公開日 2022/12/08 19:13
「911 MkIII」の後継を担うニュースタンダード機
ブルメスター、旗艦モノパワーの技術・デザインを踏襲したステレオパワーアンプ「216」
編集部:杉山康介
ノアは、同社が取り扱うドイツ・ブルメスターのステレオパワーアンプ「216」を12月12日より発売する。価格は4,785,000円(税込)。
2021年に発売したフラグシップモノパワーアンプ「159」の技術やエクステリアデザインを踏襲し、新たな安全検査規格(IEC62368-1)に準拠のうえで設計されたというステレオパワー。ブランドのランドマーク的存在で、現在は3世代機となるステレオパワー「911 MkIII」の後継を担うニュースタンダード機だとしている。
新たなリニア電源を搭載。このリニア電源が本来のポテンシャルを発揮するまでに必要なウォームアップ時間を最短としつつ最高のパフォーマンスを発揮させるべく、「159」の開発段階で確立した「静止電流を加熱段階でも正確な温度測定に基づいて調整し、数分後に最適化された動作点に到達させる」回路技術(特許出願中)を採用する。
また最適化された動作点を維持し続けるため、出力素子の温度を電圧によって検出し、リアルタイムでフィードバックさせる制御プロセスを、主な音楽信号の周波数帯域外である高周波伝送で動作させる独自回路(特許出願中)も開発。
この2つの技術でパワーアンプ部の熱接続を最適にコントロールすることで、ヒートシンクの熱容量と静止電流も常に最適化され、ウォームアップ時間が極限まで短くなりつつ、安定した最高のブルメスター・サウンドを維持提供できるようになったとしている。
電源部には47,000uFのカスタムメイド・フィルター・コンデンサを4個搭載。総容量は188,000uFと「159」と同等で、さらに430VAの大型カスタムメイド・トロイダルコア・トランスを金属製カバーで覆い、完璧な磁気シールド対策を施したとのこと。
入力段にはブランド独自のフルバランス回路「X-Amp」を採用。更なる改良を重ねたことで、重厚かつ繊細で音楽性豊かな再生を実現するという。また経路上のカップリング・コンデンサを一切排除した「DCカップリング」とすることで可聴域内での位相シフトがなくなり、空間の表現力や音像の定位感、静寂性などを獲得したほか、回路全体も音楽性を損なわないよう、最小限の負帰還で特性や安定性が保たれるよう設計されているという。
出力段には片ch 2パラレル・プッシュプル、合計8個のパワー・トランジスタを搭載。シンプルな構成で大型のスピーカーもストレスなく制御する、強力なドライブ能力を獲得したとする。
トランジスタを理想的な温度で駆動させるため、「159」と同等の独自の排熱設計を採用。出力段とハウジング外周部を熱伝導率の高い銅製ヒートパイプで連結することで、出力段の発熱をハウジングに逃し、外周のヒートシンクから効率的に放出する。
またハウジングの底面にはパンチング、背面にはスリットによる通気口を備え、冷却ファンなどを必要としないハウジング全体でのクーリングを実現。出力段と電源部を常に最適な温度で動作し、熱損失による電力ロスを極限まで抑え、各パーツの動作効率を向上させて理想的なブルメスター・サウンドを安定提供するとのこと。
パーツ類は全てブルメスターの高い品質基準に合格したもののみを使っており、中でも大電流を扱う回路の受動部品はカスタムメイドの専用部品を採用。全機が熟練の技術者によって組み立てられ、実際の動作条件下でのリスニングテストを含む数日間のバーンインを実施。出荷には全てのテストをクリアすることが求められるため、最高の品質を保証するという。
ハウジングやヒートシンクはホワイトアルマイト処理を施した高品位アルミニウムで構成。先述の通りエクステリアデザインは「159」を踏襲したもので、バウハウスの設計思想に基づきつつ、フット部を低くして設置場所との空間的な調和を実現するとアピール。
入力はXLR(3番HOT)を1系統、スピーカー端子はYラグ/バナナプラグ両対応のものを1系統装備。本製品を2台用意し、別売の専用アダプタを使えばモノラル駆動、バイアンプ駆動が可能となる。
入力インピーダンスは1.9kΩ(バランス)/12kΩ(アンバランス)で、定格出力(4Ω)は165W+165W(ステレオ時)/490W(モノラル時)、ゲインは31.8dB(ステレオ時)/37.8dB(モノラル時)。
