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公開日 2017/06/27 13:00
RX-A3070/2070/1070
ヤマハ、「RX-A3070」などAVアンプ “AVENTAGE” 3機種 ー アトモス×シネマDSP併用に全モデル対応
編集部:成藤正宣
ヤマハは、AVアンプ「AVENTAGE」シリーズの新モデルとして、「RX-A3070」「RX-A2070」「RX-A1070」を7月下旬に発売する。
・「RX-A3070」¥270,000(税抜) カラー:チタン/ブラック
・「RX-A2070」¥200,000(税抜) カラー:チタン
・「RX-A1070」¥140,000(税抜) カラー:チタン/ブラック
それぞれ、2016年8月に発売された「RX-A3060/A2060/A1060」の後継機となるAVアンプ。従来から引き続き、A3070/A2070は9ch分、A1070は7ch分のパワーアンプを搭載。最大プロセッシング数はA3070/A2070が11.2ch、A1070が7.1chとなる。定格最大出力はA3070が200W/ch、A2070が190W/ch、A1070が140W/ch。となる
HDMI端子は各モデル共通で、入力8(前面に1、背面に7)、出力2を搭載。HDR、BT.2020、HDCP2.2、4K/60pパススルーに対応している(前面端子除く)。また、発売後のファームウェアアップデートにより、次世代HDR規格である「Dolby Vision」と「Hybrid Log Gamma(HLG)」に対応する予定。
3機種すべてがドルビーアトモスとDTS:Xに対応。ヤマハ独自の音場再現技術「シネマDSP」については、従来はA3060のみが最上位の「シネマDSP HD3」対応(A2060/A1060はシネマDSP 3Dモード対応)だったが、今期モデルにおいては3機種全てがシネマDSP HD3対応となった。さらに3モデル共に、ドルビーアトモス/DTS:XとシネマDSP HD3をかけ合わせて使用することが可能となる。
さらに、昨年は上位機種のA3060のみに搭載されていたシネマDSPの新しい音場プログラム「Enhanced」が、今年は3機種全てに搭載された。
Enhancedは音の移動感・空間の表現力を強化するため、プレゼンス(前方)L/Rとサラウンド(後方)L/Rの両方をステレオ化して“4音場処理”を実施。全方向への音源移動に追従した均一な音場創生を可能にするというもので、ドルビーアトモスやDTS:Xといったオブジェクトオーディオとのかけ合わせが想定されている。
今回、この“4音場処理”が、シネマDSPの既存のエンターテイメント向け設定「Sport」「Music Video」「Recital/Opera」「Action Game」「Roleplaying Game」の5種にも新たに適用された。これにより、音の分離や広さを従来以上にはっきりと感じられるようになったという。
同梱のマイクで視聴環境を測定し、スピーカーの特性を最適化する「YPAO」は、全機種ともに64bitでEQ処理を行う「YPAOプレシジョンEQ」を搭載。従来はA3060のみに搭載されていたが、今回は3機種全てに搭載された。64bit処理により、計算誤差に起因する微小ノイズを軽減したという。
マイクによる測定機能は、A3070/A2070においては前後左右に加えて高さ方向も測定(A2070は初採用)。シネマDSPやオブジェクトオーディオ環境で効果的に立体感な音場を得られるとする。
最上位機のA3070は搭載する2基のDACのうち、1基を変更。従来のESS「ES9016」に替えて、最新世代となるESS「ES9026PRO」が搭載された。これにより、従来機からS/N比が格段に向上したという。もう1基は引き続きESS「9006AS」となる。A2070が「9006AS」を2基搭載、A1070が「9006AS」を1基搭載する点は従来機と同様だ。
A3070では、新たにXLRバランス入力端子(2ch)が搭載された。同社Hi-Fiコンポーネントとのバランス接続が可能となった。なお、端子はノイトリック社製となる。
A2070/A1070は前述のようにシネマDSP機能を大幅に強化したが、そのために従来機種からDSPチップを3基へ増量。より高負荷な処理が可能となった。
脚部については、A3070が引き続き金属製のメタルレッグを採用。A2070/A1070については、直線と曲線の補強リブを施すことで強度と制振性を共に高めた新開発レゾナンスレッグを新たに採用した。
