公開日 2021/11/05 20:11
フラグシップモデル同士の豪華組み合わせデモも
<TIAS>仏AudioNecのスピーカー“EVO line”/ブルメスター「159」などイベント初登場多数!
編集部:成藤 正宣
国内外のオーディオブランドが一同に揃うイベント「東京インターナショナルオーディオショウ」が、本日11月5日から11月7日までの3日間開催される。新型コロナウイルス感染対策のため事前予約制を採用した上で、2年ぶりの開催となった今回の出展内容について、本稿ではナスペック/タイムロード/アークジョイア/ノア/ロッキーインターナショナル/今井商事ブースの模様をレポートする。
■ナスペック
昨年11月から取り扱いを開始した、仏AudioNecのスピーカー“EVO line”が国内オーディオイベントに初登場となった。上位モデルへのアップグレードも簡単なモジュール構造が特徴的で、自然でニュートラル、かつハイスピードなサウンドが持ち味だという。デモ再生では、4Wayモデル「EVO2」(税込638万円/ペア)にPLAYBACK DESIGNSのフラグシップモデル“Dreamシリーズ(8シリーズ)”などを組み合わせてのデモ再生を実施した。
また、今後発売予定の製品が複数参考出展。PLAYBACK DESIGNSからは、フラグシップモデル“Dreamシリーズ”の技術を踏襲して開発されたミドルクラスモデル“Edelweissシリーズ(6シリーズ)”から、SACD/CDプレーヤー「MPS-6」が登場。価格は未定だが、2021年内に発売する見込みとのこと。
Monitor Audioからはまもなく発売予定というスピーカー“Silver-7Gシリーズ”、ISOTEKからは、年明けに発売を予定する製品として、電源コンディショナーのエントリーモデル「V5 AQUARIUS」、ミドルクラスモデル「V5 TITAN」が展示されていた。
■タイムロード
NORDのスピーカー「HYLIXA」、CHORDのDAC「DAVE」やパワーアンプ「Ultima 5」といった同社取り扱いブランドによるデモ再生の中、一際目を惹いたのがPATHOSブランドから参考出展のプリメインアンプ「InPoL2 MkII」。ブランド独自の設計技術「INPOL」を採用する真空管+トランジスタのハイブリッドで、サイズだけでなく価格も200万円クラスになるという重量級アンプ。国内発売は年内を予定しているとのこと。
また、CHORDのデスクトップオーディオシリーズ“Qutestレンジ”も登場。シリーズ中最も新しい今年10月発売のアナログアンプ「ANNI」(税込25万3,000円前後)は、卓上サイズながら最上位パワーアンプ“Ultimaシリーズ”と同等の技術を搭載。ヘッドホンだけでなくスピーカーもドライブできるパワーを実際に体感することができる。
■アークジョイア
estelonブランドのフラグシップスピーカー「Forza」や、soulutionブランドのフラグシッププリメイン「725」/ステレオパワーアンプ「711」、DE BAERのターンテーブル「Topas 12/12」など、同社取り扱いブランド同士を組み合わせたハイエンド・システムによるデモ再生が実施。
機材は1時間毎に入れ替えられ、上記のほかにもFranco Serblinのスピーカー「Ktema」、Bespoke audioのプリアンプ「Passive-Preamp」といったバリエーション豊かな構成で音楽を試聴できる。また、今年6月に発売したestelonの新フロアスピーカー「YB mkII」(税込275万円/ペア)も出展。「Forza」の設計から得た知見を活かして開発されたというミドルクラスモデルに注目が集まった。
■ノア
Burmesterから本日11月5日より発売となる、ペア4,400万円のフラグシップモノラルパワーアンプ「159」が登場。スピーカーの低域再生の応答性などに影響するダンピングファクター値を23段階で切り替えられることが特徴で、接続するスピーカーや再生する楽曲のジャンルなどに応じて音色を調整できるという。デモ再生では、ペア税込1,500万円を超えるSonus faberのスピーカー「AIDA II」との豪華なフラグシップ製品同士の組み合わせが実現した。
デモンストレーションでは、Sonus faber「OLYMPICA NOVA V」とBurmesterのプリアンプ「088」/パワーアンプ「911Mk3」など、異なる価格帯のシステムも1時間毎のローテーションで楽しめるほか、昨年11月に発売したSonus faberのエントリークラスのスピーカー“LUNINAシリーズ”が大規模イベントでの初のお披露目となった。
■ロッキーインターナショナル
2020年に復刻し、今年同社が取り扱いを開始した老舗オーディオブランド・LEAKから、CDトランスポート「CDT」(税込14万800円)、プリメインアンプ「STEREO 130」(税込18万4,800円)を出展。「CDT」はブランドで初となるCDトランスポートで、USBメモリーを接続し最大48kHzまでのWAV、およびMP3/WMA/AACファイルの再生にも対応。「STEREO 130」はブランドの象徴的モデルのデザインなどを踏襲しつつ、USB入力やBluetooth接続など現代的な機能性を兼ね備えたモデルとなっている。
また、QUADからは新製品「Artera Solus」(税込39万3,800円)を展示。CDプレーヤー、DAC、プリメインアンプとしての機能を兼ね備えたオールインワンオーディオという位置づけで、Bluetooth接続を含め様々な入出力に対応。信号レベルに応じて、音の純度に優れるA級動作と効率に優れるAB級動作を使い分ける、ブランド独自のアンプ技術「カレント・ダンピング技術」も採用している。
■今井商事
同社が取り扱うデンマークのスピーカーブランド・JERNから、新モデル「15」(税込39万3,000円/ペア)、「514EH」(税込88万円/ペア)のデモンストレーションを実施。鋳鉄製のキャビネットを採用する点がブランドの特徴で、「15」はSEAS社と共同開発したロングストローク・メタルコーン・ウーファーにより低域特製を改善したモデル。また、「514EH」は既存モデル「14EH」にスーパーウーファーを組み合わせた3ウェイモデルとなっている。
ほか、米ニューヨークのWoo Audioから、真空管採用のDAC内蔵ヘッドホン/プリアンプ「WA7 3rd gen」を出展。筺体を2つに分割していた従来モデルから1筺体に改めた上、新たに4.4mmのヘッドホン出力/プリアウトを搭載。内蔵DACチップも更新し、PCM 384kHz/24bit、DSD 5.6MHzまでの再生をサポートするなどアップデートが図られたモデルとなっている。
■ナスペック
昨年11月から取り扱いを開始した、仏AudioNecのスピーカー“EVO line”が国内オーディオイベントに初登場となった。上位モデルへのアップグレードも簡単なモジュール構造が特徴的で、自然でニュートラル、かつハイスピードなサウンドが持ち味だという。デモ再生では、4Wayモデル「EVO2」(税込638万円/ペア)にPLAYBACK DESIGNSのフラグシップモデル“Dreamシリーズ(8シリーズ)”などを組み合わせてのデモ再生を実施した。
また、今後発売予定の製品が複数参考出展。PLAYBACK DESIGNSからは、フラグシップモデル“Dreamシリーズ”の技術を踏襲して開発されたミドルクラスモデル“Edelweissシリーズ(6シリーズ)”から、SACD/CDプレーヤー「MPS-6」が登場。価格は未定だが、2021年内に発売する見込みとのこと。
Monitor Audioからはまもなく発売予定というスピーカー“Silver-7Gシリーズ”、ISOTEKからは、年明けに発売を予定する製品として、電源コンディショナーのエントリーモデル「V5 AQUARIUS」、ミドルクラスモデル「V5 TITAN」が展示されていた。
■タイムロード
NORDのスピーカー「HYLIXA」、CHORDのDAC「DAVE」やパワーアンプ「Ultima 5」といった同社取り扱いブランドによるデモ再生の中、一際目を惹いたのがPATHOSブランドから参考出展のプリメインアンプ「InPoL2 MkII」。ブランド独自の設計技術「INPOL」を採用する真空管+トランジスタのハイブリッドで、サイズだけでなく価格も200万円クラスになるという重量級アンプ。国内発売は年内を予定しているとのこと。
また、CHORDのデスクトップオーディオシリーズ“Qutestレンジ”も登場。シリーズ中最も新しい今年10月発売のアナログアンプ「ANNI」(税込25万3,000円前後)は、卓上サイズながら最上位パワーアンプ“Ultimaシリーズ”と同等の技術を搭載。ヘッドホンだけでなくスピーカーもドライブできるパワーを実際に体感することができる。
■アークジョイア
estelonブランドのフラグシップスピーカー「Forza」や、soulutionブランドのフラグシッププリメイン「725」/ステレオパワーアンプ「711」、DE BAERのターンテーブル「Topas 12/12」など、同社取り扱いブランド同士を組み合わせたハイエンド・システムによるデモ再生が実施。
機材は1時間毎に入れ替えられ、上記のほかにもFranco Serblinのスピーカー「Ktema」、Bespoke audioのプリアンプ「Passive-Preamp」といったバリエーション豊かな構成で音楽を試聴できる。また、今年6月に発売したestelonの新フロアスピーカー「YB mkII」(税込275万円/ペア)も出展。「Forza」の設計から得た知見を活かして開発されたというミドルクラスモデルに注目が集まった。
■ノア
Burmesterから本日11月5日より発売となる、ペア4,400万円のフラグシップモノラルパワーアンプ「159」が登場。スピーカーの低域再生の応答性などに影響するダンピングファクター値を23段階で切り替えられることが特徴で、接続するスピーカーや再生する楽曲のジャンルなどに応じて音色を調整できるという。デモ再生では、ペア税込1,500万円を超えるSonus faberのスピーカー「AIDA II」との豪華なフラグシップ製品同士の組み合わせが実現した。
デモンストレーションでは、Sonus faber「OLYMPICA NOVA V」とBurmesterのプリアンプ「088」/パワーアンプ「911Mk3」など、異なる価格帯のシステムも1時間毎のローテーションで楽しめるほか、昨年11月に発売したSonus faberのエントリークラスのスピーカー“LUNINAシリーズ”が大規模イベントでの初のお披露目となった。
■ロッキーインターナショナル
2020年に復刻し、今年同社が取り扱いを開始した老舗オーディオブランド・LEAKから、CDトランスポート「CDT」(税込14万800円)、プリメインアンプ「STEREO 130」(税込18万4,800円)を出展。「CDT」はブランドで初となるCDトランスポートで、USBメモリーを接続し最大48kHzまでのWAV、およびMP3/WMA/AACファイルの再生にも対応。「STEREO 130」はブランドの象徴的モデルのデザインなどを踏襲しつつ、USB入力やBluetooth接続など現代的な機能性を兼ね備えたモデルとなっている。
また、QUADからは新製品「Artera Solus」(税込39万3,800円)を展示。CDプレーヤー、DAC、プリメインアンプとしての機能を兼ね備えたオールインワンオーディオという位置づけで、Bluetooth接続を含め様々な入出力に対応。信号レベルに応じて、音の純度に優れるA級動作と効率に優れるAB級動作を使い分ける、ブランド独自のアンプ技術「カレント・ダンピング技術」も採用している。
■今井商事
同社が取り扱うデンマークのスピーカーブランド・JERNから、新モデル「15」(税込39万3,000円/ペア)、「514EH」(税込88万円/ペア)のデモンストレーションを実施。鋳鉄製のキャビネットを採用する点がブランドの特徴で、「15」はSEAS社と共同開発したロングストローク・メタルコーン・ウーファーにより低域特製を改善したモデル。また、「514EH」は既存モデル「14EH」にスーパーウーファーを組み合わせた3ウェイモデルとなっている。
ほか、米ニューヨークのWoo Audioから、真空管採用のDAC内蔵ヘッドホン/プリアンプ「WA7 3rd gen」を出展。筺体を2つに分割していた従来モデルから1筺体に改めた上、新たに4.4mmのヘッドホン出力/プリアウトを搭載。内蔵DACチップも更新し、PCM 384kHz/24bit、DSD 5.6MHzまでの再生をサポートするなどアップデートが図られたモデルとなっている。