トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2021/07/01 17:29
7インチ/12インチの両方に対応

南部鉄器のレコードスタビライザーが登場。若手職人とDJ・ミュージシャンの対話から発案

編集部:杉山康介
岩手県の南部鉄器工房 及富は、“南部鉄器レコードスタビライザー”「7inch/12inch デュアルレコードスタビライザー」の予約受付を、本日7月1日より同社オンラインショップにて開始した。価格は22,000円(税込)。初回予約分については8月2日以降、順次発送予定としている。

「7inch/12inch デュアルレコードスタビライザー」

南部鉄器の若手職人と、クラブの現場で活躍するDJ・ミュージシャンらとの対話から生まれたという鋳鉄製のレコードスタビライザー。7インチ/12インチレコードの両方に対応し、形状デザイン・金属加工には、同じ岩手県奥州市で金型の加工製造を行うサンアイ精機が協力している。

若手の南部鉄器職人らをきっかけに生まれたという

鉄と炭素の合金である鋳鉄は重量があり、また振動エネルギーは炭素に吸収されて熱に置換されるため、吸振作用からエンジン部品やスピーカーのインシュレーターにも利用されている。

本製品はこの鋳鉄の制振性を活かしつつ、ハンドリング性も追求。縁に細かい凹凸状のローレット加工を入れ、強めの面取りを施すことで、着脱しやすさ/持ちやすさを高めたという。さらに、着脱時の塗料剥がれやサビを防ぐため、黒メッキ加工を施して強度を向上。南部鉄器ならではの洗練された佇まいと質感を備え、手にしっくり馴染み、使い続けるほどに風合いが増すとしている。

7インチレコードでも使用可能

また開発にあたっては、DJの野崎和宏氏の協力のもとで7インチ盤を用いてのレコード音質の衡量を実施。楽曲の構成や使用楽器/機材によって帯域分布は変わるものの、スタビライザー使用時には低域が上がり、高域(22kHz)〜中域を抑える効果を確認。聴感上も「ベースドラムが持ち上がり音像が坐って聞こえる」としており、リスニングはもちろん、アナログ音源をデジタルにサンプリング/量子化する際にも有効とのことだ。

外径寸法は52φ×38Hmmで、質量は約540g。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB