中心にアピール。「ラックスマンは1925年に創業したブランドですが、創業以来趣味性の高いオーディオ再生を目指して製品開発を行なってきました」と、解説を担当したラックスマンの末吉達哉氏は語る。YGアコースティックのスペシャルカラーモデル、赤色の「CARMEL2」と合わせて、CDプレーヤー「D-08u」で再生。スティーヴ・ガットのトリオCDでは、息もつかせぬスリリングな展開が、リスナーを取り込んで離さない。

ブランドのポリシーをていねいに解説する末吉氏

ラックスマンと共にスペシャルカラーのCARMEL2が展示

「香港のオーディオファンも、ただ写真を撮っていくだけではなく、じっくりと音を聴いてくれるファンが着実に増えてきてます」とラックスマンが香港市場で確かな存在感を築いている手応えを語ってくれた。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
3 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
4 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
5 楽天大感謝祭、明日12/19 20時からスタート。最大半額クーポン事前配布中
6 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
7 AUREXのBluetooth対応CDラジオ、楽天で20%ポイント還元中!
8 連載:世界のオーディオブランドを知る(3)日本発ブランドの象徴「デノン」の歴史を紐解く
9 丁寧な画質と快適な設置性!ボトル型モバイルプロジェクターJMGO「PicoFlix」を使いこなす
10 BenQ、ノングレアIPSパネル搭載のプログラミング向け31.5型4Kモニター「RD320U」
12/19 12:00 更新

WEB