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公開日 2022/07/09 16:56
aune audioの真空管DACアンプやDAPも登場
<ポタ研>タイCross Lambda初登場/final、最新「ZE2000」/STAXやKORG、Kineraなども注目展示
ファイルウェブ編集部・筑井真奈
7月9日、フジヤエービックが主催するポータブルオーディオのイベント「ポタ研2022夏」が中野サンプラザにて開催された。およそ2年半ぶりの開催となる。4月末に開催された「ヘッドホン祭」に続き、リアルイベントの活気が少しずつ戻ってきていることを感じさせる。
ここでは、15F・アクアルームの模様をレポートしよう。
【DELL'ARETE】
初出展となるDELL'ARETE(デッラルテ)は、新たに取り扱いを開始したタイのケーブルブランドCross Lambdaと、香港のオーディオメーカーAROMA AUDIOのラインナップを初展示。AROMA AUDIOはトップウイングから代理店移管となって初出展となる。
Cross Lambdaは日本初上陸となるが、タイなどの東南アジアは昨今非常にオーディオ文化が盛んになっており、市場としての成長のみならず新しいブランドも多く登場してきているという。今回はまずはブランドを多くのオーディオファンに知ってもらいたいということで、既存の主力ラインアップなどを中心に展開。紫色の「Dimension Jr」などは非常に好意的に受け入れられていると語ってくれた。
【final】
finalは、今月末発売となる最新の完全ワイヤレス「ZE2000」のほか、有線の主力ラインアップ、また輸入を担当するDITA AUDIO、FiR Audioのラインアップを展開する。
ZE2000は、音響構造を優先に設計したモデルで、既発売の「ZE3000」と比較してあえての“1000円安”という価格帯で提案。それぞれの音質面での違いを感じてほしいという思いから生まれたものだという。実際に試聴してみると、まさに耳元で歌われているようなリアリティ感や自然なサウンドの広がりが印象的。
DITA AUDIOからは、10年間の技術を結集したというフラグシップモデル「Perpetua」を展開。真空管アンプを思わせるような濃厚な中域のサウンドが特徴的。また箱もレターボックスをイメージしたスマートな作りで、茶筒からインスパイアされた円柱形のイヤホンケース、革製の持ち運び用のミニバックなど、細部まで細かなこだわりで作成されていることを感じさせる。
FiR Audioからは「Frontierシリーズ」3モデルを展開。すでにユニバーサルモデルは発売されているが、こちらも7月末からカスタムIEMでの展開が予定されているという。
【KORG】
コルグはNuTubeのラインアップを中心に展開するが、特にポタ研では「自作」をさらに作り込みたいお客さんも多く来場するということで、自作派にも活用できるマニアックなラインアップを展開。
ヘッドホンアンプ「Nu:Tekt」のコンデンサをハイグレードなものにして高音質化を意図した「Nu:Tekt HA-K1」や、「NuTube評価ボード II」などを展示。評価ボードは通常、他メーカーが自社製品開発の際に活用するものだが、秋月電子等で一般ユーザーも購入可能となっている。Nutubeの歪み率の切り替えやバイパススイッチなども搭載されている。
会場では評価ボードをオリジナルのケースに入れたものも展示、お客さんが自分でケースを作成できるためのツールなども計画しているという。
【STAX】
STAXは、USB-DAC内蔵アンプ「SRM-D10」と、アナログ入力専用の「SRS-002」の2モデルの聴き比べを展開。いずれもロングセラーモデルだが、STAXのファンやぜひSTAXの音を聴いてみたいというユーザーが常に行列をなしていた。
TM Networkの「Get Wild」を「SRM-D10」で聴くと、シンセサイザーのニュアンス感やドラムの表現など、こんなにおしゃれな仕掛けが沢山描きこまれていたのか!と衝撃を受ける。やはり解像度高く情報量の多いシステムで聴くと、よく知った楽曲からも新たな発見が得られることを改めて感じた。一方の「SRS-002」は低域の粘り感が印象的で、まったく表情の違う「Get Wild」(!)という新しい発見を得ることができた。
【リアルアシスト】
リアルアシストは、Kinera、See audio、aune audio、Tin HiFi、Typsyなど多様なラインアップを展開。Kineraからは到着したばかりの3ドライバー構成「Hodur」や、型番も未定のダイナミックドライバー型を参考出品するなど、新製品も積極的に展開。
