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公開日 2024/04/02 10:00
ネット動画の高画質機能もブラッシュアップ
REGZA、Mini LED&タイムシフト搭載の4K液晶テレビ上位機「Z870N」。“推し活”捗る新機能も
編集部:長濱行太朗
TVS REGZAは、2024年の4K液晶テレビ上位機として、Mini LEDバックライトを搭載した「Z870Nシリーズ」を5月31日に発売する。画面サイズは、55/65/75型の3モデル。価格は全てオープンで、ラインナップと税込の市場予想価格は以下の通り。
<Z870Nシリーズ>
・75型 「75Z870N」 528,000円前後
・65型 「65Z870N」 396,000円前後
・55型 「55Z870N」 308,000円前後
本シリーズは、2023年モデル「Z870Mシリーズ」の後継機種。高画質エンジンには、2024年版「レグザエンジンZR」を搭載する。パネルには、新開発「Mini LED液晶パネルモジュール」を採用。緻密なエリアコントロールに対応しており、Mini LEDバックライトの輝度がZ870Mシリーズと比較して1.3倍に向上していることが特徴だ。あわせて量子ドット技術を導入しており、輝度の向上と合わせて色鮮やかな広色域表現を実現している。
2024年版の「レグザエンジンZR」による高画質技術として、VODサービスなどにネット動画の特性に合わせて精細感/コントラスト/色階調を向上させ、さらにノイズ制御やフレームレートの低いコンテンツでも滑らかに再生する「ネット動画ビューティ」を搭載している。
ネット動画の再生に関連する高画質技術では、「ネット動画バンディングスムーサー」に対応したこともトピック。本機能はネット動画で発生する圧縮ノイズやバンディングを抑制する技術だが、「970Mシリーズ」など2023年度のフラグシップ・4Kテレビに搭載されている機能で、Z870Nシリーズに継承する形となった。
放送番組で効果を発揮する映像技術「地デジAIビューティ」では、地デジやBSの放送番組のノイズ抑制をはじめ、精細細感復元技術などを施すことで高画質化を図っている。クラウド上にデータベース化した地デジやBS番組のジャンルや番組タイトルごとの映像調整パラメーターを、視聴中の放送番組の映像に反映することで、最適な高画質処理を可能とする「クラウドAI高画質テクノロジー」も備える。
また、人肌の立体感や質感の向上、黒ずみや白飛びの抑制、撮影環境によるカラーシフトへの処理などによって、自然な人肌の表現を可能とする「ナチュラルフェイストーン」や、「32色軸カラーイメージコントロール」を搭載する。
室内の明るさや照明を検知して最適な映像バランスに自動調整する「おまかせAIピクチャー」も採用。2023年の最上位4Kテレビ群に採用していた、室内照明の色温度の違いを検出してホワイトバランスを調整する機能も追加されている。
Z870Nシリーズには、高音質技術「レグザ重低音立体音響システムZ」を投入。トップトゥイーター×2基、2ウェイバスレフ型メインスピーカー×2基、重低音バズーカ×1基のスピーカー構成で、60Wアンプで駆動させる構成となっている。Dolby Atmosの3Dオーディオフォーマットにも対応する。
サウンド面の機能として、テレビを置いている環境の音響特性をテレビリモコンマイクで測定し、室内音響特性に適したサウンドに自動調整する「オートキャリブレーション」も採用する。サウンドモードには、「スポーツ」が新たに追加されており、スタジアムにいるような歓声の聴こえ、音の広がりや響きを得られるという。
本シリーズには、地デジ放送を最大6チャンネルまでまるごと録画し、過去番組表から見逃した番組などを視聴できる録画機能「タイムシフトマシン」が採用されており、番組ジャンルやタレント・アーティスト名を登録するだけで出演番組を自動録画する「おまかせ録画」、好きなジャンルやアーティストの出演作品を放送番組からネット動画までシームレスに検索することができる「新 ざんまいスマートアクセス」、見たいシーンをすぐに再生できる「シーンリスト」が使用できる。
番組表示機能の「みるコレ 番組ガイド」には、「推し活リスト」が新たに採用された。ユーザーが好きなタレントやアイドル・アーティストなどを「推しタレントを見つけて登録」に、ドラマやバラエティー、スポーツなどよく見る番組ジャンルを「推しジャンルを見つけて登録」のリストにキーワード登録しておくことで、そのキーワードに絞った出演番組スケジュールを閲覧することができる。
アイドルやアーティストなどグループ名で登録していた場合、グループに所属するメンバー名が番組の出演者・スタッフ情報として含まれている番組も、自動的にリストにピックアップしてくれる。また、「推しタレントを見つけて登録」の項目では、具体的なタレント名だけでなく、音楽やお笑い、モデル、スポーツ、文化人などタレントのジャンルから、タレント名を検索することもできる。
新機能「番組こねくと」では、ドラマやアニメ、バラエティーなどで気になる番組を、録画していた過去番組だけでなく、VODサービスで配信されているかもチェックすることができ、見逃し配信先のコンテンツも検索することができる。なお、YouTubeは対応していない。
ゲームプレイ時に特化した「ゲーミングメニュー」も搭載。専用のGUIによって、表示中のゲーム映像のリフレッシュレートやHDRフォーマット、VRRのあり/なしを同時に確認でき、ゲームプレイ時での調整頻度が高い「バックライト」「暗部ガンマ調整」「明るさ検出」といった機能の調整がすぐできるようなっている。
「ゲームセレクト」では、スタンダード/シューティング/ロールプレイング/レトロゲームといった、ゲームタイトルのジャンルに最適化した映像モードの選択が可能。FPSなど反応速度を重視するならシューティング、ムービーシーンが多く高画質化も図りたい作品はロールプレイング、そして旧作のゲームタイトルなどをできるだけ超解像処理などを行わず、そのままの映像で楽しみたい場合はレトロゲームの選択を想定しているという。
ポインター(カーソル)表示にも対応しており、照準のカラー/サイズ/タイプをカスタマイズすることができるようになった。対戦型ゲームなどで要求される低遅延とスムーズ表示を実現する「ハイスピード144Hzゲームモード」は65型/75型に搭載している。
ネット動画は、YouTubeをはじめ、Apple TV、Prime Video、Netflix、Disney+、U-NEXT、NHK+など多数のVODサービスに対応しており、Z870Nシリーズではバンダイチャンネルも追加された。リモコンには、全13のVODサービスのダイレクトボタンを搭載する。
付属リモコンは、従来の赤外線での接続だけでなくBluetooth接続にも対応したため、操作感を向上させていてる。また電源ボタン以外の、ネット動画ダイレクト/数字/チャンネルアップダウンボタンでの電源オンも可能としている。
Z870Nシリーズの55型と65型は回転スタンドが採用されており、左右水平15度の角度調整が可能。ネットワーク機能では、AirPlay 2やミラーリング機能も搭載。
メディア向けに開催された新製品発表会にて、TVS REGZA ブランド統括マネージャーである本村氏は、「近年はMini LED液晶モデルの伸長が、非常に大きい。私も何年か前までは『高画質なら有機EL一択』と思っていたが、昨年のMini LED液晶モデルからは、有機ELモデルにもないメリットに気づくことができた。Mini LED液晶モデルの高画質技術の進歩が著しい中、我々は有機ELもMini LED液晶も “両方本気” で開発していくと宣言したい」と、本年度の新モデル群について意気込みを明らかにしていた。
チューナーは、地上デジタル×9(タイムシフトマシン含む)、BS・110度デジタル×3、BS4K・110度CS4K×2を搭載。接続端子は、HDMI入力×4基(eARC対応は入力2のみ、4K/120p・VRRは入力1・2のみ、ALLMは全入力が対応)、映像コンポジット入力×1、アナログ音声入力×1(L/R)、光デジタル音声出力×1、LAN×1、USB×4(タイムシフト専用×2、通常録画用×1、汎用×1)を装備。パネル解像度は3840×2160、、HDRフォーマットはHDR10+/ADAPTIVE、Dolby Vision/IQ、HDR10、HLGに対応する。