従来機から引き続き、ネットワークおよびUSBメモリーからのハイレゾ再生に対応。192kHz/24bitまでのWAV/FLAC/AIFF、96kHz/24bitまでのALAC、5.6MHz DSDの再生に対応する。AAC、MP3、WMAの再生も可能で、2chの圧縮音源を最大96kHz/24bit分解能まで拡張処理する「ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサー」機能が利用できる。
別室のHDMI対応テレビやホームシアター、オーディオシステムに映像・音楽ソースを伝送できる「アドバンスゾーンスイッチング」、対応する機器との間で、音楽の配信・共有・リンク再生が行える「MusicCast」といったネットワーク機能を引き続き搭載する。
AVアンプ側の電源を入れると、リンクしてあるMusicCast対応機器の電源が自動的にオンになる「トリガー再生」、Zone2で再生している音声をリンクしたMusicCast対応機器でも再生させる「Zone2 Link Master」などの機能も搭載された。
なお、各モデルの音質傾向については、従来のAVENTAGEは3機種でそれぞれ個性を持たせることを目指しての音作りをしていたが、今回の3機種で同じ方向を狙って音質チューニングが行われた。その上で、価格に応じた音質の差が現れているという。また、従来機との比較でいうと、A1070が最も音質の変化が大きいとのことだった。
消費電力はA3070が490W、A2070が400W、RX-A1070が400W(待機時消費電力はいずれも最小0.1W)。
外形寸法/質量は、A3070が435W×182H×474Dmm/19.6kg。A2070が435W×182H×474Dmm/17kg。A1070が435W×182H×439Dmm/14.9kgとなる。
・「RX-A3070」¥270,000(税抜) カラー:チタン/ブラック
・「RX-A2070」¥200,000(税抜) カラー:チタン
・「RX-A1070」¥140,000(税抜) カラー:チタン/ブラック
それぞれ、2016年8月に発売された「RX-A3060/A2060/A1060」の後継機となるAVアンプ。従来から引き続き、A3070/A2070は9ch分、A1070は7ch分のパワーアンプを搭載。最大プロセッシング数はA3070/A2070が11.2ch、A1070が7.1chとなる。定格最大出力はA3070が200W/ch、A2070が190W/ch、A1070が140W/ch。となる
HDMI端子は各モデル共通で、入力8(前面に1、背面に7)、出力2を搭載。HDR、BT.2020、HDCP2.2、4K/60pパススルーに対応している(前面端子除く)。また、発売後のファームウェアアップデートにより、次世代HDR規格である「Dolby Vision」と「Hybrid Log Gamma(HLG)」に対応する予定。
3機種すべてがドルビーアトモスとDTS:Xに対応。ヤマハ独自の音場再現技術「シネマDSP」については、従来はA3060のみが最上位の「シネマDSP HD3」対応(A2060/A1060はシネマDSP 3Dモード対応)だったが、今期モデルにおいては3機種全てがシネマDSP HD3対応となった。さらに3モデル共に、ドルビーアトモス/DTS:XとシネマDSP HD3をかけ合わせて使用することが可能となる。
さらに、昨年は上位機種のA3060のみに搭載されていたシネマDSPの新しい音場プログラム「Enhanced」が、今年は3機種全てに搭載された。
Enhancedは音の移動感・空間の表現力を強化するため、プレゼンス(前方)L/Rとサラウンド(後方)L/Rの両方をステレオ化して“4音場処理”を実施。全方向への音源移動に追従した均一な音場創生を可能にするというもので、ドルビーアトモスやDTS:Xといったオブジェクトオーディオとのかけ合わせが想定されている。
今回、この“4音場処理”が、シネマDSPの既存のエンターテイメント向け設定「Sport」「Music Video」「Recital/Opera」「Action Game」「Roleplaying Game」の5種にも新たに適用された。これにより、音の分離や広さを従来以上にはっきりと感じられるようになったという。
