公開日 2024/06/13 10:00
超早割プランなどを用意
アーカム、プリメイン「A5」/CDプレーヤー「CD5」クラファン開始。配信全盛だからこそ「CDを本気で楽しむ」
編集部:松永達矢
ハーマンインターナショナルは、ARCAMブランドのプリメインアンプ「A5」、CDプレーヤー「CD5」について、GREEN FUNDINGでのプロジェクト支援の募集を本日6月13日より開始した。
プロジェクトの実施期間は6月13日から8月31日までを予定。発送は11月より順次開始される。リターンプランは複数用意されており、最も割引率の高い超早割プランは先着20名が18%オフ、2台セットの20%オフプランも用意する。一般販売予定価格は99,990円(税込)。また、上記実施期間は二子玉川 蔦屋家電内「蔦屋家電+」にて実機展示も行われる。
クラウドファンディング開始に先立ち、メディア向けの製品説明会を実施。製品のポイントが紹介された。この度クラファンの対象となる2モデルは、本国において「Radiaシリーズ」として展開。シリーズ名は日本語で放射を意味する “Radiation” から来ており、新たなブランドロゴについても「中心から放射されている音のイメージ」をビジュアル化したものとなっている。
今回CDプレーヤーとプリメインアンプの2モデルでクラファンを実施する背景として、「CDリバイバルブームの兆し」がポイントの一つだと説明。アメリカでは2020年以降、3年連続でCDの売り上げが増加。一方の日本においてもストリーミングサービスが当たり前になったインフラのような状況下で、2023年にCDの販売が10年以上ぶりに増加に転じたとのこと。これを受け、クラファンでのテーマは「コーヒーをハンドドリップで入れるようにCDに向き合い、1枚1枚丁寧に味わう本気のCDコンポ」としている。
CDリバイバルの一因として「一種の推し活に近いが、気に入ったアーティストはフィジカルで応援しよう」という機運があるのでは、と分析。これを後押しする形で、新たにCDに興味を持った世代に「頑張れば手の届く良いオーディオ」としてA5/CD5の2モデルを訴求。一般の音楽好きへとリーチする手法として、クラウドファンディングでの国内展開を開始したと説明してくれた。
また、もう一つのターゲット層として90年代00年代にハイコンポ、ミニコンポを所有していた年齢層を設定。「通勤でストリーミングサービスを使用しながらも、自宅には買い集めていたCDが多数ある、生活が落ち着き、拠点である家を充実させようとしているような方々にも広くリーチできれば」と、意気込みを語った。
A5については、ARCAMブランドのファーストプロダクト「A60」から一貫した同ブランドの思想である、強力な電源部、一つの基盤上でワイヤーを経由せずに伝送を行うシングルボードレイアウトなどを踏襲。時代時代の技術を用いながらも、基本的な設計は受け継がれていると、ブランドの強みをアピールする。
外部接続については、アナログ入力3系統とMM対応のフォノ入力、オプティカル1系統と同軸2系統のデジタル入力といった基本的なものを備える。現代オーディオのニーズに応えるものとして、Bluetooth送受信機能も装備。送信機能を備えたことで、「昼間はスピーカー、静かな夜にはワイヤレスヘッドホン」といったライフスタイルに応じた使い分けを提供できるとしている。
HDMI端子や、ネットワークといった機能は搭載されないが、様々な機能を盛り込むことで各基盤の干渉や、シールドなどに手をまわす必要が生じるとして「CD再生音の追求に割り切った」としている。筐体についても制振性が高く、内外から電磁波の影響を受けにくいアルミを使用。徹底した対策を行なっている。デザイン面ではRadiaシリーズのコンセプトカラーであるイエローを印象的に施す。
筐体の特徴として、リアパネルの日差し上の「カウル」を設置。端子結線部を上から隠すといったリビングユースを想定した作りこみが行われている。
また、フロントパネルは光の反射率の少ない「フロステッドパネル」を採用することで、見やすい液晶表示を行いつつ、過度な主張を抑えると説明。上記したイエローの差し色や、シンプルな筐体デザインと合わせ「360度どこから見ても美しく見える」といったコンセプトの下、インテリアとしても楽しめる作りにしたとのことだ。
CD5は、筐体デザインなどで統一感を出しつつ、同ブランドの「CDS50」などに搭載されていたネットワーク機能やSACD再生機能をオミットし、「10万円以下で手に入るCDプレーヤー」を目指して作られたプロダクトであると説明する。
CDプレーヤーについてもARCAMは1986年に「Delta 70」というモデルをリリース、基本的なメカや、回路周りのレイアウトについては踏襲しつつ、DACとしてESS「ES9018K2M」を搭載。さらに、DAC専用の電源や、経路上にオーディオ専用オペアンプを配するなど、CDから得られる信号をピュアに保つ配慮と価格感を両立させたとのこと。
付属するリモコンは共通のデザインとなっているが、下部にそれぞれの型番を刻印。ボタンに割り振られるファンクションも各製品別々に割り振られているが、リモコンコードの設定を変えることで一つのリモコンで両モデルの制御もできるという。
Radiaシリーズの本国展開では、ネットワークストリーマー「ST5」というモデルもラインナップしている。こちらのモデルの国内展開予定について伺ったところ、シリーズターゲット層を考慮した上で、クラウドファンディングの反響次第では検討したいと語ってくれた。
プロジェクトの実施期間は6月13日から8月31日までを予定。発送は11月より順次開始される。リターンプランは複数用意されており、最も割引率の高い超早割プランは先着20名が18%オフ、2台セットの20%オフプランも用意する。一般販売予定価格は99,990円(税込)。また、上記実施期間は二子玉川 蔦屋家電内「蔦屋家電+」にて実機展示も行われる。
クラウドファンディング開始に先立ち、メディア向けの製品説明会を実施。製品のポイントが紹介された。この度クラファンの対象となる2モデルは、本国において「Radiaシリーズ」として展開。シリーズ名は日本語で放射を意味する “Radiation” から来ており、新たなブランドロゴについても「中心から放射されている音のイメージ」をビジュアル化したものとなっている。
今回CDプレーヤーとプリメインアンプの2モデルでクラファンを実施する背景として、「CDリバイバルブームの兆し」がポイントの一つだと説明。アメリカでは2020年以降、3年連続でCDの売り上げが増加。一方の日本においてもストリーミングサービスが当たり前になったインフラのような状況下で、2023年にCDの販売が10年以上ぶりに増加に転じたとのこと。これを受け、クラファンでのテーマは「コーヒーをハンドドリップで入れるようにCDに向き合い、1枚1枚丁寧に味わう本気のCDコンポ」としている。
CDリバイバルの一因として「一種の推し活に近いが、気に入ったアーティストはフィジカルで応援しよう」という機運があるのでは、と分析。これを後押しする形で、新たにCDに興味を持った世代に「頑張れば手の届く良いオーディオ」としてA5/CD5の2モデルを訴求。一般の音楽好きへとリーチする手法として、クラウドファンディングでの国内展開を開始したと説明してくれた。
また、もう一つのターゲット層として90年代00年代にハイコンポ、ミニコンポを所有していた年齢層を設定。「通勤でストリーミングサービスを使用しながらも、自宅には買い集めていたCDが多数ある、生活が落ち着き、拠点である家を充実させようとしているような方々にも広くリーチできれば」と、意気込みを語った。
A5については、ARCAMブランドのファーストプロダクト「A60」から一貫した同ブランドの思想である、強力な電源部、一つの基盤上でワイヤーを経由せずに伝送を行うシングルボードレイアウトなどを踏襲。時代時代の技術を用いながらも、基本的な設計は受け継がれていると、ブランドの強みをアピールする。
外部接続については、アナログ入力3系統とMM対応のフォノ入力、オプティカル1系統と同軸2系統のデジタル入力といった基本的なものを備える。現代オーディオのニーズに応えるものとして、Bluetooth送受信機能も装備。送信機能を備えたことで、「昼間はスピーカー、静かな夜にはワイヤレスヘッドホン」といったライフスタイルに応じた使い分けを提供できるとしている。
HDMI端子や、ネットワークといった機能は搭載されないが、様々な機能を盛り込むことで各基盤の干渉や、シールドなどに手をまわす必要が生じるとして「CD再生音の追求に割り切った」としている。筐体についても制振性が高く、内外から電磁波の影響を受けにくいアルミを使用。徹底した対策を行なっている。デザイン面ではRadiaシリーズのコンセプトカラーであるイエローを印象的に施す。
筐体の特徴として、リアパネルの日差し上の「カウル」を設置。端子結線部を上から隠すといったリビングユースを想定した作りこみが行われている。
また、フロントパネルは光の反射率の少ない「フロステッドパネル」を採用することで、見やすい液晶表示を行いつつ、過度な主張を抑えると説明。上記したイエローの差し色や、シンプルな筐体デザインと合わせ「360度どこから見ても美しく見える」といったコンセプトの下、インテリアとしても楽しめる作りにしたとのことだ。
CD5は、筐体デザインなどで統一感を出しつつ、同ブランドの「CDS50」などに搭載されていたネットワーク機能やSACD再生機能をオミットし、「10万円以下で手に入るCDプレーヤー」を目指して作られたプロダクトであると説明する。
CDプレーヤーについてもARCAMは1986年に「Delta 70」というモデルをリリース、基本的なメカや、回路周りのレイアウトについては踏襲しつつ、DACとしてESS「ES9018K2M」を搭載。さらに、DAC専用の電源や、経路上にオーディオ専用オペアンプを配するなど、CDから得られる信号をピュアに保つ配慮と価格感を両立させたとのこと。
付属するリモコンは共通のデザインとなっているが、下部にそれぞれの型番を刻印。ボタンに割り振られるファンクションも各製品別々に割り振られているが、リモコンコードの設定を変えることで一つのリモコンで両モデルの制御もできるという。
Radiaシリーズの本国展開では、ネットワークストリーマー「ST5」というモデルもラインナップしている。こちらのモデルの国内展開予定について伺ったところ、シリーズターゲット層を考慮した上で、クラウドファンディングの反響次第では検討したいと語ってくれた。
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