トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2018/10/10 19:05
Surface Pro 6/Laptop 2やWindowsアップデートの紹介も

マイクロソフトのノイキャンヘッドホン「Surface Headphones」、日本発売は「2019年の早期」

編集部:成藤正宣
日本マイクロソフトは、10月3日に発表したSurfaceシリーズ新製品(関連ニュース)に関するプレス発表会を開催した。

発表会ではSurfaceシリーズを担当している米Microsoft コーポレート・バイスプレジデントのパノス・パネイ氏らが登壇。新製品「Surface Pro 6」「Surface Laptop 2」の特徴や、搭載OSのWindows 10に最新アップデートで追加される機能を紹介するとともに、Bluetoothノイズキャンセリングヘッドホン「Surface Headphones」(関連ニュース)の実機を国内で初めて公開。2019年の発売を予告した。

「Surface Headphones」が国内で初公開

米Microsoft パノス・パネイ氏

「Surface Headphones」はSurfaceブランド初のヘッドホン製品で、内蔵のマイク4基で外部の騒音をひろい、逆相信号によって打ち消すアクティブノイズキャンセリングを搭載したモデル。ノイズキャンセリングとは逆に、周囲の音をマイクで集音し、聞き取りやすく増幅して音楽とミックスする、いわゆるヒアスルー機能も搭載する。

左右のハウジングにタッチセンサーとダイヤルを搭載しており、タッチセンサーでは再生/停止、頭出しなど音楽再生操作、右ダイヤルではボリューム、そして左ダイヤルではノイズキャンセリング/ヒアスルー強度が調節できる。なお、ノイズキャンセリング/ヒアスルーは13段階で調節可能。

左右のダイヤルでボリュームやノイズキャンセリングの効きを調節可能

Surface Headphonesを装着したパネイ氏

ドライバーには40mmの「フリーエッジドライバー」を搭載。通話や音声アシスタンス用として4基のビームフォーミングマイクを搭載する。充電にはUSB Type-C端子を採用し、Bluetooth接続に加え3.5mmプラグによる有線接続にも対応する。

ハウジングはヒンジ1箇所で支持されている

充電用USB Type-C端子や有線接続用3.5mm端子を搭載

発表会にてパネイ氏は、Surface Headphonesを「仕事向け/家庭向けという分け方ではなく、周囲に邪魔されず“集中する”という用途に最適な製品として開発した」と述べる一方、音楽や映像も素晴らしいクオリティで楽しめるとAV機器としての性能もアピールしていた。

会場に2台だけ用意されたというデモ機を試着し、実際にノイズキャンセリングを試した。一般的なノイズキャンセリングヘッドホンでは、安全確保などの観点から人の声の帯域でノイズキャンセルを弱めることが多いのに対し、Surface Headphonesではノイズキャンセリング強度を高めると、人の声もかなりの割合で打ち消される。最大強度では、逆相信号による耳への圧迫感も強めに感じられた。

音の傾向に関しては低音が強く、輪郭が柔らかめ。長時間のリスニングでも疲れにくそうな印象を受けた。

Suraface Headphonesの国内価格/発売日は未定のままだが、パネイ氏は2019年の早期に発売すると強調。また会場の同社スタッフは「日本市場で発売される際は、少なくとも当初はオーディオ製品としてではなく、SurfaceやWindows PCなどPC周辺機器として販売することになるだろう」とコメントしていた。

日本での発売時期について「2019年の早期」とパネイ氏は話した

会場ではその他、従来モデルから処理速度やバッテリー持ちなど性能を強化した「Surface Pro 6」「Surface Laptop 2」を改めて紹介。また、海外発表済みのクリエイター向けデスクトップPC「Surface Studio 2」を2019年1月に国内で発売すると予告した。

先日発表された「Surface Pro 6」(左)と「Surface Laptop 2」

Surface Pro/Laptopともに処理性能が向上した他、カラーバリエーションにブラックが追加された


クリエイター向けのハイエンドモデル「Surface Studio 2」も登場。来年1月の発売が予告された
また、Windows 10の最新アップデート「October 2018 Update」も紹介された。このアップデートでは、使用したことのあるファイルを時系列順で一覧できる「タイムライン」、スマートフォンとの通知やファイルの共有機能、今までのコピー履歴からペーストができる「Windosキー+V」のショートカット、顔文字が呼び出せる「Windowsキー+.」ショートカットが利用可能となる。

10月配信の「Windows 10 Octorber 2018 Update」について紹介された

Windowsとスマホで通知やファイルを共有できる

また、Microsoft PowerPointでは、パワーポイントスライド上の手書き文字をAI認識により自動でデジタル活字化、翻訳する機能が追加。さらに、モリサワ社が製作した視認性に優れる「BIZ UD フォント」も搭載される。

手書き文字をAI技術で認識し、デジタル文字に置き換える機能がパワーポイントに追加される

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB