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公開日 2022/06/15 21:04
「Private Show 2022」
アストロデザインが除菌装置を提案、8K/30pの多視点VRデモも
編集部:松永達矢
アストロデザインは、同社の製品を展示する関係者向けプライベートショーを開催。本稿では6月16日・17日の一般日程に先立ち、7Fブースにて用意される新製品関連の展示についてレポートする。
■4K/120p対応のポータブルビデオレコーダー
質量3.0kgの小型サイズの筐体ながら4K/120pの映像信号を単体で収録することができるポータブルビデオレコーダー「IR-7523」を展示。記録メディアにCFexpress TypeBカードを採用し、固定1/6圧縮で4K/120pであれば最大20分、4K/60pの映像であれば最大40分の収録に対応する。
会場では6G-SDIとHDMI 2.1を相互変換可能なインターフェースアダプター「IA-1566」を、ソニー製カメラとビデオレコーダーとディスプレイの間に接続して、4K/120pの映像をモニターに映し出すデモンストレーションを実施した。また、レコーダーの特徴として、ハイフレームレートで撮影した収録素材のフレーム数を変更することで、シームレスでスロー再生映像を用意することが可能となっており、本機能についても会場ではデモ映像を視聴することができる。
ドラマ撮影や音楽シーンなどの映像素材撮影といった用途を同社は想定しており、スロー映像の同録再生は現在サポートしておらず、スポーツ中継のような即時性が求められるオペレーションには対応していないとのこと。また、映像制作現場では現在も「納品はフルHD」という状況が多く、今後は4Kを撮影できるという帯域を活かしてHDを複数同時に撮影・編集する機能を付与していきたいと、同社スタッフは説明していた。
■様々な角度から高繊細映像をVRで視聴
同社取り扱いのBOSMA製8Kストリーミングカメラ「DC0200」を2基、8K撮影に対応する360度カメラ1基を使用したVR視聴システムの伝送デモを実施。8K/30p映像を最大4chまで同時に取り込める「AW-8802/8803」を介し、IP伝送でVRデバイスに映像を飛ばしているとのこと。
ストリーミングカメラで映される平面映像と、視点制御可能な360度映像を用いることで、手術中に執刀医の手元を映しつつ、360度カメラにて手術室全体を確認するといった手術サポートでの採用実績があるという。
また、視点選択式の配信ソリューションとして8Kカメラで撮影したステージ全体の映像から、同社高性能ワークステーションにてHD映像を4箇所選択して切り出し、ねこじゃらし社の映像配信プラットホーム「Lumière(ルミエール)」にて、切り出した映像から好きな視点を選択して視聴するといった事例を紹介。会場ではPCモニター上に新日本フィルハーモニー交響楽団の特別演奏会のデモ映像が流されていた。同社は現在このような視点選択式コンテンツについて開発を注力しているとしており、「いずれはカメラワークを視聴者が動かせるようなシステムを創出したい」と意気込みを語ってくれた。
■加速するリモートの波。アフターコロナならではの製品も
監視カメラ関連では、4G LTE SIMに対応し、撮影映像・音声のリアルタイムストリーミングを実現するウェアラブルカメラ「ACW-P5000」が用意された。Wi-Fiにも対応するが、4G LTEをサポートすることで、新たにネットワーク系の追加投資を行なうことなく本機を導入できるとその特徴を解説。実際にコロナ禍における建設系の採用実績があったとのことで、現場監督がリモートで作業員の進捗チェックを行なうといったシチュエーションで使われているという。
また、固定の監視カメラとして「ASLS-150」といったソリューションも提案されている。こちらについても最大フルHD解像度をサポート、通信規格についても4G LTE SIMに対応することで追加のネットワーク工事を不要とするほか、充電用のソーラーパネル(100W×1および50W×2)を搭載することで外部電源を用いることなく使用できるとしている。また、最大6倍の光学ズームに対応しており、同社スタッフは「遠隔でパン/チルト/ズームができることも魅力の一つ」として紹介を行った。
さらに、映像系のプロダクトではないものの、「iTevio222」といったウイルス抑制・除菌装置といったユニークなアイテムの展示も用意。銭湯などの入浴施設でカミソリ等の除菌に使用される深紫外線を、人体に有害な領域をカットして照射することで、付着したウイルスや細菌を短時間で除菌するという。
照射される深紫外線は人体への影響がない領域となっているが、安全性の為に人感センサーを配置。また、タイマー機能による自動照射も可能になっているとのこと。
