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公開日 2020/01/13 10:11
DTS Virtual:Xも進化
<CES>IMAX Enhancedが魅力アピール。「Play-Fi」進化でテレビとサウンドバーのワイヤレス接続も
編集部:小野佳希
米国ラスベガスで開催された「CES2020」。オーディオビジュアルファンにおなじみの音声フォーマット“DTS”を持つXPERIは、CESのメイン会場となるコンベンションセンターでIMAX Enhancedを大きくアピール。これとは別に招待制のプライベート展示も行い、テレビ内蔵スピーカーでバーチャルサラウンドを再生できる「DTS Virtual:X」や、テレビとサウンドバーとのワイヤレス接続にも利用できる「Play-Fi」の進化についてデモを行った。
Xperiは、CESのメイン会場となるラスベガスコンベンションセンターに2箇所のブースを展開。一方ではIMAX Enhancedのデモや各社対応機器の紹介、もう一方のブースではHD Radioなど自動車関連で利用できる技術をアピールしていた。
そして上記のようにプライベート展示も行い、「DTS:X PRO」のアップミックスとレンダラーが30.2ch対応に進化したことなどを説明。IMAX Enhancedには通常の11.1chとは別に実はセンターハイト用のオブジェクトが含まれており、DTS:X PRO対応アンプなどであれば、そのセンターハイト用信号をディスクリートに再生できるという。
加えて、「DTS Virtual:X」「Play-Fi」といった、同社が持つ技術の最新動向もデモ。
「DTS Virtual:X」は、リアスピーカーやハイトスピーカーを設置していない環境においても3Dサラウンドを再現できる技術。今回はデモ用に上向き2ch/前向き2chの4chスピーカー仕様にしたテレビで11.1chソースを再生するデモと、2chソースをバーチャルサラウンド化するデモ、イマーシブオーディオ対応の3.1.2chサラウンドバーでのデモを体験することができた。
機能をオン/オフしながらの比較視聴を体験したが、いずれのケースでも効果は歴然。特に上方向の音場が広がり臨場感がグッと増す印象だ。「2chソースのバーチャルサラウンド化も、以前は例えばサッカーなどのスポーツではサラウンド感を強調するために実況・解説の声などが沈んでしまう部分もあった。今回はそのあたりの問題も改善した」(同社スタッフ)という。
また、イマーシブ音声対応サウンドバーでは「これまれでは上向きのイネーブルドスピーカーをVirtual:Xでは使っていなかったが、新たにイネーブルドスピーカーを使っての再生に対応した」とのこと。「もし天井の反射をうまく使えないような状況の部屋であってもちゃんとうまく処理できるようにしている」という。
「Play-Fi」は、モバイル端末から家全体のスピーカーに音楽をワイヤレスに送れる技術。新たにAndroid TVへ統合可能に進化し、さらに、AirPlay2とGooglキャストにも新たに対応するという。
Android TV対応の進化では、例えばPlay-Fi搭載Android TVから外部のPlay-Fi対応スピーカーへ音声信号をワイヤレス伝送可能。これを利用すれば、HDMIケーブルなしでテレビとサウンドバーをワイヤレス接続して利用するなどといったこともできるようになる。「独自の低遅延処理もしているためリップシンクも問題ない」という。この最新のPlay-Fiにはフィリップスが対応テレビの投入を表明している。
なお、DTSはロゴもリニューアル。また、「各技術ごとにロゴを用意しているが、複数の技術を搭載した機器にいくつもDTSロゴをプリントするのはデザインやスペースの関係もあって厳しい、という声をお客様(機器メーカー)からいただくことも増えたため、一部ロゴの集約も行った」という。
Xperiは、CESのメイン会場となるラスベガスコンベンションセンターに2箇所のブースを展開。一方ではIMAX Enhancedのデモや各社対応機器の紹介、もう一方のブースではHD Radioなど自動車関連で利用できる技術をアピールしていた。
そして上記のようにプライベート展示も行い、「DTS:X PRO」のアップミックスとレンダラーが30.2ch対応に進化したことなどを説明。IMAX Enhancedには通常の11.1chとは別に実はセンターハイト用のオブジェクトが含まれており、DTS:X PRO対応アンプなどであれば、そのセンターハイト用信号をディスクリートに再生できるという。
加えて、「DTS Virtual:X」「Play-Fi」といった、同社が持つ技術の最新動向もデモ。
「DTS Virtual:X」は、リアスピーカーやハイトスピーカーを設置していない環境においても3Dサラウンドを再現できる技術。今回はデモ用に上向き2ch/前向き2chの4chスピーカー仕様にしたテレビで11.1chソースを再生するデモと、2chソースをバーチャルサラウンド化するデモ、イマーシブオーディオ対応の3.1.2chサラウンドバーでのデモを体験することができた。
機能をオン/オフしながらの比較視聴を体験したが、いずれのケースでも効果は歴然。特に上方向の音場が広がり臨場感がグッと増す印象だ。「2chソースのバーチャルサラウンド化も、以前は例えばサッカーなどのスポーツではサラウンド感を強調するために実況・解説の声などが沈んでしまう部分もあった。今回はそのあたりの問題も改善した」(同社スタッフ)という。
また、イマーシブ音声対応サウンドバーでは「これまれでは上向きのイネーブルドスピーカーをVirtual:Xでは使っていなかったが、新たにイネーブルドスピーカーを使っての再生に対応した」とのこと。「もし天井の反射をうまく使えないような状況の部屋であってもちゃんとうまく処理できるようにしている」という。
「Play-Fi」は、モバイル端末から家全体のスピーカーに音楽をワイヤレスに送れる技術。新たにAndroid TVへ統合可能に進化し、さらに、AirPlay2とGooglキャストにも新たに対応するという。
Android TV対応の進化では、例えばPlay-Fi搭載Android TVから外部のPlay-Fi対応スピーカーへ音声信号をワイヤレス伝送可能。これを利用すれば、HDMIケーブルなしでテレビとサウンドバーをワイヤレス接続して利用するなどといったこともできるようになる。「独自の低遅延処理もしているためリップシンクも問題ない」という。この最新のPlay-Fiにはフィリップスが対応テレビの投入を表明している。
なお、DTSはロゴもリニューアル。また、「各技術ごとにロゴを用意しているが、複数の技術を搭載した機器にいくつもDTSロゴをプリントするのはデザインやスペースの関係もあって厳しい、という声をお客様(機器メーカー)からいただくことも増えたため、一部ロゴの集約も行った」という。