ダンピングファクターは1,500以上(100Hz/4Ω)で、周波数特性は5Hz-180kHz(-3dB)、S/Nは109dB以上(20Hz-20kHz)、THD+Nは0.008%以下(1kHz/50W/4Ω)、入力感度は770mV(1%THD+N、4Ω)。外形寸法は496W×191H×479Dmm(突起部含む)で、質量は35kgとなる。
2021年に発売したフラグシップモノパワーアンプ「159」の技術やエクステリアデザインを踏襲し、新たな安全検査規格(IEC62368-1)に準拠のうえで設計されたというステレオパワー。ブランドのランドマーク的存在で、現在は3世代機となるステレオパワー「911 MkIII」の後継を担うニュースタンダード機だとしている。
新たなリニア電源を搭載。このリニア電源が本来のポテンシャルを発揮するまでに必要なウォームアップ時間を最短としつつ最高のパフォーマンスを発揮させるべく、「159」の開発段階で確立した「静止電流を加熱段階でも正確な温度測定に基づいて調整し、数分後に最適化された動作点に到達させる」回路技術(特許出願中)を採用する。
また最適化された動作点を維持し続けるため、出力素子の温度を電圧によって検出し、リアルタイムでフィードバックさせる制御プロセスを、主な音楽信号の周波数帯域外である高周波伝送で動作させる独自回路(特許出願中)も開発。
この2つの技術でパワーアンプ部の熱接続を最適にコントロールすることで、ヒートシンクの熱容量と静止電流も常に最適化され、ウォームアップ時間が極限まで短くなりつつ、安定した最高のブルメスター・サウンドを維持提供できるようになったとしている。
電源部には47,000uFのカスタムメイド・フィルター・コンデンサを4個搭載。総容量は188,000uFと「159」と同等で、さらに430VAの大型カスタムメイド・トロイダルコア・トランスを金属製カバーで覆い、完璧な磁気シールド対策を施したとのこと。
入力段にはブランド独自のフルバランス回路「X-Amp」を採用。更なる改良を重ねたことで、重厚かつ繊細で音楽性豊かな再生を実現するという。また経路上のカップリング・コンデンサを一切排除した「DCカップリング」とすることで可聴域内での位相シフトがなくなり、空間の表現力や音像の定位感、静寂性などを獲得したほか、回路全体も音楽性を損なわないよう、最小限の負帰還で特性や安定性が保たれるよう設計されているという。
出力段には片ch 2パラレル・プッシュプル、合計8個のパワー・トランジスタを搭載。シンプルな構成で大型のスピーカーもストレスなく制御する、強力なドライブ能力を獲得したとする。
トランジスタを理想的な温度で駆動させるため、「159」と同等の独自の排熱設計を採用。出力段とハウジング外周部を熱伝導率の高い銅製ヒートパイプで連結することで、出力段の発熱をハウジングに逃し、外周のヒートシンクから効率的に放出する。
またハウジングの底面にはパンチング、背面にはスリットによる通気口を備え、冷却ファンなどを必要としないハウジング全体でのクーリングを実現。出力段と電源部を常に最適な温度で動作し、熱損失による電力ロスを極限まで抑え、各パーツの動作効率を向上させて理想的なブルメスター・サウンドを安定提供するとのこと。
パーツ類は全てブルメスターの高い品質基準に合格したもののみを使っており、中でも大電流を扱う回路の受動部品はカスタムメイドの専用部品を採用。全機が熟練の技術者によって組み立てられ、実際の動作条件下でのリスニングテストを含む数日間のバーンインを実施。出荷には全てのテストをクリアすることが求められるため、最高の品質を保証するという。
ハウジングやヒートシンクはホワイトアルマイト処理を施した高品位アルミニウムで構成。先述の通りエクステリアデザインは「159」を踏襲したもので、バウハウスの設計思想に基づきつつ、フット部を低くして設置場所との空間的な調和を実現するとアピール。
入力はXLR(3番HOT)を1系統、スピーカー端子はYラグ/バナナプラグ両対応のものを1系統装備。本製品を2台用意し、別売の専用アダプタを使えばモノラル駆動、バイアンプ駆動が可能となる。
入力インピーダンスは1.9kΩ(バランス)/12kΩ(アンバランス)で、定格出力(4Ω)は165W+165W(ステレオ時)/490W(モノラル時)、ゲインは31.8dB(ステレオ時)/37.8dB(モノラル時)。
ダンピングファクターは1,500以上(100Hz/4Ω)で、周波数特性は5Hz-180kHz(-3dB)、S/Nは109dB以上(20Hz-20kHz)、THD+Nは0.008%以下(1kHz/50W/4Ω)、入力感度は770mV(1%THD+N、4Ω)。外形寸法は496W×191H×479Dmm(突起部含む)で、質量は35kgとなる。