公開日 2023/06/23 17:44
タンノイやRCAから着想を得たショップオリジナルキャビネットも作成
銀座のオーディオショップ「サウンドクリエイト」、希少なヴィンテージスピーカー各種を展示販売
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
銀座のオーディオショップ・サウンドクリエイト。同店の特徴のひとつは「ヴィンテージスピーカー」を豊富に取り揃えていること。世界でも希少な銘スピーカーから状態の良いものを厳選し、きちんとメンテナンスをした上で販売しているという。ここでは、アメリカとイギリスのヴィンテージモデルから一部を紹介する。
英国の名門スピーカーブランド・Wharfedale(ワーフェデール)。SFBは1960年代初頭に発売されたモデルで、ウッディな家具調デザインが目を惹く。30cmウーファー(W12)、25cmミッドレンジ(W10)、7cmスーパートゥイーターの3wayユニットを搭載している。
フロントバッフルと左右のステイのみで構成された後面開放型システムなので、キャビネットの付帯音が起こりにくく、伸び伸びとした開放的な響きが特徴とのこと。「Wharfedaleらしい品の良さを感じたい方にぜひおすすめできます!」とスタッフも太鼓判を押す。
1940年初期から中後期にかけて製造された15インチ同軸ユニットType H、現在では極めて入手困難なスピーカーのひとつ。気品のある佇まいをした美しいキャビネットが特徴で、当時は1本売りされていたので、正面のデザインもいくつかあり、ひとつひとつ大きさが微妙に異なっている。
なんと9mm厚という薄いエンクロージャーなので、見た目ほどの重さがなく軽いのが特徴。「この薄さでラウンドをつくるとは、技術力の高さを感じます。ハイスピードでクリアな音色。風のような低音の抜けが気持ち良いです」とのこと。
アルテックといえば劇場用スピーカー「The Voice of the Theatre」シリーズが有名だが、この「A8」は1960年代後期頃に発売されたもの。シリーズの中でも一番小さく薄型で、特に生産数が少ない希少なモデルが入荷している。
ウーファー「416Z」、32ホーン、ドライバー「806A」、ネットワーク「N800F」によるバスレフ型2wayシステム。「“A5”や“A7”に比べると、音色に柔らかさとキレが共存し、2wayの繋がりの良さを感じていただけるサウンドです」とA8サウンドの魅力を語る。
サウンドクリエイトの人気アイテムといえば、アメリカのTrusonic。家具デザイナーのイームズが関わった「E2」はデザイン性の高さからも注目されたスピーカーだが、サウンドクリエイトではこのデザインをもとにレプリカキャビネットを作成。当時の30cm同軸ユニット「120CX」を搭載したショップオリジナルアイテムとして販売中。
キャビネットは響きの豊かな米松もしくはフィンランドバーチから選択可能で、イームズ特有のスタンドとセットで購入することも可能となっている。
こちらもサウンドクリエイト製作によるスペシャルキャビネット。搭載ユニットはRFT「L6506」という1980年代の東ドイツで生産されたもので、放送局や映画館などで使用されたものとのこと。25cm×18cmの楕円形のフルレンジユニットというのも珍しいスタイル。
キャビネットはタンノイの「コーナーカンタベリー」から着想を得たミニミニデザインで、部屋のデザインをぐっと引き締めてくれる。音質的には「ハイスピードで抜け感のある響き」が特徴とのことだ。
こちらはユニットは現代のものだが、RCAのヴィンテージスピーカー「MI-11407 TypeC」から着想を得たショップオリジナルキャビネットと組み合わせ。スペイン・バレンシアで製造されているbeyma「4FR40」という4インチフルレンジユニットを搭載している。
サウンドクリエイトのブログでは、ミニRCAの調整マル秘ノウハウも公開中。「小ぶりなサイズからは想像もつかない、ダイナミックでパワフルなサウンドをお楽しみいただけます!」と仕上がりに自信を見せている。
