公開日 2020/08/07 10:00
上位シリーズ“3rdステージ”の第二弾モデル
SOULNOTE、無帰還バランス回路搭載のプリアンプ「P-3」。独自カスタムリレーやネイキッド薄膜抵抗など投入
編集部:川田菜月
CSRは、SOULNOTEブランドのプリアンプ「P-3」を11月に発売する。価格は1,500,000円(税抜)。カラーはプレミアム・シルバーとプレミアム・ブラックの2色を展開する。
同ブランドが展開する “3rd ステージモデル” 第二弾製品として、超低損失のオリジナルカスタムリレー「RSR-2-12D」やネイキッド薄膜抵抗など、新開発技術を投入したというプリアンプ。
出力ラインアンプには、3rd ステージモデルの第一弾製品「S-3」で採用した、ディスクリート無帰還バランス回路「Type-R サーキット」をプリアンプ用にフルチューニングして搭載する。
固定抵抗切り替えボリュームの切り替えリレーに採用するRSR-2-12Dは、水銀リレーに近い性能を発揮する超低損失ガラス管封入リードリレーをベースにカスタマイズしたもので、P-3では一台あたり94個使用。抵抗には超高精度薄膜ネイキッドを投入。温度特性に優れた人工衛星グレードの超高精度薄膜抵抗をベースに、モールドやディップによるダンプや癖を排除するためにネイキッド化したもので、こちらは一台あたり156個使用。0.5dBステップで144段階のボリュームを構成する。
GNDループやノイズ混入の問題に対処すべく、GND切り替え方式入力セレクターを採用。リレー接点による影響を避けるため、セレクターにも上述のRSR-2-12Dを全面採用している。
左右チャンネル用に、入出力端子基板、回路基板、電源回路、電源トランス、リレー駆動回路、リレー電源まで、まったく同じものを2つ使用するツインモノラルコンストラクション構造を採用するとともに、リレーのコントロール信号はフォトカプラーで分離する構造とした。
左右チャンネル用に、入出力端子基板、回路基板、電源回路、電源トランス、リレー駆動回路、リレー電源まで、全く同じものを2つ使用する「ツインモノラルコンストラクション」採用。マイコン用電源もトランスを含め完全分離し、リレーのコントロール信号はフォトカプラーで完全に分離している。
左右チャンネルとコントロール系に対して、セラミックスで絶縁された3つのシャーシを各自持たせることで、それぞれのGNDを完全にフローティングさせている。これにより「音場が立体的に広がり、有機的な音楽再生が可能」とアピールする。
アナログ電源トランスには、片側280VAの大型未含侵トロイダルトランスを採用。コントロール系トランスを含めトータル600VAという超大容量を実現する。またマウント方向を基板と垂直にすることで、有害なリーケージフラックスの回路への飛び込みを防いでいる。
アルミ無垢の大型ボリュームを装備。これによるフライホイール効果と2つの大型ベアリングによりしなやかなボリュームコントロールフィールを獲得したとしている。底面部は3つの電源トランスベースにそれぞれ直結した3点スパイク接地とし、有害な振動を排除する。
ほか、UART通信により複数台が連動でき、マスター/スレーブマスターの設定が可能に。スレーブ側にはマスターのボリュームと差分を付けることもできる。全高調波歪率は0.0015% (1.5Vrms)、周波数特性は2Hz - 1MHz(±3.0dB)、最大出力は21Vrms、最大ゲインは11dB。外径寸法は454W×170H×430Dmm、質量は約25kg。
同ブランドが展開する “3rd ステージモデル” 第二弾製品として、超低損失のオリジナルカスタムリレー「RSR-2-12D」やネイキッド薄膜抵抗など、新開発技術を投入したというプリアンプ。
出力ラインアンプには、3rd ステージモデルの第一弾製品「S-3」で採用した、ディスクリート無帰還バランス回路「Type-R サーキット」をプリアンプ用にフルチューニングして搭載する。
固定抵抗切り替えボリュームの切り替えリレーに採用するRSR-2-12Dは、水銀リレーに近い性能を発揮する超低損失ガラス管封入リードリレーをベースにカスタマイズしたもので、P-3では一台あたり94個使用。抵抗には超高精度薄膜ネイキッドを投入。温度特性に優れた人工衛星グレードの超高精度薄膜抵抗をベースに、モールドやディップによるダンプや癖を排除するためにネイキッド化したもので、こちらは一台あたり156個使用。0.5dBステップで144段階のボリュームを構成する。
GNDループやノイズ混入の問題に対処すべく、GND切り替え方式入力セレクターを採用。リレー接点による影響を避けるため、セレクターにも上述のRSR-2-12Dを全面採用している。
左右チャンネル用に、入出力端子基板、回路基板、電源回路、電源トランス、リレー駆動回路、リレー電源まで、まったく同じものを2つ使用するツインモノラルコンストラクション構造を採用するとともに、リレーのコントロール信号はフォトカプラーで分離する構造とした。
左右チャンネル用に、入出力端子基板、回路基板、電源回路、電源トランス、リレー駆動回路、リレー電源まで、全く同じものを2つ使用する「ツインモノラルコンストラクション」採用。マイコン用電源もトランスを含め完全分離し、リレーのコントロール信号はフォトカプラーで完全に分離している。
左右チャンネルとコントロール系に対して、セラミックスで絶縁された3つのシャーシを各自持たせることで、それぞれのGNDを完全にフローティングさせている。これにより「音場が立体的に広がり、有機的な音楽再生が可能」とアピールする。
アナログ電源トランスには、片側280VAの大型未含侵トロイダルトランスを採用。コントロール系トランスを含めトータル600VAという超大容量を実現する。またマウント方向を基板と垂直にすることで、有害なリーケージフラックスの回路への飛び込みを防いでいる。
アルミ無垢の大型ボリュームを装備。これによるフライホイール効果と2つの大型ベアリングによりしなやかなボリュームコントロールフィールを獲得したとしている。底面部は3つの電源トランスベースにそれぞれ直結した3点スパイク接地とし、有害な振動を排除する。
ほか、UART通信により複数台が連動でき、マスター/スレーブマスターの設定が可能に。スレーブ側にはマスターのボリュームと差分を付けることもできる。全高調波歪率は0.0015% (1.5Vrms)、周波数特性は2Hz - 1MHz(±3.0dB)、最大出力は21Vrms、最大ゲインは11dB。外径寸法は454W×170H×430Dmm、質量は約25kg。