こちらはコロナ禍において都度清掃が行われているという映像制作現場のPA卓の除菌といった用途を想定して、販売を開始したところだとブースのスタッフは説明。展示品も3Dプリンターで出力したものとなっており、製品として上がってくるのは7月末頃を見込んでいると続けた。
■4K/120p対応のポータブルビデオレコーダー
質量3.0kgの小型サイズの筐体ながら4K/120pの映像信号を単体で収録することができるポータブルビデオレコーダー「IR-7523」を展示。記録メディアにCFexpress TypeBカードを採用し、固定1/6圧縮で4K/120pであれば最大20分、4K/60pの映像であれば最大40分の収録に対応する。
会場では6G-SDIとHDMI 2.1を相互変換可能なインターフェースアダプター「IA-1566」を、ソニー製カメラとビデオレコーダーとディスプレイの間に接続して、4K/120pの映像をモニターに映し出すデモンストレーションを実施した。また、レコーダーの特徴として、ハイフレームレートで撮影した収録素材のフレーム数を変更することで、シームレスでスロー再生映像を用意することが可能となっており、本機能についても会場ではデモ映像を視聴することができる。
ドラマ撮影や音楽シーンなどの映像素材撮影といった用途を同社は想定しており、スロー映像の同録再生は現在サポートしておらず、スポーツ中継のような即時性が求められるオペレーションには対応していないとのこと。また、映像制作現場では現在も「納品はフルHD」という状況が多く、今後は4Kを撮影できるという帯域を活かしてHDを複数同時に撮影・編集する機能を付与していきたいと、同社スタッフは説明していた。
■様々な角度から高繊細映像をVRで視聴
同社取り扱いのBOSMA製8Kストリーミングカメラ「DC0200」を2基、8K撮影に対応する360度カメラ1基を使用したVR視聴システムの伝送デモを実施。8K/30p映像を最大4chまで同時に取り込める「AW-8802/8803」を介し、IP伝送でVRデバイスに映像を飛ばしているとのこと。
ストリーミングカメラで映される平面映像と、視点制御可能な360度映像を用いることで、手術中に執刀医の手元を映しつつ、360度カメラにて手術室全体を確認するといった手術サポートでの採用実績があるという。
また、視点選択式の配信ソリューションとして8Kカメラで撮影したステージ全体の映像から、同社高性能ワークステーションにてHD映像を4箇所選択して切り出し、ねこじゃらし社の映像配信プラットホーム「Lumière(ルミエール)」にて、切り出した映像から好きな視点を選択して視聴するといった事例を紹介。会場ではPCモニター上に新日本フィルハーモニー交響楽団の特別演奏会のデモ映像が流されていた。同社は現在このような視点選択式コンテンツについて開発を注力しているとしており、「いずれはカメラワークを視聴者が動かせるようなシステムを創出したい」と意気込みを語ってくれた。
■加速するリモートの波。アフターコロナならではの製品も
監視カメラ関連では、4G LTE SIMに対応し、撮影映像・音声のリアルタイムストリーミングを実現するウェアラブルカメラ「ACW-P5000」が用意された。Wi-Fiにも対応するが、4G LTEをサポートすることで、新たにネットワーク系の追加投資を行なうことなく本機を導入できるとその特徴を解説。実際にコロナ禍における建設系の採用実績があったとのことで、現場監督がリモートで作業員の進捗チェックを行なうといったシチュエーションで使われているという。
また、固定の監視カメラとして「ASLS-150」といったソリューションも提案されている。こちらについても最大フルHD解像度をサポート、通信規格についても4G LTE SIMに対応することで追加のネットワーク工事を不要とするほか、充電用のソーラーパネル(100W×1および50W×2)を搭載することで外部電源を用いることなく使用できるとしている。また、最大6倍の光学ズームに対応しており、同社スタッフは「遠隔でパン/チルト/ズームができることも魅力の一つ」として紹介を行った。
さらに、映像系のプロダクトではないものの、「iTevio222」といったウイルス抑制・除菌装置といったユニークなアイテムの展示も用意。銭湯などの入浴施設でカミソリ等の除菌に使用される深紫外線を、人体に有害な領域をカットして照射することで、付着したウイルスや細菌を短時間で除菌するという。
照射される深紫外線は人体への影響がない領域となっているが、安全性の為に人感センサーを配置。また、タイマー機能による自動照射も可能になっているとのこと。
こちらはコロナ禍において都度清掃が行われているという映像制作現場のPA卓の除菌といった用途を想定して、販売を開始したところだとブースのスタッフは説明。展示品も3Dプリンターで出力したものとなっており、製品として上がってくるのは7月末頃を見込んでいると続けた。