公開日 2023/03/03 10:00
税込3,080,000円
Bricasti Design、3種の変換方式を搭載するフラグシップD/Aコンバーター「M21」
編集部 : 伴 修二郎
エミライは、Bricasti DesignのフラグシップD/Aコンバーター「M21」を本日3月3日より発売する。価格は3,080,000円(税込)。
「AD1955によるマルチビットΔΣ」「DSD専用ダイレクト変換回路」「PCM専用R-2Rラダー型回路」の3種類の異なるDAC変換方式を1筐体に搭載し、PCM/DSDのデータを理想的に再生する。
「マルチビットΔΣ方式」のDACチップには、アナログ・デバイセズ社製「AD1955」を採用。高い電流振幅を備えた電流出力型DACチップは、低ゲインのI/Vで出力が取れるため、THD、ダイナミックレンジともに適切な回路設計で優れた出力特性を実現する。さらに、本チップを左右chに1基ずつ独立搭載するモノラル駆動を採用。PCM信号だけでなく、DSD信号の再生にも対応する。
なお、デジタルフィルターにはPCM用に独自開発した「リコンストラクション・アンチ・エイリアス・フィルター」を搭載する。DSD信号の変換時にも、SHARC DSPチップを用いた独自開発のポストフィルターによるリコンストラクション処理を行う。これにより、AD1955をモジュレーション処理のみに専念させ、より高品位なデジタル再生を可能にする。
2つ目の「DSD専用ダイレクトアナログ変換回路」は、「M12」「M3」で先行搭載されたDSD再生面での大きな特徴。ノイズフィルタリングとレベル制御をアナログ領域で行うため、DSD信号へのあらゆるデジタル処理は行われない。純粋なアナログ回路で変換されるため、DSDの開発理念に基づいた理想的な再生が行えるという。
「20ビットR-2Rラダー型DAC回路」を搭載した3つ目の変換方式は、部品選定から回路構成に至るまで同社が理想とする設計のもと、DACチップによるD/Aコンバートの制約から解放された理想的なPCM再生を実現する。なお、DAC部分の回路基盤を2層構造とすることで、限られたスペースで3種のDAC変換方式を収めることを可能にしている。
ネットワーク・インターフェース機能とメディア・レンダラー機能を搭載しており、DLNA互換のネットワークプレーヤーとしても使用できる。最大PCM384kHz/24bitおよびDSD128のデータ再生に対応する。
DAC部には、ジッター値6ピコ秒を達成するDDS採用のマスター・クロック回路を装備。AD1955をモノラル・モードにしてチャンネルごとに独立動作させるだけでなく、超低ジッターの水晶発振器「Femto Clock」をチャンネルごとに配置する。これにDDS(ダイレクト・デジタル・シンセシス/デジタル直接合成発振器)を経由することで究極の低ジッター環境を実現。左右チャンネルのクロック同期はデジタル処理基板上に配置されたSHARC DSPにより制御する。
内部回路は、信号処理回路、アナログLch出力回路、アナログRch出力回路を完全に独立した基板で分離し、左右ch間の干渉やデジタルノイズを抑制する。電源部は左右のチャンネルに各1基ずつ、制御回路用に1基の3つのリニア電源で駆動する。各チャンネルは二重安定化電源により極めて安定した電源供給を行うという。
DACセクションの回路基板には、高周波領域の低損失基板用を採用する。基板に透磁率に優れるセラミック素材のRogers社製、プリント基板にBricasti Designが自社工場で製造したものを採用する。
全ての機構部品はアルミニウムブロックから切削加工され、操作ボタンのキャップやインシュレーターもすべて社内設備で切削加工している。米Stillpoints社と共同開発した「振動アイソレーション・フット」を装備、筐体はアルマイト処理を施したアルミニウム仕様となる。
