公開日 2021/05/27 19:14
HDMI 2.1の新機能やHDCP 2.3なども対応
マランツ、8K/60Hz入出力対応の13.2ch AVプリアンプ「AV8805A」
編集部:川田菜月
マランツは、新たに8K/60Hzおよび4K/120kHz対応のHDMI入力をサポートした13.2ch対応AVプリアンプ「AV8805A」を6月上旬から発売する。価格は572,000円(税込)。同時に、従来モデル「AV8805」の有償HDMI 8Kアップグレードサービスを6月15日から開始すると発表した。
「AV8805A」は、従来モデル「AV8805」をベースに、8K/60Hzおよび4K/120kHzのHDMI入力に対応したアップグレードモデル。搭載する8入力/3出力のHDMI端子のうち、入力1系統、出力2系統が8K/60Hzおよび4K/120Hz映像信号のパススルーに対応している。
すべてのHDMI端子が最新の映像コンテンツに対する著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応。さらに新4K/8K衛星放送で使用されている音声フォーマット「MPEG-4 AAC」もサポートする。映像信号を4Kや8Kまでアップスケーリングして出力も可能。なおフレームレート変換は行われない。
HDR映像信号のパススルーに対応し、HDR10/Dolby Vision/HLG/HDR+/Dynamic HDRをサポート。eARCにも対応する。また、HDMI 2.1の新機能である、コンテンツの種類に応じて画質とレイテンシーの優先を切り替える「ALLM(Auto Low Latency Mode)」、映像ソース機器とディスプレイを同期させて任意のタイミングでリフレッシュレートを切り替えることができる「VRR(Variable Refresh Rate)」、ディスプレイ側のフレームレートは変更せずに、映像ソース機器からの伝送速度を上げる「QFT(Quick Frame Transport)」、ディスプレイとソース機器のリンクを維持したままフレームレートや解像度を切り替える「QMS(Quick Media Switching)」にも対応する。
マランツ独自のハイスピードアンプモジュール「HDAM-SA」による電流帰還型プリアンプ回路を搭載。13.2chのプリアンプを独立した基板に分割することでチャンネル間のクロストークを排除し、定位感と厚みのある音像と、広大な空間表現を可能にしたという。
バランス(XLR)/アンバランス(RCA)ともに15.2chのプリアウト端子を装備。センターハイトやトップサラウンドを含む最大8chのハイトスピーカー(同時再生は最大6ch)、フロントワイドやサラウンドバックを含む最大9chのフロアスピーカーと合計で最大15chを使用できる。同時出力は最大13.2chで、Dolby AtmosやAuro-3Dなど再生するサウンドモードに合わせて出力端子を自動で切り替えられる。ほか、MMカートリッジ対応のPhono入力も備える。
イマーシブオーディオフォーマットとして、Dolby Atmos、DTS:X Pro、IMAX Enhanced、Auro-3Dをサポート。3Dサラウンド技術のDolby Atmos Height Virtualizer、DTS Virtual:Xにも対応する。また、Dolby SurroundやNeural:X、Auro-Maticアルゴリズムにより、高さ方向を含まないコンテンツを立体的な3Dサウンドにアップミックスすることもできる。
処理能力を高めるため、32bitフローティングポイントDSPを2基搭載。加えて、サウンドクオリティの向上させるため、マルチチャンネルDACではなく、8個の32bit対応高性能ステレオDACを採用した。D/A変換回路を映像/ネットワーク回路から独立した専用基板にマウントすることで、相互干渉を排除して音質影響を抑制している。
シャーシには銅メッキシャーシを採用。デジタル回路への電源供給には専用のローノイズSMPSを使用して、アナログ回路との干渉を排除した。またデジタル電源回路の動作周波数を通常の約3倍に高速化してスイッチングノイズを再生音に影響の及ばない可聴帯域外へシフトしている。電源ラインに流入するノイズはデカップリングコンデンサーを用いて除去、ほか高性能パーツをふんだんに使用するなど音質向上を図っている。
専用マイクによるオートセットアップ機能「Audyssey MultEQ XT32」を搭載し、高精度な音場補正を可能に。低音の位相補正機能も備える。さらに「Audyssey MultEQ Editor」アプリ(税込2,400円)では、AVプリアンプ単体では設定できない詳細な調整項目を用意し、より精密なカスタイズが行える。
ハイレゾ音源は192kHz/24bitまでのPCM、5.6MHzまでのDSDに対応。またHEOS Built-in搭載で、ワイヤレス・オーディオシステム「HEOS」のテクノロジーによるネットワークオーディオ機能が利用できる。無線機能はBluetooth バージョン4.2、IEEE 802.11 a/b/g/nのWi-Fi機能を備える。
Amazon Music HDをはじめとする音楽ストリーミングサービスや、インターネットラジオ・TuneInにも対応する。またAmazon Alexa対応で、Alexa搭載デバイスからの音声コントロールも可能。AirPlay 2にも対応し、Siriによる音声指示でApple MusicおよびiPhoneのライブラリから曲再生することもできる。
無料のスマートフォン・タブレット用リモコンアプリ「Marantz 2016 AVR Remote」から操作可能。外形寸法は440W×185H×410Dmm、質量は13.8kg。
従来モデル「AV8805」のユーザーには、新モデル同等の機能が使えるようになる「有償HDMI 8Kアップグレードサービス」を6月15日から提供開始。価格は77,000円(税込)で、受付は2023年6月15日まで。HDMI基板の交換と最新ファームアップが施され、8K/60Hzおよび4K/120kHzのパススルー対応、HDR+/Dynamic HDR対応、HDMI 2.1の新機能やHDCP 2.3への対応、8Kアップスケーリング(アナログ入力:8K/60Hz出力、DMI入力:8K/24Hz、8K/30Hz、8K/60Hz出力)などが利用できる。
