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公開日 2017/09/03 15:32
音楽リスニングを重視した多機能設計
<IFA>ソニー「LF-S50G」は“音楽を楽しむためのスマートスピーカー”。開発者が詳細を解説
折原一也
ソニーはIFA2017にて、Googleアシスタント対応のワイヤレススピーカー「LF-S50G」を発表した。現地のソニーブース内でも注目を集めている同製品の開発コンセプトやキーポイントを、開発に携わったソニーの山崎達也氏に直接聞くことができたので紹介する。
LF-S50Gを開発したのは、以前からSONYブランドのBluetoothスピーカーを手掛けているソニービデオ&サウンドプロダクツ。IFA2017ではいわゆるスマートスピーカーが注目を集め、オーディオ機器はもちろん白物家電との連携も含めた実用化の未来も見え始めた。一方でこのLF-S50Gについては、「我々が考えているのは、音楽生活を簡単に楽しんでいただける入口となる製品。『OK, google. Play music』の掛け声で音楽を手軽に楽める、声のコントロールだけで音楽をダイレクトに呼び出すことができるもの」(山崎氏)と、あくまでも音楽リスニング視点で作られている。
ワイヤレススピーカーの機能として注目すべきポイントは、防滴性能と360度スピーカーとして設計されていること。「IPX3の防滴と360度再生に対応させた理由は、設置性を広げ、様々な場所で音楽を楽しんでもらえるようにしたかったから。特に、家族では奥様ら女性が商品の購入決定権をもっているケースが多い。LF-S50Gのように、声で簡単に操作できることと設置性の高さがあれば、より多くの女性に音楽がある生活を実際に体験して楽しさを理解してもらえるのではないかと思っている。そして、お父さんにもスマートなスピーカー使ってもらう、ということを考えた」(山崎氏)。
スピーカーは、上部に下向きのサブウーファーユニットと、下側に上向きの48mmのフルレンジユニットを搭載し、それぞれが発した音をディフューザーで拡散して360度に広げる仕組みを採用する。「背の高い人が立って聞いてもベースの音が変わらないようになど、家の中を同じ音で満たして、どこからでも聴こえ方が変わることがないようにしている」(山崎氏)と、まさしく全方向へハイクオリティなサウンドを聴かせることを目指している。
対応する音楽ストリーミングサービスはSpotify、Google Play Music、Pandora、TuneIn、iHeartRadioなど。Spotifyはフリー版にも対応するので、購入してすぐにワイヤレスで音楽を聴くことができる。
なお、純正のGoogleアシスタント対応デバイス/スピーカーである「Google Home」との違いについては「Googleアシスタントとしての機能はまったく同じ。ただし、360度スピーカーとしてのサウンドに加えて、ジェスチャーコントロール対応、時計表示、NFCなどの機能で差別化している」(山崎氏)とのこと。
特にBluetoothとNFCの対応は、「スマートスピーカーによる音楽再生は日本のお客様にはあまり馴染みがないので、手軽に再生する方法として対応とした」(山崎氏)と、ワイヤレススピーカーを手掛けてきたソニーらしい現実的なつくりもなされている。
ユーザーのボイスコントロールを認識するマイクは、本体上側に2基を搭載する。「マイクについては、Googleによるクラウド側の処理がメインになっている。Googleアシスタントを採用するには、Googleが定めた技術を使わなければいけない。この定められたスペックの中には、、本体から流れる音楽の音をキャンセルする技術が組み込まれていて、相当大きな音で音楽を再生していてもボイスを認識できる。ただし、Chromecast built-in機能を使って他のスピーカーと連携して音楽を同時に鳴らしている場合は、ボイスが認識しづらくなるときもある」(山崎氏)。
