公開日 2023/11/13 11:16
プロ機で培われた技術をハイエンド・オーディオに投入
WEISS、フラグシップネットワークプレーヤー/DAC/プリアンプ「HELIOS」。各種DSPを搭載
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
AZ AUDIOは、同社が取り扱うスイス・WEISS(ワイス)ブランドより、フラグシップとなるネットワークプレーヤー/DAコンバーター/プリアンプ「HELIOS」を発売した。価格は4,378,000円(税込)。
「HELIOS」は古代ギリシャ語で“太陽神”を意味しており、既存のフラグシップモデル「MEDUS」の後継機となる。各種デジタル入力によるDAコンバーターとして、またネットワークプレーヤーとしても利用可能。DSP機能も搭載されている。
WEISSブランドは、プロユースで活躍してきた経験を踏まえ、これからのDAコンバーターについて「積極的にデジタル・データレベルで音源に対して補正やコントロールができる、本当の意味でのデジタル・プリアンプ的な役割を果たすべきだ」という考えを持っており、本機もその思想に基づいてハイエンドなコンシューマーオーディオ向けに開発された。「DAC502」にて搭載されたDSPアルゴリズムを継承しながらも、新機能を追加して多種多様なデジタルデータ再生に新しいアプローチを加えるとしている。
WEISSのDSPでは、内部データをすべて195.3kHz(40bit floating point)に変換し、デジタル処理した後にDACによってアナログ変換している。DA変換は、オーバーサンプリングマルチビット型ΔΣコンバーターとなっている。HELIOSには以下の8つのDSPアルゴリズムが搭載されている。
<HELIOSから搭載された新機能>
・De-Esser(デ・エッサー)
・Loudness Control(ラウドネス・コントロール)
・Crossfeed Headphone(クロスフィード・ヘッドホン)
<DAC502から実装されていた機能>
・Vinyl(ヴァイナル・エミュレーション)
・The EQ(パラメトリック・イコライザ)
・XTC(クロストーク・キャンセリング)
・Room EQ(ルーム・イコライザ)
・Dynamic Adaption(ダイナミック・アダプション)
「De-Esser」は、耳障りなボーカルの歯擦音を自動で除去する機能で、プロのマスタリング技術として活用されているもの。民生用オーディオ機器への搭載は初となる。
「Loudness Control」は、聴覚の線形化イコライゼーションを実現する独自のアルゴリズム。音響心理学および解剖学的理論に基づいて、人間の耳に最適化されたイコライザーを提供する。
「Crossfeed Headphone」はヘッドホン再生専用のDSPで、ヘッドホン再生においてもスピーカーリスニングのようなより広がりのある音場を実現するものとなる。0〜100までのレベルで調整可能。なお、HELIOSでヘッドホン再生する場合には、別売りの専用アダプターケーブルが必要となる(価格未定)。
DSPの各種パラメーターはプリセット可能。フロントパネルはタッチスクリーンとなっており、ボリューム設定やDSPメニューなどが選択できる。またアルゴリズムが追加されたり更新された場合は、ネットワーク経由で新しいソフトウェアが利用できるようになる。
HELIOSのネットワーク入力では、UPnP/DLNA再生のほか、Roon Readyにも対応。デジタル入力はUSB typeBのほか、AES/EBU、S/PDIF(RCA)、TOSLINKを搭載し、最大384kHz/32bitのPCMとDSD128の入力をサポートする。アナログ出力はRCAとXLRを各1系統搭載。
HELIOSのアナログ出力ステージは、独自のディスクリート回路構成によるアンプ・モジュール「OP2-BP」を左右4基ずつ搭載。MEDUSで使用されていたものをさらにブラッシュアップしたものとなる。OP2-BPは常にClass Aにて動作し、入力機器ごとの出力レベルをそれぞれ8段階に設定できる。また音の劣化を招くサーボ機能は搭載しない。
筐体はステンレススチール・フレームとアルミの外装による独自の2重構造シャーシを採用した。インナーシャーシは静電気や電磁気に対して効果的な遮蔽力のあるスチール、外側のシャーシは一層のシールド効果を高めるために、陽極処理された高硬度アルミニウムを使用している。
電源部には、2基のトロイダルトランスを搭載する。主電源電圧のゼロクロスでのみオンまたはオフに切り替わる半導体リレーを作動させており、グリッチのない電源切り替えが可能。また左右チャンネル間で分離された独自のレギュレーターを搭載しており、デジタルノイズやクロストークのないアナログ出力が得られるとしている。
