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公開日 2024/05/08 19:12
Fire TV OSをベースにパナソニック独自機能も融合
パナソニック、アマゾンと協業で「パナソニック専用Fire TV OS」を新規開発。2024年度 4Kビエラに導入開始
編集部:長濱行太朗
パナソニックは、2024年度のテレビ「4Kビエラ」に、Amazonとの協業によって開発された「パナソニック専用Fire TV OS」を搭載することを発表。5月8日にリリースされた6シリーズ・13モデル全てに導入された。
2024年度「4Kビエラ」のメディア向け説明会では、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社・末永誠氏が登壇した。同社は2008年に世界初のYouTube対応テレビを発売して放送とネット動画の融合を開始。映像コンテンツをより選びやすくするために、放送とネット動画をシームレスに表示して操作するUIの開発にこだわってきたとのこと。
近年のモデルでは、各アプリのお薦め動画などをサムネイル表示し、数多くのコンテンツの中から、ユーザーが視聴したい作品に出会える機会をサポート。さらにテレビがネットワークに繋がることで、ユーザーのオーディオビジュアルライフをより豊かにし、「お部屋ジャンプリンク」で録画番組を家庭内にあるどの機器でも観られるようにしたり、スマホでも視聴できるようしたりするなど独自機能を高めてきた。
テレビ開発においてさまざまな取り組みを行ってきたが「独自OSでは次々と誕生する最新アプリを追従することが今後難しくなってくると感じている。同時に、テレビの役割が広がっていく未来を見据えていくと、今回のタイミングで独自OSから脱却することが必要不可欠であるという考えに至った。Fire TVを単にテレビに搭載するのではなく、パナソニックが従来培ってきたテレビの本質的機能や便利機能を誘導させ、全く新しいパナソニック専用のFire TVをAmazonと一緒に開発を行った」と今回の共同開発に対する真意を明らかにした。
「パナソニック専用Fire TV OS」の搭載で多数のアプリに対応可能になり、アプリの動向に対しても迅速に対応できるようになったと語る。ホーム画面にも共同開発ならではの特徴があり、ネット動画のコンテンツを選べるだけでなく、リアルタイムで放送中の番組も同時に一覧できる仕様となっている。
パナソニックの独自機能である、録画番組を家庭内にある機器でシームレスに楽しめる「お部屋ジャンプリンク」をはじめ、外出先でもスマホで録画番組を視聴できるアプリ「Media Access」、録画した番組から放送予定の番組までまとめて表示できる「過去未来番組表」なども、Fire TV OSベースで使用することができる。
さらに、照明やエアコンなどのAlexa対応機器をビエラから音声で操作できるなど、Fire TV OSならではのスマート機能が使用でき、パナソニック製ホーム家電との連携も一段と高まっている。
発表会場では、アマゾンジャパン・西端明彦氏が登壇し、パナソニックとの協業に至った背景について説明した。Fire TVは2015年から日本国内におけるサービスを開始。外付けのストリーミングメディアプレーヤーとテレビ内蔵タイプの2種類で展開し、世界では85ヶ国で2億台の販売実績を誇る。
コンテンツを前面に打ち出したUIで、コンテンツに出会いやすい、探しやすいをコンセプトに掲げ、テレビ内蔵タイプでは放送番組とネット動画のコンテンツがホーム画面で一覧できることを特徴としている。
コンテンツの豊富さやジャンルの幅広さも特徴で、60万タイトル以上のエピソードを見ることができ、サクサクと動く快適な操作感がユーザーから高い支持を得ているという。視聴履歴やチャンネル設定をプロフィール毎に読み込むため、ユーザーの好みに寄り添ったコンテンツ探しが可能になっている部分もFire TVならではだとアピールする。
そしてAlexaを使用した音声操作、オン/オフ、ボリューム調整、チャンネル選択といったテレビの操作はもちろん、加えてスマート家電と連携することで照明やエアコンをテレビ側から音声操作できるスマート機能の優秀さも持ち味だとしている。
