公開日 2021/11/04 16:26
TIAS2021にて展示予定
太陽インターナショナル、「Taiko Audio」取扱開始。ミュージックサーバー「SGM Extream」約545万円から
編集部:松永達矢
太陽インターナショナルは、新たに「Taiko Audio(タイコ・オーディオ)」製品の取り扱いを開始。第1弾製品としてミュージックサーバー「SGM Extream」を販売する。価格は5,445,000円(税込)。本製品は11月5日から開催される「2021東京インターナショナルオーディオショウ」にて、実機が国内初披露される。
Taiko Audioは、オランダに本拠を構えるオーディオメーカー。社名の「Taiko」は、日本の「和太鼓」から名付けられており、以前同社設計チームが、ケーブルとスピーカーを製作していた時に大太鼓のライブ演奏のようなインパクトを求めたことに由来するという。
SGM Extremeは、2TBからオプションで最大24TBの容量に対応するSSD搭載ミュージックサーバー。本体仕上げはシルバーとブラックを用意する。
本機の開発においては「共振制御、電気的な汚染の防止、信頼性、操作性に注力して開発した」と説明。筐体にモジュール式構造を採用したことで、ハード/ソフトの両面で柔軟性のあるアップデート対応が可能だとし、長期間にわたり最新状態が維持できるとアピールしている。
内部には「デュアルCPUシステム」を搭載。これにより、再生システムとして採用するRoonのソフトウェア処理と、音楽信号処理のさまざまなプロセスを並列して行なうことができ、Roonの持つ広範囲なインターフェイスが音質に与える影響を回避できるとしている。
さらに、デュアルCPUシステムとすることで発生する熱量が減少し、単一CPUの採用と比較してより優れた耐久性が期待できるという。こうした設計・構造の工夫に加えて、高品位パーツの採用などにより、ストリーミング再生はもちろん、メモリーファイルやUSBケーブルを介した音楽再生など、多彩な用途に対して最上級の処理能力を実現したとアピールする。
音楽データを保存する内蔵SSDは、CPUに直接接続してDMIをバイパスするPCIeモジュールを使用。VMDテクノロジーの活用により、PCIeインターフェイスの処理能力を高めることができ、実行プロセスを大幅に削減できたことで、従来と比べ最大4倍の読み込み速度を実現したとする。加えて、全体的なレイテンシーとシステムノイズも大幅に低減するという。
RAMモジュールはカスタム仕様で、低電流引き込み用に事前選択したAグレードの容量4GBメモリモジュールを12基並列して使用する。これにより、リフレッシュレートのバースト電流を約50%抑えられ、電源フィルタリングとの組み合わせることで非常に低いリフレッシュノイズレベルを実現。結果として、スループットレートの向上など信号処理能力が高められると説明する。
OSは独自にカスタマイズしたWindowsを採用、デュアルCPUシステムと合わせて、低レイテンシーで高い音質によるビットパーフェクト出力を実現できたという。
電源部には独自開発の400Wリニア電源を搭載。音質面も考慮して部品選定したとしており、コンデンサーは信頼性の高いムンドルフ社製とデュエルンド社製を、チョークにはルンダール社製のトランスを使用し、独自の構成としている。
ハイパワーなCPUや電源部の熱処理には、独自設計の特製パッシブ冷却システムを採用。使用されるパーツの配置や、素材を工夫し熱伝導効率を向上させることで、冷却ファンなしに240Wもの放熱が可能だとする。
筐体シャーシには、外部ノイズからのシールドとしても機能する航空機グレードのハードアルミ素材を採用。トッププレートには合計6,000個もの大きさの異なる穴がパンチング加工でデザインされ、それぞれの穴が高周波雑音を打ち消すように働くことで、筐体内部で発生するノイズの放射を81dB減衰。併用する他のオーディオ・コンポーネントを高周波雑音の汚染から保護する効果も備えるという。
振動対策には、音響的非共振性の優れた材質とされるパンツァーホルツを使用。これにより振動パターンの分散が可能とのこと。なお、使用場所を十分考慮した上で採用したと説明する。脚部はカスタム設計とし、ラックなどの表面に最適に適合するとしている。
