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公開日 2020/08/07 11:00
HDMI・ネットワークはじめ音質面もブラッシュアップ
マランツ、薄型AVアンプ最新モデル「NR1711」。8Kや次世代ゲーム機向け規格対応
PHILE WEB編集部
D&Mは、マランツブランドの薄型AVアンプ最新モデル「NR1711」を9月中旬に発売する。価格は90,000円(税抜)。
「スリムデザイン」「リビング機器のコントロール」「マランツサウンド」をコンセプトとする“NRシリーズ”は、同社によれば、昨年発売された「NR1710」は2019年6月発売以降AVアンプの全カテゴリーで市場シェアNo.1を誇っており、また出荷台数は2016年の「NR1607」と比較して3倍にまで伸長しているという。なお前モデルは、AVアンプながら2chスピーカーと組み合わせているユーザーが23%と、かなり比率が高いことも特徴だったとのこと。
本機は同シリーズの最新モデルであり、価格をNR1710から据え置きのまま、8K映像フォーマットや最新のサラウンドフォーマット、次世代ゲーミングフォーマットに対応。またHDMIやネットワーク系の音質改善、さらにオーディオ回路全般のブラッシュアップも果たした。マランツの高山健一氏は「映画のためだけのアンプではない。リビングの生活を豊かにするマルチルームセンターだ」と商品についてアピールする。
映像フォーマットとしては、8K60p/4K120pやHDR+10/Dynamic HDR、QMS/DSCに新たに対応。また、映像信号を8K60pなどにアップスケーリングして出力することも可能だという。また前モデルに引き続き、HDR10/HLG/Dolby VisionやeARCにも対応する。サラウンドフォーマットとしては、従来のDolby AtmosとDTS:Xに加え、4K/8K放送で採用されるMPEG4 AAC 5.1にも対応する。
主にゲーム向けの新規格であるVRR、QFTを新たにサポート。PS5やXBoxなど次世代ゲーム機のハイスペック化や、それに対応したテレビの増加に加え、NR1710でも「GAME」入力の使用率が高かったことから、「ゲームにも安心して使える機材」になっているとのことだ。
音質周りも全面的なブラッシュアップが行われているが、マランツのサウンドマネージャーを務める尾形好宣氏は「特に注力したのはHDMI/ネットワークオーディオ系回路のグレードアップ」だと説明する。
8Kデバイスのパフォーマンスを徹底的に引き出すための回路やパーツの見直し、ワイヤレスオーディオシステム「HEOS」モジュール周辺の電源・パターンの改善、クロックの振動対策などを行い、より立体的な音像、透明感の高い空間表現力を実現したとしている。
DACにはAKM製「AK4458VN」を採用しており、ディテールの表現力の向上のため出力抵抗に高精度な薄膜型金属皮膜抵抗を使用。DSPは「32bitフローティングポイントQuad Core DSP」を搭載する。デジタル音源は最大でPCM 192kHz/24bit、DSD 5.6MHzまで再生可能。DSD、WAV、 FLAC、Apple Losslessファイルのギャップレス再生にも対応する。
また、これらデジタル回路への電源供給には専用トランスを使用してアナログ回路との相互干渉を排除するほか、電源回路の動作周波数を通常の約3倍にすることでスイッチングノイズを可聴帯域外にシフト。加えてシールドでノイズの飛び込みを抑え、デカップリングコンデンサで電源ラインへの流入ノイズを除去するなど、同社のノウハウを用いた音質のまとめ上げが行われているとのこと。
アンプはサラウンドバック含む全チャンネルが同一回路構成となった7chフルディスクリート・パワーアンプで、専用開発のカスタムコンデンサーを採用するなど、全面的なブラッシュアップを実施。サラウンドバックやハイトスピーカーを使用する代わりにフロントスピーカーをバイアンプ接続にしたり、2組のフロントスピーカーを切り替えて使用することも可能だという。
定格出力は50W+50W(8Ω、20Hz-20kHz、THD 0.08%)で、実用最大出力は100W(6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動、JEITA)、適合インピーダンスは4-16Ω。S/Nは98dB(IHF-A、ダイレクトモード時)で、周波数特性は10-100kHz(+1、-3dB、ダイレクトモード時)となる。
入力端子はHDMIが6系統で、うち1系統が8K対応。前モデルのNR1710は8系統だったため、端子の数は減った。ほか、映像用にはコンポーネント×2とコンポジット×3を、音声用にはアナログ×3、フォノ(MM)×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1を搭載する。出力端子は1系統のHDMIと、映像用にコンポーネント×1とコンポジット×1、音声用に2.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×1、ヘッドホン×1を搭載。
