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公開日 2018/10/27 20:12
Campfire Audio初のカスタム「EQUINOX」も
<ヘッドホン祭>Campfire Audio、新ハイブリッドイヤホン「SOLARIS」/QUAD初の平面駆動型ヘッドホン
編集部:川田菜月
10月27日・28日と東京・中野サンプラザで開催しているフジヤエービック主催「秋のヘッドフォン祭」。本記事ではCampfire Audioなどを取り扱うミックスウェーブと、ロッキーインターナショナル、ブライトーンの出展内容をレポートする。
■ミックスウェーブ
Campfire Audioから新イヤホンが3モデル登場。今出展が初披露となった「SOLARIS」は、低域にφ10mmダイナミックドライバーを1基、BAドライバーは中域に1基、高域に2基搭載する4ドライバー構成するハイブリッドイヤホン。2018年12月〜2019年1月頃の発売予定で、価格は19万円前後。
ダイナミックドライバーはステンレス筐体イヤホン「ATLAS」で採用された、A.D.L.Cコーティングを施した独自ドライバーを採用。なお後述するEQUINOXも同様のドライバーを採用しており、本機では低域用に調整して使用する。BAドライバーには音導管(サウンドチューブ)を使用しない独自の「Tuned Acoustic Expansion Chamber(T.A.E.C)」を採用する。
サウンドはANDROMEDAをベースに、高域/低域を拡張したことで、開放感ある広いサウンドステージを実現するとしている。フェイスプレートには24金、中央部にガンメタル PVD、ノズル側にステンレススチール素材を採用。ケーブルには純銅銀メッキを4本使用した本機用のものを同梱する。
「EQUINOX」はCampfire Audio初のカスタムIEM。ユーザーからの要望が多いことから製品化に至ったという。8月に開催された香港のオーディオショウで初披露されており、春や秋の展示会でのみ受注販売されるとのこと。一度の受注は20台程度で、納期は1ヶ月から1ヶ月半程度。今回は事前抽選式による販売を行っており、すでに予約で埋まっている状態という。価格は174,074円(税抜)。
筐体はステンレススチールとアクリル素材を採用し、耳型に合わせてデザインされる部分は3Dプリンターで成形。空気をコントロールするアンビエントポートのような構造を採用しており、内部にアコースティックフィルターを用いて遮音性も担保しながら低域を調整するという。
ポート穴はフェイスプレート側から見えないが、イヤホン端子側のステンレススチール部の縁から空気が出る構造となっている。サウンドはATLASをベースに低域のバランスを少し抑えて、よりフラットな音質を意識して開発したとのこと。
「ANDROMEDA S」は筐体にステンレスチールを採用した人気モデル「ANDROMEDA」のリミテッドエディション(関連ニュース)で、ミッドレンジのチューニングを変更しており、より力強いボーカルラインの再現を可能にするとしている。価格は129,300円(税抜)で日本での販売は400台限定となる。なおヘッドフォン祭前日の10月26日に発売をスタートしているが、こちらも既に完売状態とのこと。
FAudioでは、10月26日に発売されたφ10.5mmダイナミックドライバーを搭載するユニバーサルイヤホン「Major(関連ニュース)」をメインに出展。メディカルファイバー素材とチタニウム素材の振動板を張り合わせたダブルレイヤー構造を採用するなど、様々な独自技術を用いている。
qdcは切替スイッチによる音質調整が可能な「Anole」シリーズに、10ドライバー搭載の「Anole VX」が登場。これまでの製品は2つのスイッチを搭載していたが、VXでは3つのスイッチを搭載。これによりチューニングパターンも8つに増えている。12月発売予定で、価格は26万円前後。
Unique Melodyでは従来ラインナップの試聴のほかに、9BAドライバーを搭載する「MAVEN」と、3BAドライバー搭載モデルを参考出展。筐体はチタニウム素材を採用、3Dプリンターによって成形した美しいデザインも特徴だ。
日本での発売時期/価格は未定とのこと。なお中国では11月から発売開始となるが、日本向けモデルにはミックスウェーブと共同で音質チューニングが施されるため、外観は同様だが音質は変わるとのこと。
■ロッキーインターナショナル
同社のブースでは、QUADの平面駆動型ヘッドホン「ERA-1」(関連ニュース)と真空管搭載ヘッドホンアンプ「PA-One」(関連ニュース)を試聴展示している。
ブランド初のヘッドホン「ERA-1」は、フラグシップ静電ラウドスピーカー「ESLシリーズ」の開発で培ったノウハウを用いて開発されたとのこと。位相の一貫性に優れており、また高感度/低インピーダンスの設計によって、平面駆動ながら幅広機器と組み合わせて使用できる点などを特徴としている。ケーブルメーカーのBrise Audioのリケーブルも用意し、比較試聴が可能となっていた。
「PA-One」はプリアンプとしても使用可能な真空管搭載のヘッドホンアンプで、デジタル入力は192kHzにまで対応しており、PCからUSB入力を通してデジタル音源でも、アナログライクな温かみあるサウンドで聴くこともできるとアピールする。
■ブライトーン
同社取り扱いのヘッドホン、イヤホンの試聴スペースを展開。ZMF headphonesブランドからは、「Auteur」「Eikon」「Atticus」のLTD(リミテッド)モデルを展示している。同ブランドのLTDモデルは100個程度の少量生産にて季節ごとにハウジングの木材が変更されるのが特徴としており、今回はSilkwood(シルクウッド)およびCocobolo(ココボロ)を採用している(関連ニュース)。
