トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2019/09/09 19:50
当時の制作スタッフがチェック

“史上最高画質”の『ウルトラQ』、UHD BDになって11/20登場。オリジナルフィルムを4Kスキャン

編集部:押野 由宇
円谷プロダクションは、ウルトラマンシリーズの原点となった特撮テレビドラマ『ウルトラQ』(1966年)について、Ultra HD Blu-rayなどをセットにした『ULTRAMAN ARCHIVES ウルトラQ UHD & MovieNEX』を11月20日より発売する。予約は本日9月9日より受付を開始し、価格は70,000円(税抜)。

『ULTRAMAN ARCHIVES ウルトラQ UHD & MovieNEX』

Ultra HD Blu-ray(UHD BD)3枚と「TSUBURAYA MovieNEX(Blu-ray & ストリーミング)」をセットにした商品。UHD BDでは35mmオリジナルネガフィルムを初スキャンした4Kデータが用いられている。

その制作にあたっては、1話につき約3日間かけた丁寧なスキャンを施し、全シリーズで約100万コマにおよぶパラ消しなどのレストア作業を経て、当時の劇場用映画と同じクオリティを持つ、35mmフィルムで撮影された映像が持つポテンシャルを余すことなく活かした高解像度の4Kデータを作成したという。

これにより、「まるでベールを一枚はがし取ったかのようなクリアな映像が実現し、怪獣の皮膚のディテールや、ミニチュアの緻密な作り、当時の風景などを余すことなく楽しめるようになりました」と説明されている。

35mmオリジナルネガフィルムを初スキャンし4Kデータに

またHDRについても「怪獣の目の妖しい光、宇宙人の潜む闇、朝焼けのグラデーションなどが、より豊かな表現で甦りました」とアピールされる一方で、見えすぎることで制作者の狙いと反してしまうことを危惧し、当時のスタッフによるチェックを行い、全体の方針を決定していった。

HDRにより奥行きなどの表現が豊かに

そして『ウルトラQ』という作品群の魅力や元の演出意図を最大限に考慮し、各話ごとにHDR効果を最大限に活かせるシーンを選定して調整作業を行うことで、「当時の思いと、最新の技術が究極のバランスで融合した“だれも見たことがない”『ウルトラQ 4K UHD』が完成」したとのことだ。

TSUBURAYA MovieNEXは、Blu-rayディスク7枚に加え、HD版『ウルトラQ』モノクロ・カラーと映像特典の「Premium Talk」がストリーミングで視聴できるサービスをパッケージにしたもの。ほか、ボーナス映像やテキストメディアなどを配信する「TSUBURAYA MovieNEX World」も用意する。

【商品詳細】
『ULTRAMAN ARCHIVES ウルトラQ UHD & MovieNEX』
価格:70,000円(税別)
発売日:2019年11月20日
商品番号:PCWE-52001
10枚組/全28話+PremiumTalk

<4K ULTRA HD Blu-ray>
715分/4:3<3840x2160p>/3層×3枚/モノクロ/HEVC/リニアPCM(ステレオ・モノラル)・一部ドルビーデジタル5.1ch

<Blu-ray>
(予定)1530分(本編ディスク:1430分 + PremiumTalk:85分)
本編ディスク:4:3<1080P High Definition>/2層×6枚/カラー・モノクロ/AVC/リニアPCM(ステレオ・モノラル)・一部ドルビーデジタル5.1ch
PremiumTalk:16:9<1080i High Definition>/1層/カラー/AVC/リニアPCM(ステレオ)

<PremiumTalk>
『ウルトラQ』の基礎知識 色のない世界に色をみる
Chapter 1、『ウルトラQ』を総括する
Chapter 2、スクリプターとして 撮影と編集と完成と
Chapter 3、『ウルトラQ』前夜 TBSの視点
Chapter 4、『ウルトラQ』に挑む現場人たち Part1
Chapter 5、『ウルトラQ』が育んだクリエーターたち
Chapter 6、『ウルトラQ』の主題歌誕生
Chapter 7、『ウルトラQ』に挑む現場人たち Part2
Chapter 8、『ウルトラQ』に挑む現場人たち Part3

<TSUBURAYA MovieNEX>
Blu-ray Disc & 本編(モノクロ・カラー)・PremiumTalkストリーミング

<TSUBURAYA MovieNEX World>
ボーナス映像・テキストメディアなど

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新

WEB