公開日 2019/10/29 11:00
98万円で11月下旬発売
アキュフェーズ、新旗艦プリメイン「E-800」。創立50周年記念モデル第一弾
編集部:杉山康介
アキュフェーズは、同社の創立50周年記念モデルの第一弾として、プリメインアンプのフラグシップモデル「E-800」を11月下旬に発売する。希望小売価格は980,000円(税抜)。
「プリメインアンプとして全てがアキュフェーズ史上最高スペックとなるよう開発」したという純A級プリメインアンプ。プリアンプ「C-3850」とパワーアンプ「A-250」などの技術を投入し、セパレートアンプのクオリティをプリメインで実現したという。
プリアンプ部には、C-3850にも搭載される同社独自の「Balanced AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)方式ボリューム・コントロール」を凝集して搭載。ボリューム位置に合わせてゲインの異なる複数の電流信号を組み合わせることで音量調整を行うシステムで、さらに回路内の入力アンプ部とIV変換アンプをディスクリート構成としたことで107dBのS/Nを実現している。
自社開発のボリュームセンサー機構には削り出しのアルミブロックが使われており、ノブ回転時の滑らかな動作、重厚な操作感、緻密な位置検出を実現。歯車のかみ合い音が小さい、快適な音量調整が可能だという。
パワーアンプ部は、入力段から出力段までをバランス伝送化することでノイズ除去能力や低歪率、安定度・信頼性を向上させるというインスツルメンテーション・アンプ構成を導入。さらには同一回路を並列接続することで諸特性を向上させるという「MCS(Multiple Circuit Summing-up)回路」を進化させた「MCS+回路」を搭載。初段バッファアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作部分をA級ドライブ段まで拡張したことでさらなる高S/Nを実現したとする。
出力素子には、同社パワーアンプ「A-75」と同じフェアチャイルド製パワーMOSFETを6個、パラレル・プッシュプル駆動で採用。電源部に新開発の大容量トロイダル・トランスと60,000μFの平滑用アルミ電解コンデンサ2個を搭載しており、50W/8Ω、100W/4Ω、200W/2Ωのリニア駆動や、50W/8Ω、100W/4Ω、200W/2Ω、300W/1Ωの定格出力、90W/8Ω、165W/4Ω、272W/2Ω、360W/1Ωの最大出力を実現する。なお、プリアンプ部には専用電源回路を搭載することで、パワーアンプ部との干渉を防止している。
アンプ回路やNFB経路などの見直し、バランスド・リモート・センシングなどにより、ダンピングファクターは同社プリメインとしては初の1,000を実現。また出力信号を電流の形で帰還する「カレント・フィードバック増幅回路」の搭載により、高域の位相特性も優れているとのこと。
プロテクション回路には接点のないMOSFETスイッチを採用することで経年劣化や音質の劣化の問題を解消。またプロテクション基板にスピーカー端子を直結することで、理想的なフィードバック・ポイントの実現やダンピングファクターと音質の向上がなされている。
出力保護回路としては従来の異常な温度上昇や直流成分を多く含む信号を検出するものに加え、スピーカーに過電流が流れた際、直ちに出力を遮断し、証明を点滅させて警告する新たな保護回路を搭載。同回路はフォトカプラを使用するため性能には影響しないとのことだ。
入力端子はライン入力×5(TUNER/CD/LINE1〜3)、バランス入力×3(BAL CD/BAL1〜2)、レコーダー×1、オプションボード増設スロット×2を搭載。オプションボードはUSB/光/同軸端子を備えたデジタル入力ボード「DAC-50」(80,000円/税抜、以下同)と、アナログ入力ボード「AD-50」(60,000円)、ライン入力ボード「LINE-10」(8,000円)が別売される。
またプリ/パワー部の入出力端子(LINE/BAL)も備えており、それぞれを独立して使用することも可能。両回路の接続部は完全バランス構成で、プリメインとして使用する際には理想的な信号伝送が可能だとしている。
メーターもバーグラフのドット数が同社「E-650」の26ドットから30ドットへ増え、分解能が向上。滑らかに表示されるように改良されている。また文字盤の文字も大きくなっているほか、デジタル入力のハイサンプリング化に合わせ、単位をkHz/MHzに切り換えて表示できるようになっている。