入力端子はLAN、USB(2.0)、XLR、同軸デジタル(RCA/BNC)、光デジタルが各1系統、アナログ出力はバランスXLRとアンバランスRCAを装備する。外形寸法は約430x313x110mm、質量は約8.6kg。
「AD1955によるマルチビットΔΣ」「DSD専用ダイレクト変換回路」「PCM専用R-2Rラダー型回路」の3種類の異なるDAC変換方式を1筐体に搭載し、PCM/DSDのデータを理想的に再生する。
「マルチビットΔΣ方式」のDACチップには、アナログ・デバイセズ社製「AD1955」を採用。高い電流振幅を備えた電流出力型DACチップは、低ゲインのI/Vで出力が取れるため、THD、ダイナミックレンジともに適切な回路設計で優れた出力特性を実現する。さらに、本チップを左右chに1基ずつ独立搭載するモノラル駆動を採用。PCM信号だけでなく、DSD信号の再生にも対応する。
なお、デジタルフィルターにはPCM用に独自開発した「リコンストラクション・アンチ・エイリアス・フィルター」を搭載する。DSD信号の変換時にも、SHARC DSPチップを用いた独自開発のポストフィルターによるリコンストラクション処理を行う。これにより、AD1955をモジュレーション処理のみに専念させ、より高品位なデジタル再生を可能にする。
2つ目の「DSD専用ダイレクトアナログ変換回路」は、「M12」「M3」で先行搭載されたDSD再生面での大きな特徴。ノイズフィルタリングとレベル制御をアナログ領域で行うため、DSD信号へのあらゆるデジタル処理は行われない。純粋なアナログ回路で変換されるため、DSDの開発理念に基づいた理想的な再生が行えるという。
「20ビットR-2Rラダー型DAC回路」を搭載した3つ目の変換方式は、部品選定から回路構成に至るまで同社が理想とする設計のもと、DACチップによるD/Aコンバートの制約から解放された理想的なPCM再生を実現する。なお、DAC部分の回路基盤を2層構造とすることで、限られたスペースで3種のDAC変換方式を収めることを可能にしている。
ネットワーク・インターフェース機能とメディア・レンダラー機能を搭載しており、DLNA互換のネットワークプレーヤーとしても使用できる。最大PCM384kHz/24bitおよびDSD128のデータ再生に対応する。
DAC部には、ジッター値6ピコ秒を達成するDDS採用のマスター・クロック回路を装備。AD1955をモノラル・モードにしてチャンネルごとに独立動作させるだけでなく、超低ジッターの水晶発振器「Femto Clock」をチャンネルごとに配置する。これにDDS(ダイレクト・デジタル・シンセシス/デジタル直接合成発振器)を経由することで究極の低ジッター環境を実現。左右チャンネルのクロック同期はデジタル処理基板上に配置されたSHARC DSPにより制御する。
内部回路は、信号処理回路、アナログLch出力回路、アナログRch出力回路を完全に独立した基板で分離し、左右ch間の干渉やデジタルノイズを抑制する。電源部は左右のチャンネルに各1基ずつ、制御回路用に1基の3つのリニア電源で駆動する。各チャンネルは二重安定化電源により極めて安定した電源供給を行うという。
DACセクションの回路基板には、高周波領域の低損失基板用を採用する。基板に透磁率に優れるセラミック素材のRogers社製、プリント基板にBricasti Designが自社工場で製造したものを採用する。
全ての機構部品はアルミニウムブロックから切削加工され、操作ボタンのキャップやインシュレーターもすべて社内設備で切削加工している。米Stillpoints社と共同開発した「振動アイソレーション・フット」を装備、筐体はアルマイト処理を施したアルミニウム仕様となる。
入力端子はLAN、USB(2.0)、XLR、同軸デジタル(RCA/BNC)、光デジタルが各1系統、アナログ出力はバランスXLRとアンバランスRCAを装備する。外形寸法は約430x313x110mm、質量は約8.6kg。
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