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公開日 2020/02/08 14:16
qdcなど各ブランドが新製品多数用意
<ポタ研>finalがエントリーイヤホン試作機を展示/フルレンジ・ピュアセラミックドライバー搭載イヤホン実機も
編集部:押野 由宇
本日2月8日、東京・中野サンプラザにて「ポタ研2020冬」が開催。本稿ではミックスウェーブやS'NEXT、コペックジャパンなどのブース展示内容をレポートする。
ミックスウェーブは発売が開始された、qdcブランドのハイブリッドドライバー(低域:ダイナミック1基、中高域:BA1基)搭載のエントリーモデル「Uranus」を展示。また、Campfire Audio「SOLARIS」のアコースティックチャンバーをセラミック仕様に変更したモデルも出品された。こちらは低域:ダイナミック1基、中域:BA1基、高域BA1基というドライバー構成は従来と同様だが、アコースティックチャンバーの素材変更に伴い、歪みが減少しボーカル帯域が出るようになったという。100台限定で、3月下旬ごろに発売を予定。価格は税込220,000円台を見込む。
Unique Melodyの静電+骨伝導ドライバー搭載イヤホン「EST」は、前回イベントではクリアシェルだったが、今回はカーボンシェルでお披露目された。
コペックジャパンのブースでは、同社が取り扱うことが決定したAUSOUNDSの製品を展開。アメリカの新進気鋭ブランドで、現在は完全ワイヤレスイヤホン3モデル、ネックバンド型Bluetoothイヤホン1モデルをラインナップする。
完全ワイヤレスイヤホンには独自のチタニウムドライバーを搭載。「AU Stream ANC」(税込17,000円台)、「AU Stream」(税込11,000円台)はその名の通りアクティブノイズキャンセリング機能の搭載/非搭載に違いがある。また「AU-Stream Hybrid」(税込22,000円台)は2つのマイクによりノイズキャンセリング性能を高めた最上位モデルとして位置づけられる。それぞれBluetoothコーデックはSBC/aptXに対応する。
ネックバンド型Bluetoothイヤホン「AU-Flex ANC」(税込23,000円台)は、低域はダイナミック、中高域が平面駆動型で構成されたハイブリッドドライバーを搭載する点が大きな特徴。加えて、LDACにも対応している。同ブランドはいち早くノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンの開発を行ってきており、そのサウンドはオーディオファンだけでなくクリエイター、ミュージシャンからも支持されているという。製品は3月中の発売を目指す。
S'NEXTは、finalブランド「B series」より開発中のプロトタイプ2機種を参考展示。1人あたり5分ほどの時間制限が設けられたなかで、途切れることなく多くの来場者が新しいサウンドを確認していた。2機種はそれぞれ「分離がよく臨場感が楽しめる」「クリアでワイド」な方向性にチューニングされており、同ブランドのプロトタイプはB seriesで制作されるが、「A series」として製品化できたらという思いもあるという。価格は10,000円くらいに設定される予定とのことだ。
QuestyleブランドからはUSB Type-C接続のポータブルアンプ「Q-Link」の試作機が初展示された。8 - 600Ωの幅広いイヤホン/ヘッドホンに対応し、シーラスロジック製DACの搭載によりDSD128までのハイレゾ音源再生が可能となっている。発売時期は未定だが、10,000円を切る価格を見込む。ほか、MEZE Audioのヘッドホン「Empyrean」の新色となるCopper Blackモデルも展示された。
サイラスのブースでは、TP AUDIOブランドが高い注目を集めた。同ブランドのイヤホンは、大手医療機器メーカーDETAX社が開発したオーディオ用樹脂素材を用いて、シェルを3Dプリント製造している点が特徴。音の出口とドライバー背面にのみ空間を設けた精密な設計により、共振や歪みを防いでいる。BA1基の「AURORA」、BA3基の「AURORA 3」をラインナップし、AURORA 3についてはまだ開発中となっている。海外での値付けはAURORAが3 - 4万円前後、AURORA 3が6 - 7万円前後。日本でのAURORAの発売は、早ければ4月頃になるという。