消費電力は180W(無入力時)/390W(電気用品安全法)/280W(8Ω不可定格出力時)で、外径寸法は465W×239H×502Dmm、質量は36kg。OFC導体採用の11.5φmm電源ケーブル「APL-1」と、アルミ押し出し材使用のリモコン「RC-240」が付属する。
「プリメインアンプとして全てがアキュフェーズ史上最高スペックとなるよう開発」したという純A級プリメインアンプ。プリアンプ「C-3850」とパワーアンプ「A-250」などの技術を投入し、セパレートアンプのクオリティをプリメインで実現したという。
プリアンプ部には、C-3850にも搭載される同社独自の「Balanced AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)方式ボリューム・コントロール」を凝集して搭載。ボリューム位置に合わせてゲインの異なる複数の電流信号を組み合わせることで音量調整を行うシステムで、さらに回路内の入力アンプ部とIV変換アンプをディスクリート構成としたことで107dBのS/Nを実現している。
自社開発のボリュームセンサー機構には削り出しのアルミブロックが使われており、ノブ回転時の滑らかな動作、重厚な操作感、緻密な位置検出を実現。歯車のかみ合い音が小さい、快適な音量調整が可能だという。
パワーアンプ部は、入力段から出力段までをバランス伝送化することでノイズ除去能力や低歪率、安定度・信頼性を向上させるというインスツルメンテーション・アンプ構成を導入。さらには同一回路を並列接続することで諸特性を向上させるという「MCS(Multiple Circuit Summing-up)回路」を進化させた「MCS+回路」を搭載。初段バッファアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作部分をA級ドライブ段まで拡張したことでさらなる高S/Nを実現したとする。
出力素子には、同社パワーアンプ「A-75」と同じフェアチャイルド製パワーMOSFETを6個、パラレル・プッシュプル駆動で採用。電源部に新開発の大容量トロイダル・トランスと60,000μFの平滑用アルミ電解コンデンサ2個を搭載しており、50W/8Ω、100W/4Ω、200W/2Ωのリニア駆動や、50W/8Ω、100W/4Ω、200W/2Ω、300W/1Ωの定格出力、90W/8Ω、165W/4Ω、272W/2Ω、360W/1Ωの最大出力を実現する。なお、プリアンプ部には専用電源回路を搭載することで、パワーアンプ部との干渉を防止している。
アンプ回路やNFB経路などの見直し、バランスド・リモート・センシングなどにより、ダンピングファクターは同社プリメインとしては初の1,000を実現。また出力信号を電流の形で帰還する「カレント・フィードバック増幅回路」の搭載により、高域の位相特性も優れているとのこと。
プロテクション回路には接点のないMOSFETスイッチを採用することで経年劣化や音質の劣化の問題を解消。またプロテクション基板にスピーカー端子を直結することで、理想的なフィードバック・ポイントの実現やダンピングファクターと音質の向上がなされている。
出力保護回路としては従来の異常な温度上昇や直流成分を多く含む信号を検出するものに加え、スピーカーに過電流が流れた際、直ちに出力を遮断し、証明を点滅させて警告する新たな保護回路を搭載。同回路はフォトカプラを使用するため性能には影響しないとのことだ。
入力端子はライン入力×5(TUNER/CD/LINE1〜3)、バランス入力×3(BAL CD/BAL1〜2)、レコーダー×1、オプションボード増設スロット×2を搭載。オプションボードはUSB/光/同軸端子を備えたデジタル入力ボード「DAC-50」(80,000円/税抜、以下同)と、アナログ入力ボード「AD-50」(60,000円)、ライン入力ボード「LINE-10」(8,000円)が別売される。
またプリ/パワー部の入出力端子(LINE/BAL)も備えており、それぞれを独立して使用することも可能。両回路の接続部は完全バランス構成で、プリメインとして使用する際には理想的な信号伝送が可能だとしている。
メーターもバーグラフのドット数が同社「E-650」の26ドットから30ドットへ増え、分解能が向上。滑らかに表示されるように改良されている。また文字盤の文字も大きくなっているほか、デジタル入力のハイサンプリング化に合わせ、単位をkHz/MHzに切り換えて表示できるようになっている。
消費電力は180W(無入力時)/390W(電気用品安全法)/280W(8Ω不可定格出力時)で、外径寸法は465W×239H×502Dmm、質量は36kg。OFC導体採用の11.5φmm電源ケーブル「APL-1」と、アルミ押し出し材使用のリモコン「RC-240」が付属する。