各モデルの消費電力/外形寸法/質量(スタンド含む)は、75Z870Nは314W/1,674W×1,019H×351Dmm/46.0kg、65Z870Nは292W/1,452W×895H×300Dmm/31.5kg、55Z870Nは245W/1,233×772H×265Dmm/23.5kgとなる。
<Z870Nシリーズ>
・75型 「75Z870N」 528,000円前後
・65型 「65Z870N」 396,000円前後
・55型 「55Z870N」 308,000円前後
本シリーズは、2023年モデル「Z870Mシリーズ」の後継機種。高画質エンジンには、2024年版「レグザエンジンZR」を搭載する。パネルには、新開発「Mini LED液晶パネルモジュール」を採用。緻密なエリアコントロールに対応しており、Mini LEDバックライトの輝度がZ870Mシリーズと比較して1.3倍に向上していることが特徴だ。あわせて量子ドット技術を導入しており、輝度の向上と合わせて色鮮やかな広色域表現を実現している。
2024年版の「レグザエンジンZR」による高画質技術として、VODサービスなどにネット動画の特性に合わせて精細感/コントラスト/色階調を向上させ、さらにノイズ制御やフレームレートの低いコンテンツでも滑らかに再生する「ネット動画ビューティ」を搭載している。
ネット動画の再生に関連する高画質技術では、「ネット動画バンディングスムーサー」に対応したこともトピック。本機能はネット動画で発生する圧縮ノイズやバンディングを抑制する技術だが、「970Mシリーズ」など2023年度のフラグシップ・4Kテレビに搭載されている機能で、Z870Nシリーズに継承する形となった。
放送番組で効果を発揮する映像技術「地デジAIビューティ」では、地デジやBSの放送番組のノイズ抑制をはじめ、精細細感復元技術などを施すことで高画質化を図っている。クラウド上にデータベース化した地デジやBS番組のジャンルや番組タイトルごとの映像調整パラメーターを、視聴中の放送番組の映像に反映することで、最適な高画質処理を可能とする「クラウドAI高画質テクノロジー」も備える。
また、人肌の立体感や質感の向上、黒ずみや白飛びの抑制、撮影環境によるカラーシフトへの処理などによって、自然な人肌の表現を可能とする「ナチュラルフェイストーン」や、「32色軸カラーイメージコントロール」を搭載する。
室内の明るさや照明を検知して最適な映像バランスに自動調整する「おまかせAIピクチャー」も採用。2023年の最上位4Kテレビ群に採用していた、室内照明の色温度の違いを検出してホワイトバランスを調整する機能も追加されている。
Z870Nシリーズには、高音質技術「レグザ重低音立体音響システムZ」を投入。トップトゥイーター×2基、2ウェイバスレフ型メインスピーカー×2基、重低音バズーカ×1基のスピーカー構成で、60Wアンプで駆動させる構成となっている。Dolby Atmosの3Dオーディオフォーマットにも対応する。
サウンド面の機能として、テレビを置いている環境の音響特性をテレビリモコンマイクで測定し、室内音響特性に適したサウンドに自動調整する「オートキャリブレーション」も採用する。サウンドモードには、「スポーツ」が新たに追加されており、スタジアムにいるような歓声の聴こえ、音の広がりや響きを得られるという。
本シリーズには、地デジ放送を最大6チャンネルまでまるごと録画し、過去番組表から見逃した番組などを視聴できる録画機能「タイムシフトマシン」が採用されており、番組ジャンルやタレント・アーティスト名を登録するだけで出演番組を自動録画する「おまかせ録画」、好きなジャンルやアーティストの出演作品を放送番組からネット動画までシームレスに検索することができる「新 ざんまいスマートアクセス」、見たいシーンをすぐに再生できる「シーンリスト」が使用できる。
番組表示機能の「みるコレ 番組ガイド」には、「推し活リスト」が新たに採用された。ユーザーが好きなタレントやアイドル・アーティストなどを「推しタレントを見つけて登録」に、ドラマやバラエティー、スポーツなどよく見る番組ジャンルを「推しジャンルを見つけて登録」のリストにキーワード登録しておくことで、そのキーワードに絞った出演番組スケジュールを閲覧することができる。