シルクウッドは音の広がり、ココボロは高密度なサウンド表現になるとのこと。300Ωと高インピーダンスの製品なため、ヘッドホンアンプと組み合わせて自宅で使用する方も多く、使用するアンプやリスニングスペース、インテリアなどとの調和を考慮して製品選びをするユーザーも多いという。
■ミックスウェーブ
Campfire Audioから新イヤホンが3モデル登場。今出展が初披露となった「SOLARIS」は、低域にφ10mmダイナミックドライバーを1基、BAドライバーは中域に1基、高域に2基搭載する4ドライバー構成するハイブリッドイヤホン。2018年12月〜2019年1月頃の発売予定で、価格は19万円前後。
ダイナミックドライバーはステンレス筐体イヤホン「ATLAS」で採用された、A.D.L.Cコーティングを施した独自ドライバーを採用。なお後述するEQUINOXも同様のドライバーを採用しており、本機では低域用に調整して使用する。BAドライバーには音導管(サウンドチューブ)を使用しない独自の「Tuned Acoustic Expansion Chamber(T.A.E.C)」を採用する。
サウンドはANDROMEDAをベースに、高域/低域を拡張したことで、開放感ある広いサウンドステージを実現するとしている。フェイスプレートには24金、中央部にガンメタル PVD、ノズル側にステンレススチール素材を採用。ケーブルには純銅銀メッキを4本使用した本機用のものを同梱する。
「EQUINOX」はCampfire Audio初のカスタムIEM。ユーザーからの要望が多いことから製品化に至ったという。8月に開催された香港のオーディオショウで初披露されており、春や秋の展示会でのみ受注販売されるとのこと。一度の受注は20台程度で、納期は1ヶ月から1ヶ月半程度。今回は事前抽選式による販売を行っており、すでに予約で埋まっている状態という。価格は174,074円(税抜)。
筐体はステンレススチールとアクリル素材を採用し、耳型に合わせてデザインされる部分は3Dプリンターで成形。空気をコントロールするアンビエントポートのような構造を採用しており、内部にアコースティックフィルターを用いて遮音性も担保しながら低域を調整するという。
ポート穴はフェイスプレート側から見えないが、イヤホン端子側のステンレススチール部の縁から空気が出る構造となっている。サウンドはATLASをベースに低域のバランスを少し抑えて、よりフラットな音質を意識して開発したとのこと。
「ANDROMEDA S」は筐体にステンレスチールを採用した人気モデル「ANDROMEDA」のリミテッドエディション(関連ニュース)で、ミッドレンジのチューニングを変更しており、より力強いボーカルラインの再現を可能にするとしている。価格は129,300円(税抜)で日本での販売は400台限定となる。なおヘッドフォン祭前日の10月26日に発売をスタートしているが、こちらも既に完売状態とのこと。
FAudioでは、10月26日に発売されたφ10.5mmダイナミックドライバーを搭載するユニバーサルイヤホン「Major(関連ニュース)」をメインに出展。メディカルファイバー素材とチタニウム素材の振動板を張り合わせたダブルレイヤー構造を採用するなど、様々な独自技術を用いている。
qdcは切替スイッチによる音質調整が可能な「Anole」シリーズに、10ドライバー搭載の「Anole VX」が登場。これまでの製品は2つのスイッチを搭載していたが、VXでは3つのスイッチを搭載。これによりチューニングパターンも8つに増えている。12月発売予定で、価格は26万円前後。
Unique Melodyでは従来ラインナップの試聴のほかに、9BAドライバーを搭載する「MAVEN」と、3BAドライバー搭載モデルを参考出展。筐体はチタニウム素材を採用、3Dプリンターによって成形した美しいデザインも特徴だ。
日本での発売時期/価格は未定とのこと。なお中国では11月から発売開始となるが、日本向けモデルにはミックスウェーブと共同で音質チューニングが施されるため、外観は同様だが音質は変わるとのこと。
■ロッキーインターナショナル
同社のブースでは、QUADの平面駆動型ヘッドホン「ERA-1」(関連ニュース)と真空管搭載ヘッドホンアンプ「PA-One」(関連ニュース)を試聴展示している。
ブランド初のヘッドホン「ERA-1」は、フラグシップ静電ラウドスピーカー「ESLシリーズ」の開発で培ったノウハウを用いて開発されたとのこと。位相の一貫性に優れており、また高感度/低インピーダンスの設計によって、平面駆動ながら幅広機器と組み合わせて使用できる点などを特徴としている。ケーブルメーカーのBrise Audioのリケーブルも用意し、比較試聴が可能となっていた。
「PA-One」はプリアンプとしても使用可能な真空管搭載のヘッドホンアンプで、デジタル入力は192kHzにまで対応しており、PCからUSB入力を通してデジタル音源でも、アナログライクな温かみあるサウンドで聴くこともできるとアピールする。
■ブライトーン
同社取り扱いのヘッドホン、イヤホンの試聴スペースを展開。ZMF headphonesブランドからは、「Auteur」「Eikon」「Atticus」のLTD(リミテッド)モデルを展示している。同ブランドのLTDモデルは100個程度の少量生産にて季節ごとにハウジングの木材が変更されるのが特徴としており、今回はSilkwood(シルクウッド)およびCocobolo(ココボロ)を採用している(関連ニュース)。
シルクウッドは音の広がり、ココボロは高密度なサウンド表現になるとのこと。300Ωと高インピーダンスの製品なため、ヘッドホンアンプと組み合わせて自宅で使用する方も多く、使用するアンプやリスニングスペース、インテリアなどとの調和を考慮して製品選びをするユーザーも多いという。
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