同梱のマイクで視聴環境を測定し、スピーカーの特性を最適化する「YPAO」は、全機種ともに64bitでEQ処理を行う「YPAOプレシジョンEQ」を搭載。従来はA3060のみに搭載されていたが、今回は3機種全てに搭載された。64bit処理により、計算誤差に起因する微小ノイズを軽減したという。
マイクによる測定機能は、A3070/A2070においては前後左右に加えて高さ方向も測定(A2070は初採用)。シネマDSPやオブジェクトオーディオ環境で効果的に立体感な音場を得られるとする。
最上位機のA3070は搭載する2基のDACのうち、1基を変更。従来のESS「ES9016」に替えて、最新世代となるESS「ES9026PRO」が搭載された。これにより、従来機からS/N比が格段に向上したという。もう1基は引き続きESS「9006AS」となる。A2070が「9006AS」を2基搭載、A1070が「9006AS」を1基搭載する点は従来機と同様だ。
A3070では、新たにXLRバランス入力端子(2ch)が搭載された。同社Hi-Fiコンポーネントとのバランス接続が可能となった。なお、端子はノイトリック社製となる。
A2070/A1070は前述のようにシネマDSP機能を大幅に強化したが、そのために従来機種からDSPチップを3基へ増量。より高負荷な処理が可能となった。
脚部については、A3070が引き続き金属製のメタルレッグを採用。A2070/A1070については、直線と曲線の補強リブを施すことで強度と制振性を共に高めた新開発レゾナンスレッグを新たに採用した。
従来機から引き続き、ネットワークおよびUSBメモリーからのハイレゾ再生に対応。192kHz/24bitまでのWAV/FLAC/AIFF、96kHz/24bitまでのALAC、5.6MHz DSDの再生に対応する。AAC、MP3、WMAの再生も可能で、2chの圧縮音源を最大96kHz/24bit分解能まで拡張処理する「ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサー」機能が利用できる。
別室のHDMI対応テレビやホームシアター、オーディオシステムに映像・音楽ソースを伝送できる「アドバンスゾーンスイッチング」、対応する機器との間で、音楽の配信・共有・リンク再生が行える「MusicCast」といったネットワーク機能を引き続き搭載する。
AVアンプ側の電源を入れると、リンクしてあるMusicCast対応機器の電源が自動的にオンになる「トリガー再生」、Zone2で再生している音声をリンクしたMusicCast対応機器でも再生させる「Zone2 Link Master」などの機能も搭載された。
なお、各モデルの音質傾向については、従来のAVENTAGEは3機種でそれぞれ個性を持たせることを目指しての音作りをしていたが、今回の3機種で同じ方向を狙って音質チューニングが行われた。その上で、価格に応じた音質の差が現れているという。また、従来機との比較でいうと、A1070が最も音質の変化が大きいとのことだった。
消費電力はA3070が490W、A2070が400W、RX-A1070が400W(待機時消費電力はいずれも最小0.1W)。
外形寸法/質量は、A3070が435W×182H×474Dmm/19.6kg。A2070が435W×182H×474Dmm/17kg。A1070が435W×182H×439Dmm/14.9kgとなる。
関連リンク
- ジャンルAVアンプ
- ブランドYAMAHA
- 型番RX-A3070
- 発売日2017年7月下旬
- 価格¥270,000(税抜)
【SPEC】●内蔵パワーアンプ数:9 ●定格出力:200W/ch ●HDMI端子数:入力8(前面1、背面7)、出力2 ●消費電力:490W ●外形寸法:435W×182H×474Dmm ●質量:19.6kg
- ジャンルAVアンプ
- ブランドYAMAHA
- 型番RX-A2070
- 発売日2017年7月下旬
- 価格¥200,000(税抜)
【SPEC】●内蔵パワーアンプ数:9 ●定格出力:190W/ch ●HDMI端子数:入力8(前面1、背面7)、出力2 ●消費電力:490W ●外形寸法:435W×182H×474Dmm ●質量:17kg
- ジャンルAVアンプ
- ブランドYAMAHA
- 型番RX-A1070
- 発売日2017年7月下旬
- 価格¥140,000(税抜)
【SPEC】●内蔵パワーアンプ数:7 ●定格出力:140W/ch ●HDMI端子数:入力8(前面1、背面7)、出力2 ●消費電力:400W ●外形寸法:435W×182H×439Dmm ●質量:14.9kg