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公開日 2018/04/04 18:53
視覚に聴覚、触覚を組み合わせ
<VR・AR・MRワールド>VR空間をさらにリアルにする「聞く」「触る」技術を各社がアピール
編集部:押野 由宇
本日4月4日から6日まで、東京ビッグサイトにてVR・AR・MR、体験型シミュレーション、HMDなどの最先端技術が一堂に出展する「VR・AR・MR ワールド」が開催される。同イベントでは、VRの次なる展開として、より没入感を高めるための視覚以外のVR体験技術が多数展示された。
ヤマハは立体音響技術「ViReal」をアピール。25個のスピーカーをドーム状に設置し、その内部で実際に立体音響を体験できるようにブースを構築していた。
同技術は様々なジャンルに適用することができ、例としてゲーム用サウンドミドルウェア「Wwise」上でViRealヘッドホン音響がコントロールできるプラグインが展示されるほか、64chを一気に収録できるワンポイントマイク「ViReal Mic」や、ポストプロダクション向けにDAW上でViRealのヘッドホン音響をコントロールできるVSTプラグインなどが操作・体験できるようになっている。
映像制作会社の太陽企画が、次世代ビジネスモデルをつくるためにスタートしたTAIYOKIKAKU R&Dでも、VRと音をマッチさせた取り組みをプッシュ。立体音響システムとVR技術を用いた「さわれる音」という体験コンテンツを展示した。
「さわれる音」は(株)ダズルと共同開発を行い、Resonance Audo、HTC VIVE、Leap motionを組み合わせることで実現。VR空間にある様々な色や形状をした音のオブジェクトを、センサーで認識された手を動かして触ることで、音に触れることができるという。オブジェクトにより音が違い、また触り方でも音が異なるほか、音を重ねる、音の残響や指向性、音がモノに遮られる感覚までを感じるなど、直感的な体験が可能としている。
さらに、VRゴーグルと振動型ヘッドホン、振動ユニットで映像と音、振動を融合させた体験型VRコンテンツ「3D SOUND TRIP」も用意。こちらは実写VRとなっており、アンビソニックス技術により実写での再現性が難しいとされていた立体音響を実現。見ている方向に応じて音の聴こえる位置が変わるため、より臨場感が高まるという。
さらに音を振動に変換するユニットを組み合わせることで、例えばライブ映像などアーティストとのコラボレーション、僻地や観光地をより魅力的に体感してもらう地方の観光プロモーションなどへの展開が考えられるとのこと。
コーンズテクノロジーのブースでは、同社が取り扱うウルトラハプティクス社が有する、超音波で空間に触感を生成する空中ハプティクス技術など、触れるVR/ARについて大々的に展開していた。
同社の技術は運転中に視線を向けることなく、触感のあるモーションコントロールによって実感の高い操作が行えるとして、車載向けにも紹介される(関連記事)が、本イベントでは空中触感ディスプレイを搭載したATMをアスカネットと共同開発し展示。空中に表示される番号表示などを指で操作すると、実際に押しているような触感が得られる。
南国ソフトと栗本鐵工所、K’s DESIGN LABの共同ブースでは、世界初というHoloLens専用デバイス「ほろふれる」が出展された。
HoloLens+Hapticsを意味するほろふれるは、栗本鐵工所のSoftMRFによりエアタップで触覚フィードバックを実装し、ホログラムに触るという体験ができるというもの。手で握り込むようにして持ち、指先で操作が行える。ブースでは、せきぐちあいみがHoloLens上に登場し、ほろふれるを通じたタッチでのやり取りがデモされた。
ヤマハは立体音響技術「ViReal」をアピール。25個のスピーカーをドーム状に設置し、その内部で実際に立体音響を体験できるようにブースを構築していた。
同技術は様々なジャンルに適用することができ、例としてゲーム用サウンドミドルウェア「Wwise」上でViRealヘッドホン音響がコントロールできるプラグインが展示されるほか、64chを一気に収録できるワンポイントマイク「ViReal Mic」や、ポストプロダクション向けにDAW上でViRealのヘッドホン音響をコントロールできるVSTプラグインなどが操作・体験できるようになっている。
映像制作会社の太陽企画が、次世代ビジネスモデルをつくるためにスタートしたTAIYOKIKAKU R&Dでも、VRと音をマッチさせた取り組みをプッシュ。立体音響システムとVR技術を用いた「さわれる音」という体験コンテンツを展示した。
「さわれる音」は(株)ダズルと共同開発を行い、Resonance Audo、HTC VIVE、Leap motionを組み合わせることで実現。VR空間にある様々な色や形状をした音のオブジェクトを、センサーで認識された手を動かして触ることで、音に触れることができるという。オブジェクトにより音が違い、また触り方でも音が異なるほか、音を重ねる、音の残響や指向性、音がモノに遮られる感覚までを感じるなど、直感的な体験が可能としている。
さらに、VRゴーグルと振動型ヘッドホン、振動ユニットで映像と音、振動を融合させた体験型VRコンテンツ「3D SOUND TRIP」も用意。こちらは実写VRとなっており、アンビソニックス技術により実写での再現性が難しいとされていた立体音響を実現。見ている方向に応じて音の聴こえる位置が変わるため、より臨場感が高まるという。
さらに音を振動に変換するユニットを組み合わせることで、例えばライブ映像などアーティストとのコラボレーション、僻地や観光地をより魅力的に体感してもらう地方の観光プロモーションなどへの展開が考えられるとのこと。
コーンズテクノロジーのブースでは、同社が取り扱うウルトラハプティクス社が有する、超音波で空間に触感を生成する空中ハプティクス技術など、触れるVR/ARについて大々的に展開していた。
同社の技術は運転中に視線を向けることなく、触感のあるモーションコントロールによって実感の高い操作が行えるとして、車載向けにも紹介される(関連記事)が、本イベントでは空中触感ディスプレイを搭載したATMをアスカネットと共同開発し展示。空中に表示される番号表示などを指で操作すると、実際に押しているような触感が得られる。
南国ソフトと栗本鐵工所、K’s DESIGN LABの共同ブースでは、世界初というHoloLens専用デバイス「ほろふれる」が出展された。
HoloLens+Hapticsを意味するほろふれるは、栗本鐵工所のSoftMRFによりエアタップで触覚フィードバックを実装し、ホログラムに触るという体験ができるというもの。手で握り込むようにして持ち、指先で操作が行える。ブースでは、せきぐちあいみがHoloLens上に登場し、ほろふれるを通じたタッチでのやり取りがデモされた。