トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2020/03/09 17:47
創立80周年を機に復活

ナガオカ、“レコード針の日”に秩父の音楽寺にて「レコード針供養」を実施

オーディオ編集部:伊佐山 勝則
(株)ナガオカトレーディングは、“レコード針の日” にあたる3月9日に、埼玉県秩父市にある音楽寺にて「レコード針供養」を実施した。

天長年間に慈覚大師が刻んだという観音像が安置されている本堂

この「レコード針供養」はかつて行われていた催しで、2020年に同社の創立80周年を迎えたことを機に復活。「日頃良い音を奏でてくれている針に感謝し、針を交換する重要性、レコードを良い音で聴く習慣のきっかけ作り」のために実施することとなった。

「レコード針供養」が行われた3月9日は、春の到来を告げる温かさと晴れ渡った青空が広がっていた。ここ音楽寺の正式名称は「松風山 音楽寺」。鎌倉時代にその起源を持つ秩父札所の第二十三番にあたり、秩父ミューズパークの北東に位置している。

「音楽寺」の名前の由来は、秩父札所を開創した十三人権者が、この山の松風の音を聴いた際、菩薩の奏でる音楽に感じたことからと言われている。音楽のパワースポットとして、音楽に関わる多くの人々が訪れるという。

「音楽寺」には、音楽に携わっている多くの関係者が訪れるという

実際の針供養は、まず本殿で僧侶によってお経が読まれた後、全国のユーザーから預けられた使用後や折れてしまったレコード針を用意して供養が行われた。

一般ユーザーから募った使用済のレコード針を供養する様子

僧侶によって針供養のお経が読まれる

供養のあとには「レコード針は、とても小さな体ですが、レコードの溝から音楽を引き出すことができる。ここにも確かに命が宿っています。ものを大事にすることは日本人の決定的な美徳のひとつです」といった僧侶のお話があり、お札を受け取る。

レコード針供養のためのお札を授かる

最後に観音像がある本堂に移動し、このお寺の名前の由来ともなった鐘を鳴らし、無事に終了。「80周年をきっかけにして、この行事も毎年続けていけたらいいです」と語るのは、(株)ナガオカトレーディングの代表取締役である長岡香江氏。この日、秩父盆地に鳴りわたった鐘の音が、同社の新時代の到来を春の足音とともに伝えていた。

本堂の前にて。写真右が(株)ナガオカトレーディングの代表取締役である長岡香江氏。左は境内を案内していただいた「松風山 音楽寺」の総代、原島 久さん。ご自身もピアノを演奏し、お孫さんもピアニストの卵だという

秩父市の文化財に指定。1768年に鋳造されたという梵鐘を鳴らす

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB