公開日 2022/10/31 13:58
発売済み製品の一斉試聴も充実
<TIAS>ウィルソン・オーディオ「ALEXX V」/CHORD新プリ「ULTIMA PRE3」など大型製品が初披露
編集部:成藤 正宣
10月28日から30日までの3日間、有楽町・国際フォーラムで開催された「東京インターナショナルオーディオショウ2022」。本稿では、イベントに出展したステラ/ゼファン/タイムロード/ロッキーインターナショナル/今井商事の出展情報をお届けする。
G409室に共同出展したステラ/ゼファンは、両社それぞれスペースを半分ずつ使い、交互に試聴プログラムを行った。
ステラからは、Wilson Audioの新スピーカー「ALEXX V(ブイ)」が出展。フラグシップモデル「CHRONOSONIC XVX」で培ったノウハウを導入し、筐体振動のさらなる抑制と、ドライバーユニットのダイナミックレンジの拡張を達成。一層リアルなサウンドステージが再現可能になったという。
10月1日より取り扱いを開始したイタリア・Audelの2ウェイブックシェルフスピーカー「U-Basik 5/8」も登場。筐体にバーチ積層材を採用したエントリーモデルで、中央部には振動減衰特性を高めるためアクリル素材「FENIX」を挟み込んでいる。価格はウォールナットモデルで42.9万円(ペア/税込)となる。
さらに、新規取り扱い予定のブルガリア・THRAX Audioから、300B真空管を使用した2種類のアンプを出展。計6本の真空管を最大限に活用し、50Wの出力を確保したモノパワー「Spartacus 300」(ペア1,540万円/税込)、計4本の真空管を搭載し、電源部を分離した2筐体構造のプリ「Libra 300B」(990万円/税込)を披露した。いずれも300B真空管の性能を最大限引き出す設計をしたという純A級アンプで、価格も1,000万円前後のハイエンドモデルとなる。
ほか、TechDASの最上位ターンテーブル「Air Force Zero」、VIVID Audioのスピーカー「G1 Giya Spilit」、GOLDMUNDのモノパワー「TELOS 1000 Nextgen」、YPSILONのフォノイコ「VPS-100 SE」といった製品も試聴用に用意された。
ゼファンからは、CH Precisionが今年7月に発表したDAコントローラー「C1.2」(561万円/税込)が出展。従来モデルの「C1」から処理能力の向上、新しいクロックと専用パワーサプライの採用によるノイズ/ジッターの低減などが図られ、デジタル信号処理の性能を一層高めたという。モノラル仕様の「C1.2 mono」(1,210万円/税込)がラインナップされるほか、従来モデルC1からC1.2へのアップグレードも可能となっている。
スピーカーには、MARTENブランドの4ウェイフロア型「Mingus Orchestra」、3ウェイフロア型「Mingus Quintet 2」を、Jorma Designの高品質ケーブル「Jorma Statement」製内部配線でアップグレードした“Statement Edition”が用いられた。また、オーディオ機器のスピーカー端子に接続することでS/N向上などの効果を発揮するというBoenicke audioの「Com Dev(コムデビ)」といったアクセサリーも合わせて紹介された。
タイムロードは、CHORD Electronicsから新たに発売するプリアンプ「ULTIMA PRE3」を国内初披露。試聴システムに組み込み、デモンストレーションを実施した。
ULTIMA PRE3は、同ブランドがこれまでに培ってきたノウハウや独自技術をいったん脇に置き、改めてゼロから設計が行われたというモデル。海外では既に受注を開始しており、国内価格は176万円前後が見込まれるとのこと。
試聴システムでは、ULTIMA PRE3を左右chそれぞれに1台ずつモノプリとして使用することで、解像感や音場感をより向上。同じCHORDのDAC「DAVE」やアップスケーラー「Hugo M-Scaler」、PATHOSブランドの真空管プリメイン「InPol Mk2」、Charioのスピーカー「Sonnet」など同社取り扱いブランドの製品とのさまざまな組み合わせで再生。イタリアのPATHOSとChario、イギリスのCHORDとNODEといった同郷ブランドの組み合わせや、教会音楽/歌謡曲/EDMなど特定の音楽ジャンルにフォーカスした再生など、テーマに沿った試聴プログラムも用意された。
ロッキー・インターナショナルは、Wharfedale、QUAD、MUSICAL FIDELITY、LEAKなど同社取り扱いブランドの注目モデルの一斉試聴を用意。Wharfedaleのスピーカー「LINTON Heritage」による柔らかで聴きやすい音色など、各製品それぞれの特徴を代わる代わる楽しめた。
またQUADでは、Bluetooth、DTS Play-Fiマルチルーム再生に対応したDAC内蔵プリメイン「VENA II Play」、それに加えCDプレーヤーも搭載した「Artera Solus Play」というオールインワンの製品が登場。さらに、今後取り扱いを開始予定というスピーカー “Zシリーズ” も披露された。
今井商事では、制振性の高い鋳鉄製筐体にこだわるデンマークのスピーカーブランド・JERNを中心にデモンストレーションを実施。ドライバーユニットを従来から変更することで周波数帯域を広げた最新モデル「15」や、スタンド型のサブウーファーを加えることで3ウェイ化した「514EH」といったモデルを再生した。
また室内後方には、アメリカのブランド・Woo Audioのデスクトップ/ポータブルオーディオ製品も展示。4.4mm接続対応のヘッドホンアンプとしてもプリアンプとしても活用できるDAC内蔵真空管アンプ「WA7 3rd」、バッテリー内蔵で携帯ができる真空管ヘッドホンアンプ「WA8」などをラインナップした。
■ステラ/ゼファン
G409室に共同出展したステラ/ゼファンは、両社それぞれスペースを半分ずつ使い、交互に試聴プログラムを行った。
ステラからは、Wilson Audioの新スピーカー「ALEXX V(ブイ)」が出展。フラグシップモデル「CHRONOSONIC XVX」で培ったノウハウを導入し、筐体振動のさらなる抑制と、ドライバーユニットのダイナミックレンジの拡張を達成。一層リアルなサウンドステージが再現可能になったという。
10月1日より取り扱いを開始したイタリア・Audelの2ウェイブックシェルフスピーカー「U-Basik 5/8」も登場。筐体にバーチ積層材を採用したエントリーモデルで、中央部には振動減衰特性を高めるためアクリル素材「FENIX」を挟み込んでいる。価格はウォールナットモデルで42.9万円(ペア/税込)となる。
さらに、新規取り扱い予定のブルガリア・THRAX Audioから、300B真空管を使用した2種類のアンプを出展。計6本の真空管を最大限に活用し、50Wの出力を確保したモノパワー「Spartacus 300」(ペア1,540万円/税込)、計4本の真空管を搭載し、電源部を分離した2筐体構造のプリ「Libra 300B」(990万円/税込)を披露した。いずれも300B真空管の性能を最大限引き出す設計をしたという純A級アンプで、価格も1,000万円前後のハイエンドモデルとなる。
ほか、TechDASの最上位ターンテーブル「Air Force Zero」、VIVID Audioのスピーカー「G1 Giya Spilit」、GOLDMUNDのモノパワー「TELOS 1000 Nextgen」、YPSILONのフォノイコ「VPS-100 SE」といった製品も試聴用に用意された。
ゼファンからは、CH Precisionが今年7月に発表したDAコントローラー「C1.2」(561万円/税込)が出展。従来モデルの「C1」から処理能力の向上、新しいクロックと専用パワーサプライの採用によるノイズ/ジッターの低減などが図られ、デジタル信号処理の性能を一層高めたという。モノラル仕様の「C1.2 mono」(1,210万円/税込)がラインナップされるほか、従来モデルC1からC1.2へのアップグレードも可能となっている。
スピーカーには、MARTENブランドの4ウェイフロア型「Mingus Orchestra」、3ウェイフロア型「Mingus Quintet 2」を、Jorma Designの高品質ケーブル「Jorma Statement」製内部配線でアップグレードした“Statement Edition”が用いられた。また、オーディオ機器のスピーカー端子に接続することでS/N向上などの効果を発揮するというBoenicke audioの「Com Dev(コムデビ)」といったアクセサリーも合わせて紹介された。
■タイムロード
タイムロードは、CHORD Electronicsから新たに発売するプリアンプ「ULTIMA PRE3」を国内初披露。試聴システムに組み込み、デモンストレーションを実施した。
ULTIMA PRE3は、同ブランドがこれまでに培ってきたノウハウや独自技術をいったん脇に置き、改めてゼロから設計が行われたというモデル。海外では既に受注を開始しており、国内価格は176万円前後が見込まれるとのこと。
試聴システムでは、ULTIMA PRE3を左右chそれぞれに1台ずつモノプリとして使用することで、解像感や音場感をより向上。同じCHORDのDAC「DAVE」やアップスケーラー「Hugo M-Scaler」、PATHOSブランドの真空管プリメイン「InPol Mk2」、Charioのスピーカー「Sonnet」など同社取り扱いブランドの製品とのさまざまな組み合わせで再生。イタリアのPATHOSとChario、イギリスのCHORDとNODEといった同郷ブランドの組み合わせや、教会音楽/歌謡曲/EDMなど特定の音楽ジャンルにフォーカスした再生など、テーマに沿った試聴プログラムも用意された。
■ロッキー・インターナショナル
ロッキー・インターナショナルは、Wharfedale、QUAD、MUSICAL FIDELITY、LEAKなど同社取り扱いブランドの注目モデルの一斉試聴を用意。Wharfedaleのスピーカー「LINTON Heritage」による柔らかで聴きやすい音色など、各製品それぞれの特徴を代わる代わる楽しめた。
またQUADでは、Bluetooth、DTS Play-Fiマルチルーム再生に対応したDAC内蔵プリメイン「VENA II Play」、それに加えCDプレーヤーも搭載した「Artera Solus Play」というオールインワンの製品が登場。さらに、今後取り扱いを開始予定というスピーカー “Zシリーズ” も披露された。
■今井商事
今井商事では、制振性の高い鋳鉄製筐体にこだわるデンマークのスピーカーブランド・JERNを中心にデモンストレーションを実施。ドライバーユニットを従来から変更することで周波数帯域を広げた最新モデル「15」や、スタンド型のサブウーファーを加えることで3ウェイ化した「514EH」といったモデルを再生した。
また室内後方には、アメリカのブランド・Woo Audioのデスクトップ/ポータブルオーディオ製品も展示。4.4mm接続対応のヘッドホンアンプとしてもプリアンプとしても活用できるDAC内蔵真空管アンプ「WA7 3rd」、バッテリー内蔵で携帯ができる真空管ヘッドホンアンプ「WA8」などをラインナップした。