「AV8805A」は、従来モデル「AV8805」をベースに、8K/60Hzおよび4K/120kHzのHDMI入力に対応したアップグレードモデル。搭載する8入力/3出力のHDMI端子のうち、入力1系統、出力2系統が8K/60Hzおよび4K/120Hz映像信号のパススルーに対応している。
すべてのHDMI端子が最新の映像コンテンツに対する著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応。さらに新4K/8K衛星放送で使用されている音声フォーマット「MPEG-4 AAC」もサポートする。映像信号を4Kや8Kまでアップスケーリングして出力も可能。なおフレームレート変換は行われない。
HDR映像信号のパススルーに対応し、HDR10/Dolby Vision/HLG/HDR+/Dynamic HDRをサポート。eARCにも対応する。また、HDMI 2.1の新機能である、コンテンツの種類に応じて画質とレイテンシーの優先を切り替える「ALLM(Auto Low Latency Mode)」、映像ソース機器とディスプレイを同期させて任意のタイミングでリフレッシュレートを切り替えることができる「VRR(Variable Refresh Rate)」、ディスプレイ側のフレームレートは変更せずに、映像ソース機器からの伝送速度を上げる「QFT(Quick Frame Transport)」、ディスプレイとソース機器のリンクを維持したままフレームレートや解像度を切り替える「QMS(Quick Media Switching)」にも対応する。
マランツ独自のハイスピードアンプモジュール「HDAM-SA」による電流帰還型プリアンプ回路を搭載。13.2chのプリアンプを独立した基板に分割することでチャンネル間のクロストークを排除し、定位感と厚みのある音像と、広大な空間表現を可能にしたという。
バランス(XLR)/アンバランス(RCA)ともに15.2chのプリアウト端子を装備。センターハイトやトップサラウンドを含む最大8chのハイトスピーカー(同時再生は最大6ch)、フロントワイドやサラウンドバックを含む最大9chのフロアスピーカーと合計で最大15chを使用できる。同時出力は最大13.2chで、Dolby AtmosやAuro-3Dなど再生するサウンドモードに合わせて出力端子を自動で切り替えられる。ほか、MMカートリッジ対応のPhono入力も備える。
イマーシブオーディオフォーマットとして、Dolby Atmos、DTS:X Pro、IMAX Enhanced、Auro-3Dをサポート。3Dサラウンド技術のDolby Atmos Height Virtualizer、DTS Virtual:Xにも対応する。また、Dolby SurroundやNeural:X、Auro-Maticアルゴリズムにより、高さ方向を含まないコンテンツを立体的な3Dサウンドにアップミックスすることもできる。
処理能力を高めるため、32bitフローティングポイントDSPを2基搭載。加えて、サウンドクオリティの向上させるため、マルチチャンネルDACではなく、8個の32bit対応高性能ステレオDACを採用した。D/A変換回路を映像/ネットワーク回路から独立した専用基板にマウントすることで、相互干渉を排除して音質影響を抑制している。
シャーシには銅メッキシャーシを採用。デジタル回路への電源供給には専用のローノイズSMPSを使用して、アナログ回路との干渉を排除した。またデジタル電源回路の動作周波数を通常の約3倍に高速化してスイッチングノイズを再生音に影響の及ばない可聴帯域外へシフトしている。電源ラインに流入するノイズはデカップリングコンデンサーを用いて除去、ほか高性能パーツをふんだんに使用するなど音質向上を図っている。
専用マイクによるオートセットアップ機能「Audyssey MultEQ XT32」を搭載し、高精度な音場補正を可能に。低音の位相補正機能も備える。さらに「Audyssey MultEQ Editor」アプリ(税込2,400円)では、AVプリアンプ単体では設定できない詳細な調整項目を用意し、より精密なカスタイズが行える。
ハイレゾ音源は192kHz/24bitまでのPCM、5.6MHzまでのDSDに対応。またHEOS Built-in搭載で、ワイヤレス・オーディオシステム「HEOS」のテクノロジーによるネットワークオーディオ機能が利用できる。無線機能はBluetooth バージョン4.2、IEEE 802.11 a/b/g/nのWi-Fi機能を備える。
Amazon Music HDをはじめとする音楽ストリーミングサービスや、インターネットラジオ・TuneInにも対応する。またAmazon Alexa対応で、Alexa搭載デバイスからの音声コントロールも可能。AirPlay 2にも対応し、Siriによる音声指示でApple MusicおよびiPhoneのライブラリから曲再生することもできる。
無料のスマートフォン・タブレット用リモコンアプリ「Marantz 2016 AVR Remote」から操作可能。外形寸法は440W×185H×410Dmm、質量は13.8kg。
従来モデル「AV8805」のユーザーには、新モデル同等の機能が使えるようになる「有償HDMI 8Kアップグレードサービス」を6月15日から提供開始。価格は77,000円(税込)で、受付は2023年6月15日まで。HDMI基板の交換と最新ファームアップが施され、8K/60Hzおよび4K/120kHzのパススルー対応、HDR+/Dynamic HDR対応、HDMI 2.1の新機能やHDCP 2.3への対応、8Kアップスケーリング(アナログ入力:8K/60Hz出力、DMI入力:8K/24Hz、8K/30Hz、8K/60Hz出力)などが利用できる。