公開日 2023/09/22 12:13
HDMI伝送も独自に高音質化
マランツ、HDMI搭載の薄型ステレオプリメイン「STEREO 70s」。独自モジュール「HDAM-SA2」搭載などで高音質化
編集部:小野佳希
ディーアンドエムホールディングスは、8K/60Hzの入力信号に対応するHDMIセレクターとHEOSによるネットワークオーディオ機能を搭載したステレオプリメインアンプ「STEREO 70s」を10月下旬に発売する。ブラックとシルバーゴールドの2色をラインナップし、価格は143,000円(税込)。
HDMI端子を搭載することでテレビなどとの接続も意識し、また、高さ109mmのスリムな筐体を採用することで、テレビ周りのラックに収めやすいよう配慮。プリアンプ部に独自の高速アンプモジュール「HDAM-SA2」を搭載するなど、音質面にもこだわりを多数投入しているほか、“新世代のマランツデザイン”によってインテリアにも溶け込むよう配慮している。
「NR1200」の上位機に位置づけられるモデルで、「NR1200から4年弱で進んだネットワーク機能関連の諸々をしっかりカバーした。音質も価格のぶん大幅にグレードが上がっている」(マランツ高山氏)という。ドイツで開催されたIFA2023にて海外発表されていたモデルの日本市場投入が明らかになった格好だ。なお、NR1200も販売を継続する。
上記のとおりプリアンプ回路には、マランツ独自の高速アンプモジュール「HDAM-SA2」を用いた電流帰還型回路を採用。なお同社の薄型アンプへのHDAM搭載は初めてのことになる。さらに、プリアンプ回路を独立した専用基板にレイアウトし、入力セレクター、ボリューム、出力セレクターそれぞれの機能に特化した高性能カスタムデバイスを用いることにより信号経路を最短化することで、「透明感が高く、瑞々しいサウンドを実現した」とアピールしている。
定格出力は75W(8Ω、20Hz-20kHz、THD0.08 %)で、パワーアンプにはフルディスクリート回路を採用。 パワーアンプ回路初段へのデュアルトランジスタの投入、定電流源の追加および上級機でも用いられる高音質パーツを多数採用することなどで高音質化を図っている。
加えて、電源回路のキーパーツに、入念なリスニングテストによって厳選したという高音質パーツを使用。パワーアンプ回路に電源を供給するブロックコンデンサーにはSTEREO 70s専用にサプライヤーと共同開発したカスタムコンデンサー(6,800μF×2)を採用したほか、電源トランスにも大型のカスタムEIコアトランスを採用している。
6系統のHDMI入力を装備し、その内3系統が8K/60Hzおよび4K/120Hz映像信号のパススルーに対応。また、HDMI ARC(オーディオ・リターン・チャンネル)やHDMI CECにも対応している。
HDMIには、「MODEL 40n」などで投入した独自の高音質化技術を本機にも採用。HDMIケーブルを通して伝送されるオーディオ信号を、HDMIインターフェースデバイスを介することなく、直接デジタルオーディオセレクター(DIR)に入力すること、そしてデジタルオーディオ回路の電源の強化や低ノイズ化、グラウンドの強化等の徹底した音質チューニングにより、高音質化を図っている。
マランツのサウンドマスターである尾形氏によれば、HDMIについては試聴室に各社のテレビを持ち込み検証しながら開発を進めたとのこと。また、「デジタル入力も一切合切やり直してる」とのことで、DAC部もチップこそNR1200と変わらないもののチューニングは全てやり直しているという。
さらに、ヒートシンクのネジに銅ビスを一部使用するなどでも高音質化に配慮。また、プリアンプにHDAMを搭載した背景については「プリアンプ強化で音楽的な表現を強化したいという狙いがあった」とし、これによって「ボーカルや楽器の実在感、肉付き、ニュアンス、余韻、響きの豊かさに効いている」と説明した。
独自のネットワークオーディオ機能「HEOS」にも対応し、音楽ストリーミングサービスやインターネットラジオ、サーバー PC MacなどやUSBメモリーに保存した音源を再生可能。AirPlay 2やBluetoothにも対応している。
Bluetoothは送信機能も搭載しており、本機で再生中の音声をBluetoothヘッドホンなどでも再生可能。新たにBluetoothヘッドホンの音量操作にも対応し、ヘッドホン/イヤホン本体に音量調整機能がない場合でも適切な音量に調整できるようになった。
