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公開日 2023/10/17 11:00
初の「同一指向型デュアル振動板スピーカー」を搭載

ファーウェイ、スリム化/バッテリー向上のオーディオグラス「Eyewear 2」。メガネ同様の着け心地を追求

編集部:杉山康介
ファーウェイは、オーディオグラスの第2世代モデル「HUAWEI Eyewear 2」を発表。ブラックとチタニウムシルバーの2カラー展開で、価格はブラックが37,800円、チタニウムシルバーが47,800円(ともに税込)。ブラックは11月9日、チタニウムシルバーは11月以降の発売を予定している。

「HUAWEI Eyewear 2」

■薄型軽量化/バッテリー向上などで「従来のメガネと同じような付け心地」を目指す



同社は昨年5月に初のオーディオグラス製品「HUAWEI Eyewear」を発売。アイウェア専門店のOWNDAYSとコラボしたことなどでも話題となり、各ECサイトでのオーディオグラス・スマートグラスカテゴリーでは上位の人気を維持してきたという。

ユーザーの使用状況ではビジネス用途が最も多く、音質や通話性能、耳を塞がないオープン型であることなどが評価される一方、バッテリー容量や充電方法に改善点があると分析。そこで「従来のメガネと同じような着け心地のオーディオグラス」をコンセプトに、Eyewear 2が開発された。

Eyewear 2では、薄型軽量設計やパワフルなバッテリーにより、ビジネスシーンはもちろん、自宅でのエンターテインメント視聴と家事・育児の両立、アウトドアなど様々なシーンに適するとアピール。

デザインはメガネ市場で主流のウェリントン型で、高さを引き上げることによってビジネスイメージを軽減し、顔がより明るく見えるよう改良を図った。またレンズを含めて質量約35gと、前モデル(約39.5g)よりも軽量化を図っている。

メガネ市場でも主流のウェリントン型を採用。普通のメガネ同様の使い心地をコンセプトに薄型軽量化などを行っている

ナイロンテンプルは最も太い部分で9.7mm、耳にかける先端側で8.3mmとスリム化を実現。前モデルがフロントの骨組みフレームにレンズをマグネット装着する方式だったのに対し、Eyewear 2ではリムとテンプルが完全分離し、リム部分ごと取り替える方式に変更。ノーズパットの調整が可能なことに加え、テンプルの丁番も伸縮性があり、あらゆる人の頭にフィットするとしている。

また、本製品では新たに「チタニウムシルバー」を用意。リム部分に、通常のチタン合金よりも加工が難しい代わりに強度と耐食性、塑性に優れたβチタンを採用しており、約4.5gとシリーズ最軽量のリムを実現している。

新色チタニウムシルバーを用意

■「同一指向型デュアル振動板スピーカー」で音質や音漏れ防止性能を向上



テンプル部分には同社初となる「同一指向型デュアル振動板スピーカー」を搭載する。上向き/下向きのスピーカーを対称にした構造で、下向きスピーカーからは使用者の聴く音を、上向きスピーカーからは音漏れをキャンセルする音を発生。高い対称性によって音波干渉とノイズを低減したという。

ユニットは前モデルより大型の約0.7mmとしたことで低音の迫力が増したほか、新たな正面出音設計により高周波帯域幅が16kHzまで拡大され、きめ細やかな音質表現が可能だとしている。

さらに「スマート音声調整アルゴリズム」もアップデートし、環境音を自動で検知して、静かな環境では通話音量を自動で下げるなど、高い音漏れ防止性能を備えながらシーンに合わせて最適に動作するとのこと。

チタニウムシルバーを装着した図

通話面では音声をキャッチしやすくなるよう、より口元近くにマイクを搭載。加えて、風ノイズ低減設計でノイズ軽減性能を約28%向上させたほか、環境音が大きい場合、特定のアルゴリズムで通話音声を約3dB(50%)向上させる新機能「大音量通話モード」も搭載する。

音楽再生で約11時間、通話で約9時間の連続駆動を実現。前モデルは音楽再生で約6時間、通話で約4.5時間だったため、倍に近い改善を遂げており、通常の使用であれば「ほぼ1日の間連続使用できるのでは」とアピールする。待機時間は約4日となる。

充電は前モデルと同様、両テンプルの先にマグネット式コンバーターを装着する方式で、マグネットの吸着力を約30%向上させたことで外れにくくなったという。フル充電に要する時間は約50分で、約10分の充電で音楽再生3時間、通話2時間の使用も可能。

BluetoothはVer.5.3に対応し、接続の安定性を向上。防塵・防滴性能もIP54(前モデルはIPX4)にアップグレードされている。操作は従来通り、テンプル部分のタップやスライドによって行うかたちで、音声による操作や、2台同時に接続できるマルチポイントにも対応する。


OWNDAYSで販売されるデザインモデル
また、本製品を協業開発するOWNDAYSでもデザインモデルを販売。前モデルでは2種類のデザインを展開していたが、女性にも使いやすいサイズ/デザインのものが欲しいという声があったことから、新たに2デザインを加えて計4デザインでのラインナップとなる。

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