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公開日 2023/05/17 23:00
音質やANC、バッテリー持ちなども改善

Beats、ANC完全ワイヤレス第2世代「Beats Studio Buds +」。内部が透けた“トランスペアレント”もラインナップ

編集部:成藤 正宣
Beats by Dr. Dre(Beats)は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「Beats Studio Buds +」を発表した。2023年6月12日16時からApple Online Storeにて販売開始し、価格は税込24,800円。また6月13日から、Apple StoreおよびApple正規販売店でも順次販売を開始する。

「Beats Studio Buds +」(Image: Beats)

2021年8月に発売したANC搭載完全ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds」の第2世代モデル。音質をはじめ、ANCや外音取り込みの精度、通話品質、バッテリー持ちなどを改善。またカラーバリエーションも刷新し、ブラック/ゴールド、アイボリーに加え、イヤホン本体/充電ケースともに内部が透けて見えるトランスペアレントの3色をラインナップした。

第1世代から改良した新たな音響設計を採用しており、イヤホン本体には3つの通気口を設けた。これによりオーディオの再現性が向上するだけでなく、装着時に耳内にかかる圧力が低減され、着け心地も高まっているという。付属イヤーピースも従来の3サイズ(S/M/L)から、XSを加えた4サイズに増加。ユーザーごとに適したフィット感と密閉性がより得やすくなった。

音響設計を改良し、音質はもちろんANCや通話の性能なども向上したという

ドライバーユニットは第1世代から引き続き、2層構造の振動板を備えた独自のトランスデューサーを搭載。クリアな低音と歪みの少ないサウンドを再生し、臨場感あふれる豊かな音で音楽も通話も楽しめるとする。

さらにマイクも3倍の大きさのものを搭載するなど改良。これらによってANCの効果は約1.6倍、外音取り込みモードの精度は最大2倍まで高まったという。

バッテリー持ちについても改善し、ANCオフの場合にイヤホン単体で最長9時間/充電ケース併用で最長36時間の再生が可能。また、5分のケース充電で約1時間再生できる急速充電機能「Fast Fuel」を引き続き搭載している。

AppleデバイスとAndroidデバイスとの互換性も確保。ワンタッチペアリング機能や、イヤホンを紛失した際に最後に接続した場所を追跡できる「探す」機能など、それぞれのデバイスにおいて同等の使い勝手を実現しているという。ボタン操作のカスタマイズやソフトウェア・アップデートなども、Appleデバイスではアプリ不要で、Androidデバイスではアプリ「Beats」を使用することで対応する。

イヤホン本体はIPX4防滴に対応し、「b」のロゴが印字された物理ボタンを搭載。ボタンを押す回数や押す長さに応じて、音楽の再生/停止、着信応答、ANC/外音取り込みの切り替え、音声アシスタント起動といった操作ができる。操作のカスタマイズも可能で、例えばボタン長押し操作に音量アップ/ダウンを割り当てることもできる。

環境への配慮も進めており、廃棄時に環境に悪影響を及ぼす可能性のある水銀/ベリリウム/PVC(ポリ塩化ビニル)/BFR(臭素系難燃剤)といった素材を排除。同様に、ドライバーの磁石には100%レアアース素材を、メイン基板のはんだ付けには100%再生スズを使用する。またパッケージ素材の95%に、責任ある方法で管理された森林から調達した木製繊維と再生素材を使用する。

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