MUSINのブースでは、SHANLINGのバランス出力対応小型Bluetoothレシーバー「UP4」が、発売後初めて展示。またiBasso Audioからはイヤホン「IT00」が参考展示された。ダイナミックドライバーのシングル構成で、再生周波数帯域は10Hz - 35Hz。税込7,000円前後の価格を予定しており、今夏に発売できるよう調整中とのこと。
また、オーディオプレーヤー「DX220」をサイズアップした「DX220 MAX」、およびイヤホンフラグシップとなる「IT07」を開発中という。DX220 MAXはESS9028 Proをデュアル搭載するといった仕様は従来どおりだが、電源をアンプと出力システムで2系統に分けることでクリーンで力強い再生を実現するとしている。発売はそう遠くないうちに行われる見込みだ。IT07は7ドライバー(BA:6、ダイナミック:1)を搭載したモデルで、100,000円前後の価格を予定。iBasso Audioでは今後、イヤホンに注力していく方針で、これ以外にもいくつかのプロダクトが開発進行中とのことだ。
七福神商事のブースには同社が取り扱う様々な製品が展示されるが、2月8日より予約受付を開始したSIMPHONIOブランドのイヤホン「VR1」(279,800円/税込)が一番の注目株となった。セラミックを蒸着していく独自手法で開発されたフルレンジダイナミックドライバーを搭載し、担当者は「接続したプレーヤーの性能を引き出す」とアピールする。なお、イベント後はフジヤエービックの店舗にデモ機が設置されるため、どのようなサウンドかいつでも確認できるようになる。
完実電気のブースでは、Master&Dynamic「MW07 PLUS」「MW07 GO」やSOL REPUBLIC「AMPS AIR+」、House of Marley「REDEMPTION ANC」など完全ワイヤレスイヤホン製品を中心に展示。気になるCES 2020で発表されたShure初の完全ワイヤレスイヤホン「AONIC 215」については、「4月開催のヘッドホン祭には出展できるかもしれない」ということだった。
Sound Leverageは、スタジオでの使用を考え開発したというヘッドホンアンプ「INVA」(税込200,000円前後)を展示。特徴は音をカット/ミュートするボタンのほか、ディマー機能のオン/オフ、調整ボリュームを備える点。マスターボリュームノブに対し、ディマーノブを調整することでボリュームを下げる調整ができ、これにより少ボリューム時のギャングエラーが生じないという。また、メインボリュームとディマーの回路は一体となっているため、音質劣化の心配もないとのことだ。受注生産品となり、3月中からの量産出荷の開始を目指す。
ミックスウェーブは発売が開始された、qdcブランドのハイブリッドドライバー(低域:ダイナミック1基、中高域:BA1基)搭載のエントリーモデル「Uranus」を展示。また、Campfire Audio「SOLARIS」のアコースティックチャンバーをセラミック仕様に変更したモデルも出品された。こちらは低域:ダイナミック1基、中域:BA1基、高域BA1基というドライバー構成は従来と同様だが、アコースティックチャンバーの素材変更に伴い、歪みが減少しボーカル帯域が出るようになったという。100台限定で、3月下旬ごろに発売を予定。価格は税込220,000円台を見込む。
Unique Melodyの静電+骨伝導ドライバー搭載イヤホン「EST」は、前回イベントではクリアシェルだったが、今回はカーボンシェルでお披露目された。
コペックジャパンのブースでは、同社が取り扱うことが決定したAUSOUNDSの製品を展開。アメリカの新進気鋭ブランドで、現在は完全ワイヤレスイヤホン3モデル、ネックバンド型Bluetoothイヤホン1モデルをラインナップする。
完全ワイヤレスイヤホンには独自のチタニウムドライバーを搭載。「AU Stream ANC」(税込17,000円台)、「AU Stream」(税込11,000円台)はその名の通りアクティブノイズキャンセリング機能の搭載/非搭載に違いがある。また「AU-Stream Hybrid」(税込22,000円台)は2つのマイクによりノイズキャンセリング性能を高めた最上位モデルとして位置づけられる。それぞれBluetoothコーデックはSBC/aptXに対応する。
ネックバンド型Bluetoothイヤホン「AU-Flex ANC」(税込23,000円台)は、低域はダイナミック、中高域が平面駆動型で構成されたハイブリッドドライバーを搭載する点が大きな特徴。加えて、LDACにも対応している。同ブランドはいち早くノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンの開発を行ってきており、そのサウンドはオーディオファンだけでなくクリエイター、ミュージシャンからも支持されているという。製品は3月中の発売を目指す。