「エレクトロニックショー『CES2024』で発表させていただいた通り、世界に革新的なスマートテレビを出していくというビジョンのもと、パナソニックと協業するに至った。Fire TVがこれまで培ってきたネット動画と放送番組を融合させたUIや非常にシンプルで直感的な操作感、Alexaを通じた音声操作といったものが、パナソニックのテレビと相まったことで素晴らしいスマートテレビを国内のユーザーに届けられるようになった」と意気込みを示した。
2024年度「4Kビエラ」のメディア向け説明会では、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社・末永誠氏が登壇した。同社は2008年に世界初のYouTube対応テレビを発売して放送とネット動画の融合を開始。映像コンテンツをより選びやすくするために、放送とネット動画をシームレスに表示して操作するUIの開発にこだわってきたとのこと。
近年のモデルでは、各アプリのお薦め動画などをサムネイル表示し、数多くのコンテンツの中から、ユーザーが視聴したい作品に出会える機会をサポート。さらにテレビがネットワークに繋がることで、ユーザーのオーディオビジュアルライフをより豊かにし、「お部屋ジャンプリンク」で録画番組を家庭内にあるどの機器でも観られるようにしたり、スマホでも視聴できるようしたりするなど独自機能を高めてきた。
テレビ開発においてさまざまな取り組みを行ってきたが「独自OSでは次々と誕生する最新アプリを追従することが今後難しくなってくると感じている。同時に、テレビの役割が広がっていく未来を見据えていくと、今回のタイミングで独自OSから脱却することが必要不可欠であるという考えに至った。Fire TVを単にテレビに搭載するのではなく、パナソニックが従来培ってきたテレビの本質的機能や便利機能を誘導させ、全く新しいパナソニック専用のFire TVをAmazonと一緒に開発を行った」と今回の共同開発に対する真意を明らかにした。
「パナソニック専用Fire TV OS」の搭載で多数のアプリに対応可能になり、アプリの動向に対しても迅速に対応できるようになったと語る。ホーム画面にも共同開発ならではの特徴があり、ネット動画のコンテンツを選べるだけでなく、リアルタイムで放送中の番組も同時に一覧できる仕様となっている。
パナソニックの独自機能である、録画番組を家庭内にある機器でシームレスに楽しめる「お部屋ジャンプリンク」をはじめ、外出先でもスマホで録画番組を視聴できるアプリ「Media Access」、録画した番組から放送予定の番組までまとめて表示できる「過去未来番組表」なども、Fire TV OSベースで使用することができる。
さらに、照明やエアコンなどのAlexa対応機器をビエラから音声で操作できるなど、Fire TV OSならではのスマート機能が使用でき、パナソニック製ホーム家電との連携も一段と高まっている。
発表会場では、アマゾンジャパン・西端明彦氏が登壇し、パナソニックとの協業に至った背景について説明した。Fire TVは2015年から日本国内におけるサービスを開始。外付けのストリーミングメディアプレーヤーとテレビ内蔵タイプの2種類で展開し、世界では85ヶ国で2億台の販売実績を誇る。
コンテンツを前面に打ち出したUIで、コンテンツに出会いやすい、探しやすいをコンセプトに掲げ、テレビ内蔵タイプでは放送番組とネット動画のコンテンツがホーム画面で一覧できることを特徴としている。
コンテンツの豊富さやジャンルの幅広さも特徴で、60万タイトル以上のエピソードを見ることができ、サクサクと動く快適な操作感がユーザーから高い支持を得ているという。視聴履歴やチャンネル設定をプロフィール毎に読み込むため、ユーザーの好みに寄り添ったコンテンツ探しが可能になっている部分もFire TVならではだとアピールする。
そしてAlexaを使用した音声操作、オン/オフ、ボリューム調整、チャンネル選択といったテレビの操作はもちろん、加えてスマート家電と連携することで照明やエアコンをテレビ側から音声操作できるスマート機能の優秀さも持ち味だとしている。
「エレクトロニックショー『CES2024』で発表させていただいた通り、世界に革新的なスマートテレビを出していくというビジョンのもと、パナソニックと協業するに至った。Fire TVがこれまで培ってきたネット動画と放送番組を融合させたUIや非常にシンプルで直感的な操作感、Alexaを通じた音声操作といったものが、パナソニックのテレビと相まったことで素晴らしいスマートテレビを国内のユーザーに届けられるようになった」と意気込みを示した。