GUIの解像度がHD化するなど、使い勝手にも配慮。そのほか、端子類は上述のHDMIに加えて、FM/AMチューナーやレコードプレーヤーを接続できるPhono入力、3系統のアナログ入力、2系統のデジタル入力(同軸/光)も装備している。また、USB端子はUSBメモリーや外部機器からの入力に対応するフロント部の端子に加えて、背面にはAmazon Fire TVなどスティック型外部端末への給電専用USB端子も新たに装備した。
HDMI端子を搭載することでテレビなどとの接続も意識し、また、高さ109mmのスリムな筐体を採用することで、テレビ周りのラックに収めやすいよう配慮。プリアンプ部に独自の高速アンプモジュール「HDAM-SA2」を搭載するなど、音質面にもこだわりを多数投入しているほか、“新世代のマランツデザイン”によってインテリアにも溶け込むよう配慮している。
「NR1200」の上位機に位置づけられるモデルで、「NR1200から4年弱で進んだネットワーク機能関連の諸々をしっかりカバーした。音質も価格のぶん大幅にグレードが上がっている」(マランツ高山氏)という。ドイツで開催されたIFA2023にて海外発表されていたモデルの日本市場投入が明らかになった格好だ。なお、NR1200も販売を継続する。
上記のとおりプリアンプ回路には、マランツ独自の高速アンプモジュール「HDAM-SA2」を用いた電流帰還型回路を採用。なお同社の薄型アンプへのHDAM搭載は初めてのことになる。さらに、プリアンプ回路を独立した専用基板にレイアウトし、入力セレクター、ボリューム、出力セレクターそれぞれの機能に特化した高性能カスタムデバイスを用いることにより信号経路を最短化することで、「透明感が高く、瑞々しいサウンドを実現した」とアピールしている。
定格出力は75W(8Ω、20Hz-20kHz、THD0.08 %)で、パワーアンプにはフルディスクリート回路を採用。 パワーアンプ回路初段へのデュアルトランジスタの投入、定電流源の追加および上級機でも用いられる高音質パーツを多数採用することなどで高音質化を図っている。
加えて、電源回路のキーパーツに、入念なリスニングテストによって厳選したという高音質パーツを使用。パワーアンプ回路に電源を供給するブロックコンデンサーにはSTEREO 70s専用にサプライヤーと共同開発したカスタムコンデンサー(6,800μF×2)を採用したほか、電源トランスにも大型のカスタムEIコアトランスを採用している。
6系統のHDMI入力を装備し、その内3系統が8K/60Hzおよび4K/120Hz映像信号のパススルーに対応。また、HDMI ARC(オーディオ・リターン・チャンネル)やHDMI CECにも対応している。
HDMIには、「MODEL 40n」などで投入した独自の高音質化技術を本機にも採用。HDMIケーブルを通して伝送されるオーディオ信号を、HDMIインターフェースデバイスを介することなく、直接デジタルオーディオセレクター(DIR)に入力すること、そしてデジタルオーディオ回路の電源の強化や低ノイズ化、グラウンドの強化等の徹底した音質チューニングにより、高音質化を図っている。
マランツのサウンドマスターである尾形氏によれば、HDMIについては試聴室に各社のテレビを持ち込み検証しながら開発を進めたとのこと。また、「デジタル入力も一切合切やり直してる」とのことで、DAC部もチップこそNR1200と変わらないもののチューニングは全てやり直しているという。
さらに、ヒートシンクのネジに銅ビスを一部使用するなどでも高音質化に配慮。また、プリアンプにHDAMを搭載した背景については「プリアンプ強化で音楽的な表現を強化したいという狙いがあった」とし、これによって「ボーカルや楽器の実在感、肉付き、ニュアンス、余韻、響きの豊かさに効いている」と説明した。
独自のネットワークオーディオ機能「HEOS」にも対応し、音楽ストリーミングサービスやインターネットラジオ、サーバー PC MacなどやUSBメモリーに保存した音源を再生可能。AirPlay 2やBluetoothにも対応している。
Bluetoothは送信機能も搭載しており、本機で再生中の音声をBluetoothヘッドホンなどでも再生可能。新たにBluetoothヘッドホンの音量操作にも対応し、ヘッドホン/イヤホン本体に音量調整機能がない場合でも適切な音量に調整できるようになった。
GUIの解像度がHD化するなど、使い勝手にも配慮。そのほか、端子類は上述のHDMIに加えて、FM/AMチューナーやレコードプレーヤーを接続できるPhono入力、3系統のアナログ入力、2系統のデジタル入力(同軸/光)も装備している。また、USB端子はUSBメモリーや外部機器からの入力に対応するフロント部の端子に加えて、背面にはAmazon Fire TVなどスティック型外部端末への給電専用USB端子も新たに装備した。