アイドルやアーティストなどグループ名で登録していた場合、グループに所属するメンバー名が番組の出演者・スタッフ情報として含まれている番組も、自動的にリストにピックアップしてくれる。また、「推しタレントを見つけて登録」の項目では、具体的なタレント名だけでなく、音楽やお笑い、モデル、スポーツ、文化人などタレントのジャンルから、タレント名を検索することもできる。
新機能「番組こねくと」では、ドラマやアニメ、バラエティーなどで気になる番組を、録画していた過去番組だけでなく、VODサービスで配信されているかもチェックすることができ、見逃し配信先のコンテンツも検索することができる。なお、YouTubeは対応していない。
ゲームプレイ時に特化した「ゲーミングメニュー」も搭載。専用のGUIによって、表示中のゲーム映像のリフレッシュレートやHDRフォーマット、VRRのあり/なしを同時に確認でき、ゲームプレイ時での調整頻度が高い「バックライト」「暗部ガンマ調整」「明るさ検出」といった機能の調整がすぐできるようなっている。
「ゲームセレクト」では、スタンダード/シューティング/ロールプレイング/レトロゲームといった、ゲームタイトルのジャンルに最適化した映像モードの選択が可能。FPSなど反応速度を重視するならシューティング、ムービーシーンが多く高画質化も図りたい作品はロールプレイング、そして旧作のゲームタイトルなどをできるだけ超解像処理などを行わず、そのままの映像で楽しみたい場合はレトロゲームの選択を想定しているという。
ポインター(カーソル)表示にも対応しており、照準のカラー/サイズ/タイプをカスタマイズすることができるようになった。対戦型ゲームなどで要求される低遅延とスムーズ表示を実現する「ハイスピード144Hzゲームモード」は65型/75型に搭載している。
ネット動画は、YouTubeをはじめ、Apple TV、Prime Video、Netflix、Disney+、U-NEXT、NHK+など多数のVODサービスに対応しており、Z870Nシリーズではバンダイチャンネルも追加された。リモコンには、全13のVODサービスのダイレクトボタンを搭載する。
付属リモコンは、従来の赤外線での接続だけでなくBluetooth接続にも対応したため、操作感を向上させていてる。また電源ボタン以外の、ネット動画ダイレクト/数字/チャンネルアップダウンボタンでの電源オンも可能としている。
Z870Nシリーズの55型と65型は回転スタンドが採用されており、左右水平15度の角度調整が可能。ネットワーク機能では、AirPlay 2やミラーリング機能も搭載。
メディア向けに開催された新製品発表会にて、TVS REGZA ブランド統括マネージャーである本村氏は、「近年はMini LED液晶モデルの伸長が、非常に大きい。私も何年か前までは『高画質なら有機EL一択』と思っていたが、昨年のMini LED液晶モデルからは、有機ELモデルにもないメリットに気づくことができた。Mini LED液晶モデルの高画質技術の進歩が著しい中、我々は有機ELもMini LED液晶も “両方本気” で開発していくと宣言したい」と、本年度の新モデル群について意気込みを明らかにしていた。
チューナーは、地上デジタル×9(タイムシフトマシン含む)、BS・110度デジタル×3、BS4K・110度CS4K×2を搭載。接続端子は、HDMI入力×4基(eARC対応は入力2のみ、4K/120p・VRRは入力1・2のみ、ALLMは全入力が対応)、映像コンポジット入力×1、アナログ音声入力×1(L/R)、光デジタル音声出力×1、LAN×1、USB×4(タイムシフト専用×2、通常録画用×1、汎用×1)を装備。パネル解像度は3840×2160、、HDRフォーマットはHDR10+/ADAPTIVE、Dolby Vision/IQ、HDR10、HLGに対応する。
各モデルの消費電力/外形寸法/質量(スタンド含む)は、75Z870Nは314W/1,674W×1,019H×351Dmm/46.0kg、65Z870Nは292W/1,452W×895H×300Dmm/31.5kg、55Z870Nは245W/1,233×772H×265Dmm/23.5kgとなる。