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Wharfedale「SFB/3」
英国の名門スピーカーブランド・Wharfedale(ワーフェデール)。SFBは1960年代初頭に発売されたモデルで、ウッディな家具調デザインが目を惹く。30cmウーファー(W12)、25cmミッドレンジ(W10)、7cmスーパートゥイーターの3wayユニットを搭載している。
フロントバッフルと左右のステイのみで構成された後面開放型システムなので、キャビネットの付帯音が起こりにくく、伸び伸びとした開放的な響きが特徴とのこと。「Wharfedaleらしい品の良さを感じたい方にぜひおすすめできます!」とスタッフも太鼓判を押す。
JENSEN「Old Imperial Type H」
1940年初期から中後期にかけて製造された15インチ同軸ユニットType H、現在では極めて入手困難なスピーカーのひとつ。気品のある佇まいをした美しいキャビネットが特徴で、当時は1本売りされていたので、正面のデザインもいくつかあり、ひとつひとつ大きさが微妙に異なっている。
なんと9mm厚という薄いエンクロージャーなので、見た目ほどの重さがなく軽いのが特徴。「この薄さでラウンドをつくるとは、技術力の高さを感じます。ハイスピードでクリアな音色。風のような低音の抜けが気持ち良いです」とのこと。
ALTEC「A8」
アルテックといえば劇場用スピーカー「The Voice of the Theatre」シリーズが有名だが、この「A8」は1960年代後期頃に発売されたもの。シリーズの中でも一番小さく薄型で、特に生産数が少ない希少なモデルが入荷している。
ウーファー「416Z」、32ホーン、ドライバー「806A」、ネットワーク「N800F」によるバスレフ型2wayシステム。「“A5”や“A7”に比べると、音色に柔らかさとキレが共存し、2wayの繋がりの良さを感じていただけるサウンドです」とA8サウンドの魅力を語る。
Trusonic「E2 CX120」 ショップオリジナルキャビネット
サウンドクリエイトの人気アイテムといえば、アメリカのTrusonic。家具デザイナーのイームズが関わった「E2」はデザイン性の高さからも注目されたスピーカーだが、サウンドクリエイトではこのデザインをもとにレプリカキャビネットを作成。当時の30cm同軸ユニット「120CX」を搭載したショップオリジナルアイテムとして販売中。
キャビネットは響きの豊かな米松もしくはフィンランドバーチから選択可能で、イームズ特有のスタンドとセットで購入することも可能となっている。
RFT「L6506」 タンノイ ショップオリジナルキャビネット
こちらもサウンドクリエイト製作によるスペシャルキャビネット。搭載ユニットはRFT「L6506」という1980年代の東ドイツで生産されたもので、放送局や映画館などで使用されたものとのこと。25cm×18cmの楕円形のフルレンジユニットというのも珍しいスタイル。
キャビネットはタンノイの「コーナーカンタベリー」から着想を得たミニミニデザインで、部屋のデザインをぐっと引き締めてくれる。音質的には「ハイスピードで抜け感のある響き」が特徴とのことだ。
beyma「4FR40」 RCA ショップオリジナルキャビネット
こちらはユニットは現代のものだが、RCAのヴィンテージスピーカー「MI-11407 TypeC」から着想を得たショップオリジナルキャビネットと組み合わせ。スペイン・バレンシアで製造されているbeyma「4FR40」という4インチフルレンジユニットを搭載している。
サウンドクリエイトのブログでは、ミニRCAの調整マル秘ノウハウも公開中。「小ぶりなサイズからは想像もつかない、ダイナミックでパワフルなサウンドをお楽しみいただけます!」と仕上がりに自信を見せている。
【問い合わせ先】
サウンドクリエイト
〒104-0061
東京都中央区銀座2-3-5 三木ビル本館2F・5F
定休日:月曜日・火曜日
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