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公開日 2021/10/26 11:10
AVアンプにも注目高まる

ネットワークプレーヤーの需要がコロナ禍で急拡大。真のハイレゾストリーミング時代到来へ <販売店の声・売れ筋ランキング9月>

PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
各モニター店のご協力のもと提供している「月間売れ筋ランキング」。売れ筋データと共に届けられた、最前線からの熱い声をお届けする。

■お家需要でAVアンプやネットワークプレーヤーに人気
コロナの影響で、ご自宅の中でも皆で楽しめる物の需要が高まっていることもあり、AVアンプやネットワーク機能搭載のプレーヤー、アンプ等が非常に人気を集めています。(オーディオスクエア相模原店)

■ハイレゾストリーミングが本格化
コロナ禍でネットワークプレーヤーの需要がぐんぐん高まっています。その勢いはとどまることなく、ついに、売上げでCDプレーヤーをも上回りました。本格的なハイレゾストリーミング時代の到来を実感しています。(クリアーサウンドイマイ)

クリアーサウンドイマイで売れ筋上位にランクされるBluesoundのワイヤレス マルチルーム ミュージック ストリーマー「NODE 2i」。

■B&W、アキュフェーズなど新製品による盛り上がりに期待
これから年末に向けて各社が力を込めて送り込む新製品に期待と注目が集まります。すでに発表と同時に大きな話題を集めているのはB&W「800 D4シリーズ」。また、アキュフェーズからは、2016年に発売された「C-2850」の後継機として登場する、独自の音量調整機能「Balanced AAVA」を採用した完全バランス構成のプリアンプ「C-2900」、同社創業50周年記念モデルの第4弾となる、AB級ステレオプリメインアンプのトップモデル「E-5000」がそれぞれ11月に発売となります。(オーディオユニオン)

■Amphionの小型ブックシェルフ「Argon1」「Argon0」が絶好調
ハイファイオーディオでは、Amphionの小型ブックシェルフスピーカー「Argon1」「Argon0」が大躍進しています。いろいろなスピーカーを聴き比べされた上で、ご購入される方が大変数多くいらっしゃいました。新製品ではやはりB&W「800 D4シリーズ」の登場が楽しみです。ホームシアターでは、発売が遅れていたヤマハのAVアンプの新製品がいよいよ出揃い、待たれていたお客様からの注文も目につきます。相変わらずコロナの影響により商品が入りづらい状態が続いていますが、日本では少し収まって来ているとの話も聞かれ、改善が進んでいくことを願っています。(Tsubaki Audio)

ヤマハのAVアンプ「AVENTAGE(アベンタージュ)」のラインナップが一新。写真はRX-A4A。

■値頃感のあるプロジェクター新製品の登場が待望される
オーディオについてはありがたいことに、昔からのお客様がご相談に来店され、こちらから提案する商品をまとめてお買い上げいただくケースが数多く見受けられます。なかでも目につくのがアナログレコード関連のアクセサリーです。一昔前とは商品の購入の仕方も変化してきています。そのようななかでやはり大事なのは、お客様と真剣に向き合い積み重ねてきた揺るぎない信頼感ではないかと思います。

一方、AVでは依然としてプロジェクターが苦戦を強いられています。11月にビクターから待望の新製品が発売されるのは朗報ですが、かなり高額な製品となります。25万円前後の価格帯が充実してくれるとうれしいのですが、市場から姿を消してしまうのではないかとの話を聞くこともあります。新築を機にホームシアターをはじめたいというお客様の選択肢が狭められてしまうようなことになっては寂しい限り。“仕方なく”テレビシアターを選択せざるを得ない、そんな例が増えてしまわないかと危惧しています。(第一無線)

■業界一丸となった状況打開を
人気の高いデノンのレコードプレーヤー「DP-1300MK2」の在庫がとうとうなくなりました。商品供給不足などもあり、9月は非常に厳しい状況でした。今後、急速に大きく改善されることは考えにくく、年末まで苦しい展開が予想されます。業界一丸となり、どうにかしてこの状況を打開していかなくてはなりません。(テレオン)

■在庫切れと値上がりのダブルパンチ
いまだ見通しが立たない在庫切れの問題や各ブランド製品の相次ぐ値上がりにより、お客様の購入意欲が低下してしまわないかと心配でなりません。(オーディオ&ホームシアター専門店 音や)

■「ZV-E10」「Z fc」など新製品APS-Cミラーレスが活気をもたらす

ソニーから登場したレンズ交換式のVlogカメラ「VLOGCAM ZV-E10」。
ソニー「VLOGCAM ZV-E10」、ニコン「Z fc」と新製品APS-Cミラーレスの販売が好調です。金額ベースで見ればフルサイズがAPS-Cより上位に来ますが、台数ベースで見ると逆転します。話題も高機能を誇る高額のフルサイズ機にどうしても集まりがちですが、やはり、このクラスに魅力あるモデルが出てくると、裾野が広がり、活気が溢れてきます。交換レンズも売れていますので、各社の初級から中級機の活躍に期待しています。(ヨドバシカメラ)

■新製品が話題を提供する交換レンズが堅調
交換レンズでは、キヤノン「RF14-35mm F4 L IS USM」、フジフイルム「XF33mmF1.4 R LM WR」、シグマ「90mm F2.8 DG DN | Contemporary」など新製品が売れ筋上位にランクインし、明るい話題を提供しています。新製品の発売を機に来店したり、問い合わせをしたりするお客様も増えることを期待しています。こうした流れのなかで、今後発売を控えるタムロンのXマウントレンズ、Eマウントレンズに注目しています。(フジヤカメラ)

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