サイズは450W×66H×300Dmm、専用リモコンと電源ケーブルが付属する。
「HELIOS」は古代ギリシャ語で“太陽神”を意味しており、既存のフラグシップモデル「MEDUS」の後継機となる。各種デジタル入力によるDAコンバーターとして、またネットワークプレーヤーとしても利用可能。DSP機能も搭載されている。
WEISSブランドは、プロユースで活躍してきた経験を踏まえ、これからのDAコンバーターについて「積極的にデジタル・データレベルで音源に対して補正やコントロールができる、本当の意味でのデジタル・プリアンプ的な役割を果たすべきだ」という考えを持っており、本機もその思想に基づいてハイエンドなコンシューマーオーディオ向けに開発された。「DAC502」にて搭載されたDSPアルゴリズムを継承しながらも、新機能を追加して多種多様なデジタルデータ再生に新しいアプローチを加えるとしている。
WEISSのDSPでは、内部データをすべて195.3kHz(40bit floating point)に変換し、デジタル処理した後にDACによってアナログ変換している。DA変換は、オーバーサンプリングマルチビット型ΔΣコンバーターとなっている。HELIOSには以下の8つのDSPアルゴリズムが搭載されている。
<HELIOSから搭載された新機能>
・De-Esser(デ・エッサー)
・Loudness Control(ラウドネス・コントロール)
・Crossfeed Headphone(クロスフィード・ヘッドホン)
<DAC502から実装されていた機能>
・Vinyl(ヴァイナル・エミュレーション)
・The EQ(パラメトリック・イコライザ)
・XTC(クロストーク・キャンセリング)
・Room EQ(ルーム・イコライザ)
・Dynamic Adaption(ダイナミック・アダプション)
「De-Esser」は、耳障りなボーカルの歯擦音を自動で除去する機能で、プロのマスタリング技術として活用されているもの。民生用オーディオ機器への搭載は初となる。
「Loudness Control」は、聴覚の線形化イコライゼーションを実現する独自のアルゴリズム。音響心理学および解剖学的理論に基づいて、人間の耳に最適化されたイコライザーを提供する。
「Crossfeed Headphone」はヘッドホン再生専用のDSPで、ヘッドホン再生においてもスピーカーリスニングのようなより広がりのある音場を実現するものとなる。0〜100までのレベルで調整可能。なお、HELIOSでヘッドホン再生する場合には、別売りの専用アダプターケーブルが必要となる(価格未定)。
DSPの各種パラメーターはプリセット可能。フロントパネルはタッチスクリーンとなっており、ボリューム設定やDSPメニューなどが選択できる。またアルゴリズムが追加されたり更新された場合は、ネットワーク経由で新しいソフトウェアが利用できるようになる。
HELIOSのネットワーク入力では、UPnP/DLNA再生のほか、Roon Readyにも対応。デジタル入力はUSB typeBのほか、AES/EBU、S/PDIF(RCA)、TOSLINKを搭載し、最大384kHz/32bitのPCMとDSD128の入力をサポートする。アナログ出力はRCAとXLRを各1系統搭載。
HELIOSのアナログ出力ステージは、独自のディスクリート回路構成によるアンプ・モジュール「OP2-BP」を左右4基ずつ搭載。MEDUSで使用されていたものをさらにブラッシュアップしたものとなる。OP2-BPは常にClass Aにて動作し、入力機器ごとの出力レベルをそれぞれ8段階に設定できる。また音の劣化を招くサーボ機能は搭載しない。
筐体はステンレススチール・フレームとアルミの外装による独自の2重構造シャーシを採用した。インナーシャーシは静電気や電磁気に対して効果的な遮蔽力のあるスチール、外側のシャーシは一層のシールド効果を高めるために、陽極処理された高硬度アルミニウムを使用している。
電源部には、2基のトロイダルトランスを搭載する。主電源電圧のゼロクロスでのみオンまたはオフに切り替わる半導体リレーを作動させており、グリッチのない電源切り替えが可能。また左右チャンネル間で分離された独自のレギュレーターを搭載しており、デジタルノイズやクロストークのないアナログ出力が得られるとしている。
サイズは450W×66H×300Dmm、専用リモコンと電源ケーブルが付属する。
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