S'NEXTは、finalブランド「B series」より開発中のプロトタイプ2機種を参考展示。1人あたり5分ほどの時間制限が設けられたなかで、途切れることなく多くの来場者が新しいサウンドを確認していた。2機種はそれぞれ「分離がよく臨場感が楽しめる」「クリアでワイド」な方向性にチューニングされており、同ブランドのプロトタイプはB seriesで制作されるが、「A series」として製品化できたらという思いもあるという。価格は10,000円くらいに設定される予定とのことだ。
QuestyleブランドからはUSB Type-C接続のポータブルアンプ「Q-Link」の試作機が初展示された。8 - 600Ωの幅広いイヤホン/ヘッドホンに対応し、シーラスロジック製DACの搭載によりDSD128までのハイレゾ音源再生が可能となっている。発売時期は未定だが、10,000円を切る価格を見込む。ほか、MEZE Audioのヘッドホン「Empyrean」の新色となるCopper Blackモデルも展示された。
サイラスのブースでは、TP AUDIOブランドが高い注目を集めた。同ブランドのイヤホンは、大手医療機器メーカーDETAX社が開発したオーディオ用樹脂素材を用いて、シェルを3Dプリント製造している点が特徴。音の出口とドライバー背面にのみ空間を設けた精密な設計により、共振や歪みを防いでいる。BA1基の「AURORA」、BA3基の「AURORA 3」をラインナップし、AURORA 3についてはまだ開発中となっている。海外での値付けはAURORAが3 - 4万円前後、AURORA 3が6 - 7万円前後。日本でのAURORAの発売は、早ければ4月頃になるという。
MUSINのブースでは、SHANLINGのバランス出力対応小型Bluetoothレシーバー「UP4」が、発売後初めて展示。またiBasso Audioからはイヤホン「IT00」が参考展示された。ダイナミックドライバーのシングル構成で、再生周波数帯域は10Hz - 35Hz。税込7,000円前後の価格を予定しており、今夏に発売できるよう調整中とのこと。
また、オーディオプレーヤー「DX220」をサイズアップした「DX220 MAX」、およびイヤホンフラグシップとなる「IT07」を開発中という。DX220 MAXはESS9028 Proをデュアル搭載するといった仕様は従来どおりだが、電源をアンプと出力システムで2系統に分けることでクリーンで力強い再生を実現するとしている。発売はそう遠くないうちに行われる見込みだ。IT07は7ドライバー(BA:6、ダイナミック:1)を搭載したモデルで、100,000円前後の価格を予定。iBasso Audioでは今後、イヤホンに注力していく方針で、これ以外にもいくつかのプロダクトが開発進行中とのことだ。
七福神商事のブースには同社が取り扱う様々な製品が展示されるが、2月8日より予約受付を開始したSIMPHONIOブランドのイヤホン「VR1」(279,800円/税込)が一番の注目株となった。セラミックを蒸着していく独自手法で開発されたフルレンジダイナミックドライバーを搭載し、担当者は「接続したプレーヤーの性能を引き出す」とアピールする。なお、イベント後はフジヤエービックの店舗にデモ機が設置されるため、どのようなサウンドかいつでも確認できるようになる。
完実電気のブースでは、Master&Dynamic「MW07 PLUS」「MW07 GO」やSOL REPUBLIC「AMPS AIR+」、House of Marley「REDEMPTION ANC」など完全ワイヤレスイヤホン製品を中心に展示。気になるCES 2020で発表されたShure初の完全ワイヤレスイヤホン「AONIC 215」については、「4月開催のヘッドホン祭には出展できるかもしれない」ということだった。
Sound Leverageは、スタジオでの使用を考え開発したというヘッドホンアンプ「INVA」(税込200,000円前後)を展示。特徴は音をカット/ミュートするボタンのほか、ディマー機能のオン/オフ、調整ボリュームを備える点。マスターボリュームノブに対し、ディマーノブを調整することでボリュームを下げる調整ができ、これにより少ボリューム時のギャングエラーが生じないという。また、メインボリュームとディマーの回路は一体となっているため、音質劣化の心配もないとのことだ。受注生産品となり、3月中からの量産出荷の開始を目指す。