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公開日 2017/08/31 07:00
主催者メッセ・ベルリンのCEOらが登壇
<IFA>オープニングカンファレンス:今年の見どころを幹部が解説。世界市場の最新動向も
編集部:小野佳希
ドイツ・ベルリンで毎年開催されているAV機器や各種家電などの総合イベント「IFA」。現地時間9月1日の開幕を控える8月30日、IFAを主催するメッセ・ベルリンによるオープニング・プレスカンファレンスが開催され、今年のイベントの見所などが紹介された。
最初に登壇したドイツ民生通信エレクトロニクス協会(gfu)のHans-Joachim Kamp氏は、今年のIFAのトレンドとして「有機ELテレビなど新たな技術による画質向上」「まるで壁紙のようなテレビの薄型化」「ネット接続による家電のコネクティビティ」「AIスピーカーを始めとする音声操作」「パーソナルアシスタントロボット」という5点だと紹介。2017年の世界規模での家電製品売り上げは前年から4%増の8,870億ユーロを見込み、堅調に推移していると説明した。
特にテレビについては、4Kテレビは前年比40%増の7,500万台出荷と大きく伸長したとコメント。有機ELテレビも120万台と台数こそまだ少ないが前年比122%増と大きな伸びを見せているという。
また、大型化の傾向も継続していると説明。2016年には50〜59インチの販売台数が全体の18%、60インチ以上は5%だったところ、2017年は50〜59インチが22%、60インチ以上が7%となり、2020年には50〜59インチが26%、60インチ以上は11%を占めるまでに成長するだろうと予測しているとした。
オーディオについてははBluetoothスピーカーが前年比21%増の5,500万台、ヘッドホンが前年比4%増の3億6,800万台となる見込みだと紹介。スマートフォンは5%増の15億台、ウェアラブルデバイスは38増の1億6,100万台を見込み、こうしたスマホの伸長を受けてデジタルカメラは前年比マイナス18%となる一方で、アクションカメラは9%増の1,100万台となると予測している。
続いて登壇したドイツ電機工業会(ZVEI)のReinhard Zinkann氏は、IFAで白物家電も取り扱いに加えてから今年で10周年となることに言及。この10年で白物家電の出展社数は当時の3倍に増えたことを紹介し、白物家電業界でもIFAが非常に重要なイベントになっていることを改めてアピールした。
また、白物家電のネット接続率が高まったこともこの10年間のトピックだとコメント。2008年当時はほとんどの製品がスタンドアローンだったが、今では幅広いジャンルの製品がネットにつながり、ボイスコマンドやスマート機能を利用できるように進化していることを改めて紹介した。
そして最後に、IFAの主催者であるメッセ・ベルリン社からCEOのChristian Goeke博士が登壇。IFAは159,000平方メートルもの広大な展示スペースに1,800社が集まる一大イベントであり、今年は用意した展示スペースが売り切れたこと、そして世界的に著名なメーカーが多数参加することを紹介。世界中のメーカーがいかにIFAに注目しているかを説明した。
また、今年は新たに2〜5年後の潮流を見据えた「IFA NEXT」を併催。“THE EDGE OG INNOVATION”をキーワードに、「例えば会場中の“INNOVATION ENGINE”スペースでは未来の技術をハンズオンできるし、“START UPS”や“BRANDS”スペースでもAmazon Alexa対応機など数多くの革新的な製品に出会えるだろう」とアピールした。
最初に登壇したドイツ民生通信エレクトロニクス協会(gfu)のHans-Joachim Kamp氏は、今年のIFAのトレンドとして「有機ELテレビなど新たな技術による画質向上」「まるで壁紙のようなテレビの薄型化」「ネット接続による家電のコネクティビティ」「AIスピーカーを始めとする音声操作」「パーソナルアシスタントロボット」という5点だと紹介。2017年の世界規模での家電製品売り上げは前年から4%増の8,870億ユーロを見込み、堅調に推移していると説明した。
特にテレビについては、4Kテレビは前年比40%増の7,500万台出荷と大きく伸長したとコメント。有機ELテレビも120万台と台数こそまだ少ないが前年比122%増と大きな伸びを見せているという。
また、大型化の傾向も継続していると説明。2016年には50〜59インチの販売台数が全体の18%、60インチ以上は5%だったところ、2017年は50〜59インチが22%、60インチ以上が7%となり、2020年には50〜59インチが26%、60インチ以上は11%を占めるまでに成長するだろうと予測しているとした。
オーディオについてははBluetoothスピーカーが前年比21%増の5,500万台、ヘッドホンが前年比4%増の3億6,800万台となる見込みだと紹介。スマートフォンは5%増の15億台、ウェアラブルデバイスは38増の1億6,100万台を見込み、こうしたスマホの伸長を受けてデジタルカメラは前年比マイナス18%となる一方で、アクションカメラは9%増の1,100万台となると予測している。
続いて登壇したドイツ電機工業会(ZVEI)のReinhard Zinkann氏は、IFAで白物家電も取り扱いに加えてから今年で10周年となることに言及。この10年で白物家電の出展社数は当時の3倍に増えたことを紹介し、白物家電業界でもIFAが非常に重要なイベントになっていることを改めてアピールした。
また、白物家電のネット接続率が高まったこともこの10年間のトピックだとコメント。2008年当時はほとんどの製品がスタンドアローンだったが、今では幅広いジャンルの製品がネットにつながり、ボイスコマンドやスマート機能を利用できるように進化していることを改めて紹介した。
そして最後に、IFAの主催者であるメッセ・ベルリン社からCEOのChristian Goeke博士が登壇。IFAは159,000平方メートルもの広大な展示スペースに1,800社が集まる一大イベントであり、今年は用意した展示スペースが売り切れたこと、そして世界的に著名なメーカーが多数参加することを紹介。世界中のメーカーがいかにIFAに注目しているかを説明した。
また、今年は新たに2〜5年後の潮流を見据えた「IFA NEXT」を併催。“THE EDGE OG INNOVATION”をキーワードに、「例えば会場中の“INNOVATION ENGINE”スペースでは未来の技術をハンズオンできるし、“START UPS”や“BRANDS”スペースでもAmazon Alexa対応機など数多くの革新的な製品に出会えるだろう」とアピールした。
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