BluetoothはVer.4.2で最大8台までの機器とペアリングが可能なほか、AirPlay 2にも対応。メインルームと同じソース、または異なるソースを同時に楽しめるマルチゾーン機能も搭載する。外形寸法は440W×173H×378Dmm(アンテナを立てた状態)で、質量は8.3kg。
「スリムデザイン」「リビング機器のコントロール」「マランツサウンド」をコンセプトとする“NRシリーズ”は、同社によれば、昨年発売された「NR1710」は2019年6月発売以降AVアンプの全カテゴリーで市場シェアNo.1を誇っており、また出荷台数は2016年の「NR1607」と比較して3倍にまで伸長しているという。なお前モデルは、AVアンプながら2chスピーカーと組み合わせているユーザーが23%と、かなり比率が高いことも特徴だったとのこと。
本機は同シリーズの最新モデルであり、価格をNR1710から据え置きのまま、8K映像フォーマットや最新のサラウンドフォーマット、次世代ゲーミングフォーマットに対応。またHDMIやネットワーク系の音質改善、さらにオーディオ回路全般のブラッシュアップも果たした。マランツの高山健一氏は「映画のためだけのアンプではない。リビングの生活を豊かにするマルチルームセンターだ」と商品についてアピールする。
映像フォーマットとしては、8K60p/4K120pやHDR+10/Dynamic HDR、QMS/DSCに新たに対応。また、映像信号を8K60pなどにアップスケーリングして出力することも可能だという。また前モデルに引き続き、HDR10/HLG/Dolby VisionやeARCにも対応する。サラウンドフォーマットとしては、従来のDolby AtmosとDTS:Xに加え、4K/8K放送で採用されるMPEG4 AAC 5.1にも対応する。
主にゲーム向けの新規格であるVRR、QFTを新たにサポート。PS5やXBoxなど次世代ゲーム機のハイスペック化や、それに対応したテレビの増加に加え、NR1710でも「GAME」入力の使用率が高かったことから、「ゲームにも安心して使える機材」になっているとのことだ。
音質周りも全面的なブラッシュアップが行われているが、マランツのサウンドマネージャーを務める尾形好宣氏は「特に注力したのはHDMI/ネットワークオーディオ系回路のグレードアップ」だと説明する。
8Kデバイスのパフォーマンスを徹底的に引き出すための回路やパーツの見直し、ワイヤレスオーディオシステム「HEOS」モジュール周辺の電源・パターンの改善、クロックの振動対策などを行い、より立体的な音像、透明感の高い空間表現力を実現したとしている。
DACにはAKM製「AK4458VN」を採用しており、ディテールの表現力の向上のため出力抵抗に高精度な薄膜型金属皮膜抵抗を使用。DSPは「32bitフローティングポイントQuad Core DSP」を搭載する。デジタル音源は最大でPCM 192kHz/24bit、DSD 5.6MHzまで再生可能。DSD、WAV、 FLAC、Apple Losslessファイルのギャップレス再生にも対応する。
また、これらデジタル回路への電源供給には専用トランスを使用してアナログ回路との相互干渉を排除するほか、電源回路の動作周波数を通常の約3倍にすることでスイッチングノイズを可聴帯域外にシフト。加えてシールドでノイズの飛び込みを抑え、デカップリングコンデンサで電源ラインへの流入ノイズを除去するなど、同社のノウハウを用いた音質のまとめ上げが行われているとのこと。
アンプはサラウンドバック含む全チャンネルが同一回路構成となった7chフルディスクリート・パワーアンプで、専用開発のカスタムコンデンサーを採用するなど、全面的なブラッシュアップを実施。サラウンドバックやハイトスピーカーを使用する代わりにフロントスピーカーをバイアンプ接続にしたり、2組のフロントスピーカーを切り替えて使用することも可能だという。
定格出力は50W+50W(8Ω、20Hz-20kHz、THD 0.08%)で、実用最大出力は100W(6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動、JEITA)、適合インピーダンスは4-16Ω。S/Nは98dB(IHF-A、ダイレクトモード時)で、周波数特性は10-100kHz(+1、-3dB、ダイレクトモード時)となる。
入力端子はHDMIが6系統で、うち1系統が8K対応。前モデルのNR1710は8系統だったため、端子の数は減った。ほか、映像用にはコンポーネント×2とコンポジット×3を、音声用にはアナログ×3、フォノ(MM)×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1を搭載する。出力端子は1系統のHDMIと、映像用にコンポーネント×1とコンポジット×1、音声用に2.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×1、ヘッドホン×1を搭載。
BluetoothはVer.4.2で最大8台までの機器とペアリングが可能なほか、AirPlay 2にも対応。メインルームと同じソース、または異なるソースを同時に楽しめるマルチゾーン機能も搭載する。外形寸法は440W×173H×378Dmm(アンテナを立てた状態)で、質量は8.3kg。