IFA2017に設けられたソニーブースでは音楽を流す以外にも、照明をコントロールしたり、家庭内でBRAVIAと連携してYouTubeの調理レシピを表示したりと、家庭内の機器との連携をデモンストレーションしていた。しかし、あくまで企画の意図は音楽を楽むめための360度スピーカーであるという。「LF-S50G」はオーディオメーカーとしてのソニーらしい、現実的なスマートスピーカーへのアプローチが特徴となる製品と言えよう。
LF-S50Gを開発したのは、以前からSONYブランドのBluetoothスピーカーを手掛けているソニービデオ&サウンドプロダクツ。IFA2017ではいわゆるスマートスピーカーが注目を集め、オーディオ機器はもちろん白物家電との連携も含めた実用化の未来も見え始めた。一方でこのLF-S50Gについては、「我々が考えているのは、音楽生活を簡単に楽しんでいただける入口となる製品。『OK, google. Play music』の掛け声で音楽を手軽に楽める、声のコントロールだけで音楽をダイレクトに呼び出すことができるもの」(山崎氏)と、あくまでも音楽リスニング視点で作られている。
ワイヤレススピーカーの機能として注目すべきポイントは、防滴性能と360度スピーカーとして設計されていること。「IPX3の防滴と360度再生に対応させた理由は、設置性を広げ、様々な場所で音楽を楽しんでもらえるようにしたかったから。特に、家族では奥様ら女性が商品の購入決定権をもっているケースが多い。LF-S50Gのように、声で簡単に操作できることと設置性の高さがあれば、より多くの女性に音楽がある生活を実際に体験して楽しさを理解してもらえるのではないかと思っている。そして、お父さんにもスマートなスピーカー使ってもらう、ということを考えた」(山崎氏)。
スピーカーは、上部に下向きのサブウーファーユニットと、下側に上向きの48mmのフルレンジユニットを搭載し、それぞれが発した音をディフューザーで拡散して360度に広げる仕組みを採用する。「背の高い人が立って聞いてもベースの音が変わらないようになど、家の中を同じ音で満たして、どこからでも聴こえ方が変わることがないようにしている」(山崎氏)と、まさしく全方向へハイクオリティなサウンドを聴かせることを目指している。
対応する音楽ストリーミングサービスはSpotify、Google Play Music、Pandora、TuneIn、iHeartRadioなど。Spotifyはフリー版にも対応するので、購入してすぐにワイヤレスで音楽を聴くことができる。
なお、純正のGoogleアシスタント対応デバイス/スピーカーである「Google Home」との違いについては「Googleアシスタントとしての機能はまったく同じ。ただし、360度スピーカーとしてのサウンドに加えて、ジェスチャーコントロール対応、時計表示、NFCなどの機能で差別化している」(山崎氏)とのこと。
特にBluetoothとNFCの対応は、「スマートスピーカーによる音楽再生は日本のお客様にはあまり馴染みがないので、手軽に再生する方法として対応とした」(山崎氏)と、ワイヤレススピーカーを手掛けてきたソニーらしい現実的なつくりもなされている。
ユーザーのボイスコントロールを認識するマイクは、本体上側に2基を搭載する。「マイクについては、Googleによるクラウド側の処理がメインになっている。Googleアシスタントを採用するには、Googleが定めた技術を使わなければいけない。この定められたスペックの中には、、本体から流れる音楽の音をキャンセルする技術が組み込まれていて、相当大きな音で音楽を再生していてもボイスを認識できる。ただし、Chromecast built-in機能を使って他のスピーカーと連携して音楽を同時に鳴らしている場合は、ボイスが認識しづらくなるときもある」(山崎氏)。
IFA2017に設けられたソニーブースでは音楽を流す以外にも、照明をコントロールしたり、家庭内でBRAVIAと連携してYouTubeの調理レシピを表示したりと、家庭内の機器との連携をデモンストレーションしていた。しかし、あくまで企画の意図は音楽を楽むめための360度スピーカーであるという。「LF-S50G」はオーディオメーカーとしてのソニーらしい、現実的なスマートスピーカーへのアプローチが特徴となる製品と言えよう。