またaune audioからはデスクトップオーディオサイズの真空管DACアンプ「T1c(Flamingo)」が初登場。背面にはRCA出力も搭載、価格は3-4万円程度を予定しているという。また4-5万円程度を想定するDAP「M1p」も登場。DAPはすでに第3世代目ということだが、国内には初上陸ということで多くのユーザーが関心を寄せその音を確認していた、
ここでは、15F・アクアルームの模様をレポートしよう。
【DELL'ARETE】
初出展となるDELL'ARETE(デッラルテ)は、新たに取り扱いを開始したタイのケーブルブランドCross Lambdaと、香港のオーディオメーカーAROMA AUDIOのラインナップを初展示。AROMA AUDIOはトップウイングから代理店移管となって初出展となる。
Cross Lambdaは日本初上陸となるが、タイなどの東南アジアは昨今非常にオーディオ文化が盛んになっており、市場としての成長のみならず新しいブランドも多く登場してきているという。今回はまずはブランドを多くのオーディオファンに知ってもらいたいということで、既存の主力ラインアップなどを中心に展開。紫色の「Dimension Jr」などは非常に好意的に受け入れられていると語ってくれた。
【final】
finalは、今月末発売となる最新の完全ワイヤレス「ZE2000」のほか、有線の主力ラインアップ、また輸入を担当するDITA AUDIO、FiR Audioのラインアップを展開する。
ZE2000は、音響構造を優先に設計したモデルで、既発売の「ZE3000」と比較してあえての“1000円安”という価格帯で提案。それぞれの音質面での違いを感じてほしいという思いから生まれたものだという。実際に試聴してみると、まさに耳元で歌われているようなリアリティ感や自然なサウンドの広がりが印象的。
DITA AUDIOからは、10年間の技術を結集したというフラグシップモデル「Perpetua」を展開。真空管アンプを思わせるような濃厚な中域のサウンドが特徴的。また箱もレターボックスをイメージしたスマートな作りで、茶筒からインスパイアされた円柱形のイヤホンケース、革製の持ち運び用のミニバックなど、細部まで細かなこだわりで作成されていることを感じさせる。
FiR Audioからは「Frontierシリーズ」3モデルを展開。すでにユニバーサルモデルは発売されているが、こちらも7月末からカスタムIEMでの展開が予定されているという。
【KORG】
コルグはNuTubeのラインアップを中心に展開するが、特にポタ研では「自作」をさらに作り込みたいお客さんも多く来場するということで、自作派にも活用できるマニアックなラインアップを展開。
ヘッドホンアンプ「Nu:Tekt」のコンデンサをハイグレードなものにして高音質化を意図した「Nu:Tekt HA-K1」や、「NuTube評価ボード II」などを展示。評価ボードは通常、他メーカーが自社製品開発の際に活用するものだが、秋月電子等で一般ユーザーも購入可能となっている。Nutubeの歪み率の切り替えやバイパススイッチなども搭載されている。
会場では評価ボードをオリジナルのケースに入れたものも展示、お客さんが自分でケースを作成できるためのツールなども計画しているという。
【STAX】
STAXは、USB-DAC内蔵アンプ「SRM-D10」と、アナログ入力専用の「SRS-002」の2モデルの聴き比べを展開。いずれもロングセラーモデルだが、STAXのファンやぜひSTAXの音を聴いてみたいというユーザーが常に行列をなしていた。
TM Networkの「Get Wild」を「SRM-D10」で聴くと、シンセサイザーのニュアンス感やドラムの表現など、こんなにおしゃれな仕掛けが沢山描きこまれていたのか!と衝撃を受ける。やはり解像度高く情報量の多いシステムで聴くと、よく知った楽曲からも新たな発見が得られることを改めて感じた。一方の「SRS-002」は低域の粘り感が印象的で、まったく表情の違う「Get Wild」(!)という新しい発見を得ることができた。
【リアルアシスト】
リアルアシストは、Kinera、See audio、aune audio、Tin HiFi、Typsyなど多様なラインアップを展開。Kineraからは到着したばかりの3ドライバー構成「Hodur」や、型番も未定のダイナミックドライバー型を参考出品するなど、新製品も積極的に展開。
またaune audioからはデスクトップオーディオサイズの真空管DACアンプ「T1c(Flamingo)」が初登場。背面にはRCA出力も搭載、価格は3-4万円程度を予定しているという。また4-5万円程度を想定するDAP「M1p」も登場。DAPはすでに第3世代目ということだが、国内には初上陸ということで多くのユーザーが関心を寄せその音を確認していた、