外形寸法は483W×180H×455mm、質量は45kg。その他、別途有償オプションで上記のSSDの増設のほか、オーディオグレードUSB、AES/EBU、Dual AES/EBU、S/PDIFなどの出力端子の追加に対応する。
Taiko Audioは、オランダに本拠を構えるオーディオメーカー。社名の「Taiko」は、日本の「和太鼓」から名付けられており、以前同社設計チームが、ケーブルとスピーカーを製作していた時に大太鼓のライブ演奏のようなインパクトを求めたことに由来するという。
SGM Extremeは、2TBからオプションで最大24TBの容量に対応するSSD搭載ミュージックサーバー。本体仕上げはシルバーとブラックを用意する。
本機の開発においては「共振制御、電気的な汚染の防止、信頼性、操作性に注力して開発した」と説明。筐体にモジュール式構造を採用したことで、ハード/ソフトの両面で柔軟性のあるアップデート対応が可能だとし、長期間にわたり最新状態が維持できるとアピールしている。
内部には「デュアルCPUシステム」を搭載。これにより、再生システムとして採用するRoonのソフトウェア処理と、音楽信号処理のさまざまなプロセスを並列して行なうことができ、Roonの持つ広範囲なインターフェイスが音質に与える影響を回避できるとしている。
さらに、デュアルCPUシステムとすることで発生する熱量が減少し、単一CPUの採用と比較してより優れた耐久性が期待できるという。こうした設計・構造の工夫に加えて、高品位パーツの採用などにより、ストリーミング再生はもちろん、メモリーファイルやUSBケーブルを介した音楽再生など、多彩な用途に対して最上級の処理能力を実現したとアピールする。
音楽データを保存する内蔵SSDは、CPUに直接接続してDMIをバイパスするPCIeモジュールを使用。VMDテクノロジーの活用により、PCIeインターフェイスの処理能力を高めることができ、実行プロセスを大幅に削減できたことで、従来と比べ最大4倍の読み込み速度を実現したとする。加えて、全体的なレイテンシーとシステムノイズも大幅に低減するという。
RAMモジュールはカスタム仕様で、低電流引き込み用に事前選択したAグレードの容量4GBメモリモジュールを12基並列して使用する。これにより、リフレッシュレートのバースト電流を約50%抑えられ、電源フィルタリングとの組み合わせることで非常に低いリフレッシュノイズレベルを実現。結果として、スループットレートの向上など信号処理能力が高められると説明する。
OSは独自にカスタマイズしたWindowsを採用、デュアルCPUシステムと合わせて、低レイテンシーで高い音質によるビットパーフェクト出力を実現できたという。
電源部には独自開発の400Wリニア電源を搭載。音質面も考慮して部品選定したとしており、コンデンサーは信頼性の高いムンドルフ社製とデュエルンド社製を、チョークにはルンダール社製のトランスを使用し、独自の構成としている。
ハイパワーなCPUや電源部の熱処理には、独自設計の特製パッシブ冷却システムを採用。使用されるパーツの配置や、素材を工夫し熱伝導効率を向上させることで、冷却ファンなしに240Wもの放熱が可能だとする。
筐体シャーシには、外部ノイズからのシールドとしても機能する航空機グレードのハードアルミ素材を採用。トッププレートには合計6,000個もの大きさの異なる穴がパンチング加工でデザインされ、それぞれの穴が高周波雑音を打ち消すように働くことで、筐体内部で発生するノイズの放射を81dB減衰。併用する他のオーディオ・コンポーネントを高周波雑音の汚染から保護する効果も備えるという。
振動対策には、音響的非共振性の優れた材質とされるパンツァーホルツを使用。これにより振動パターンの分散が可能とのこと。なお、使用場所を十分考慮した上で採用したと説明する。脚部はカスタム設計とし、ラックなどの表面に最適に適合するとしている。
外形寸法は483W×180H×455mm、質量は45kg。その他、別途有償オプションで上記のSSDの増設のほか、オーディオグレードUSB、AES/EBU、Dual AES/EBU、S/PDIFなどの出力端子の追加に対応する。
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