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公開日 2023/06/24 16:44
CSポート/HANIWA Audio/花田スピーカー研究所も紹介

<OTOTEN>JBLの国内初披露モデルが一挙展示/オーディオテクニカは「AT-ART20」を軸としたアナログシステムを訴求

編集部:松永達矢
国内最大級のオーディオ&ホームシアターイベント「OTOTEN2023」が、本日6月24日と25日の二日間にわたって、東京・国際フォーラムにて開催されている。本稿では、ガラス棟4階 G409のハーマンインターナショナル、G404のオーディオテクニカなどの出展内容をレポートする。

■ハーマンインターナショナル



JBLから国内初披露のオーディオコンポーネントが多数登場

ハーマンインターナショナルブースでは、ARCAM、Mark Levinsonなど同社が取り扱う各ブランドの製品を所狭しと展開。なかでも来場者の注目を多く集めていたのが、「CES2023」にて発表されたJBL「Classicシリーズ」の新コンポーネントだ。事前の案内も行われていたためか、話題のアイテムを一目見ようと多くの方々がブースを訪れていた。

ブースでは、既に先行して登場しているプリメインアンプ「SA750WAL」をファミリーの中心とした展示を実施。SA750WALの “弟分” モデル「SA550 Classic」は90W×2出力のClass Gパワーアンプを搭載。デザインについてもシリーズを踏襲したウォールナット仕上げのサイドウッドをあつらえた。

「SA550 Classic」

シリーズ初のCDプレーヤー「CD350 Classic」は、デザイン的な親和性も含め、同シリーズのアンプとのマッチングを考慮して開発。CD再生のみならず、USB Type-A端子搭載によりデジタルファイルの再生もサポートする。プレーヤー製品では各ストリーミングサービスに対応するネットワークプレーヤー「MP350 Classic」も参考出品。なお、Classicシリーズの新製品群としてアナログターンテーブル「TT350 Classic」もラインナップするが、同ブーススタッフ曰くデモ機が間に合わなかったとのことで、パネル展示という形での紹介となった。

「CD350 Classic」

「MP350 Classic」

いずれのモデルも秋口の発売を見込んでいるとのことで、価格感については「仮ではあるが」と前置きしたうえで、既発のSA750WAL(税込418,000円)を基準に、SA550 Classicが25万円程度、その他のモデルについては10万円程度の値付けで展開できれば、と説明してくれた。

アナログターンテーブル「TT350 Classic」はパネル展示で紹介

7月に発売を控える5.1chイマーシブサウンドバー「JBL BAR 500」が、昨年発売の「JBL BAR 1000」と同時展示。BAR 500は、BAR 1000に搭載されるワイヤレス・サラウンドスピーカーへの分離機構はオミットされるが、その分サウンドバー本体をダウンサイジング。上記したように2機並べての展示になっていたので、そのサイズ差も非常に分かりやすかった。

「JBL BAR 500」(写真下段)、上段が「JBL BAR 1000」。ワイヤレスサブウーファーは両モデル共通

そのほか、新スピーカー「L100 Classic MkII」「L82 Classic MkII」や、アクティブスピーカー「4329P」、先日GREEN FUNDINGでのプロジェクト支援の募集を開始したパーティースピーカー新モデル「JBL PartyBox 710」の展示なども用意。L100 Classic MkII、4329Pについては試聴デモンストレーションも実施。4329Pは11時/15時、L100 Classic MkIIは13時というスケジュールで明日25日にも実施されるので、気になる方は要チェックだ。

「L100 Classic MkII」「L82 Classic MkII」

会場には、新モデル「JBL PartyBox 710」を含むJBLのパーティースピーカーファミリーも

■オーディオテクニカ



オーディオテクニカブースでは、フラグシップシリーズ「Audio-Technica Excellence」や、昨年発売されたMCカートリッジ「AT-ART20」を軸としたデモンストレーション/展示を実施。

オーディオテクニカではアナログを軸にした展示を実施。中心となるMCカートリッジ「AT-ART20」はデモンストレーション中だった

ビビットなイエローが目を引くAT-SB727」

展示は既存アイテムを中心としたものではあるが、一際目を引いたのは、昨年同社の創業60周年モデルとして復刻・数量限定販売を行った“サウンドバーガー(Sound Burger)” の一般販売モデル「AT-SB727」。ビビットなイエローカラーの存在感は絶大だ。

記者がブースを訪れた際には、同社ケーブルの「ART LINK」シリーズと「FLUAT 700/500」シリーズの比較試聴を実施。差し替えた瞬間の解像感の違いに多くの来場者が耳を傾ける姿が印象的だった。

試聴会では来場者が真剣に耳を傾ける様子が見られた

なお、明日25日は、PHILE WEBでも「FLUATシリーズ」のレビュー記事を担当した炭山アキラ氏を招き、その魅力を紹介するプログラムを11時50分から開催。そのほか、14時40分からは、創業60周年を記念したMCカートリッジ「AT-MC2022」と、ハイエンドモデル「AT-ART1000」との比較試聴なども行われる。

その他ブースの模様として、5階G501のCSポートでは、エストニア・Estelonブランドのスピーカー「XB Diamond Mk.2」をパワーアンプ「GM70PA」でドライブするという圧巻のオーディオシステムを展開。

CSポートブースでは「GM70PA」によるスピーカー駆動を味わえる

6階G601クボテック株式会社(HANIWA Audio)では、位相制御システムアンプ「HDSA01」とフルレンジスピーカー「HSP01」で構築した “HANIWA REAL 3D AUDIO” を実演。さらに、アナログ再生システム “HANIWA PhonoSystem” から今後発売予定のアイテムとして13インチアーム「HTAM03」をイベント初披露。ブースではそのサウンドも実聴可能だ。

HANIWA Audioでは “HANIWA REAL 3D AUDIO” を実演

アーム「HTAM03」も披露された

G609花田スピーカー研究所では、ボイスコイルを振動板とすることで付帯音のないクリアな音を再生すると謳う、スピーカーシステム8.7号機を出展。ブース内ではPCを再生機としたシステムが組まれており、設置されたディスプレイには、サンプリング周波数や、楽曲再生時の注意点などの情報を表示。再生音だけではなく、ロジカルなアプローチでも来場者を楽しませていた。

花田スピーカー研究所では、音を楽しめるだけでなく、再生中の楽曲データなども映し出すなどの工夫も

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