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公開日 2024/07/22 12:00
新開発の平面振動板RPドライバー搭載
フォステクス、“本藍染め”ハウジングのフラグシップヘッドホン。密閉型と開放型の2機種
編集部:岡本雄
フォステクスは、独自開発のドライバーを搭載したヘッドホンのフラグシップ機として、密閉型モデル「TH1000RP」と開放型モデル「TH1100RP」を8月下旬より発売する。価格はいずれもオープンだが、TH1000RPが税込316,800円前後、TH1100RPが税込376,200円前後での実売が予想される。
両モデルとも、同社が50年に渡り改良を重ねてきたRP(Regular Phase)テクノロジーの全面駆動型平面振動板ドライバーを搭載したフラグシップ機となるヘッドホン。密閉型モデルと開放型モデルの2機種をラインナップする。
今年5月発売のモデル「T50RPmk4」よりも大型化した平面振動板を新たに開発。振動板を挟み込むマグネットを増量し、新設計のプリンテッドコイルのパターン形状を採用したほか、磁気回路の構成部品も一新して磁束分布を最適化したことで、振動板の不要共振を抑えて鋭いレスポンスを可能にしたとする。
これにより、高感度化と滑らかな周波数特性、優れた過渡特性を同時に達成。重低音から高音まで正確かつ繊細に再生できることで、「クリアな音像を明確な定位感で表現する能力を実現した」と説明している。
ハウジングは、徳島県の阿波藍で染色したハードメイプルの無垢材を採用。熟練職人の手でひとつひとつ丁寧に染め上げることで、ハードメイプルならではの木目が美しく現れる深い藍色に仕上げたという。
また同社は、この染色が音質にも影響すると説明。植物の藍のみで作られた「本藍」による染色によって、ハードメイプルの「硬質で比重が重く音に余計な色付けをしない」特性を生かすことができ、しっかりとした深みのある低音とクリアで伸びやかな高音が楽しめるとのこと。
また、開放型のTH1100RPについては、さらにハウジング開口部にアルミニウム製エッチングパーツを二重に配し、開口率と各内部パーツを綿密に微調整することで、高解像度で聴き疲れしにくい自然な音場を再現するという。
ベースプレートやハンガーといった部品にはマグネシウム合金を新規採用し、アルミ比で20%の軽量化を図っている。また、回転機構部にゴム製パッキンを使用することで余分な振動を極力排除。各部品の細部まで配慮した設計がなされていることで、従来よりも装着感が向上したと謳っている。
イヤーパッドは左右非対称の形状を採用した。加えて、低反発クッションと従来比で3倍に耐久性を高めたというシルクプロテイン製合皮を新しく採用しており、長時間にわたるリスニングでも快適な着け心地で使用できるとする。ヘッドパットとヘッドバンドには天然素材のシープスキン(羊皮)を採用しており、しなやかで良好なフィット感を実現するのみならず、使い込むほどに変化する風合いを楽しめるとしている。
ケーブルは、不純物を極限まで排除し、信号伝達能力を高めたという7Nグレードの高純度OFCアンバランスケーブルを付属。プラグとコネクタにはいずれも硬度が高く、耐摩擦性・耐食性に優れているというロジウムメッキ処理を施している。また、別売りのXLR端子ケーブルを装着することでバランス接続にも対応し、今後4.4mmバランスケーブルの発売も予定しているとのこと。プラグは6.3mm、ケーブル長は2m。
両モデルとも再生周波数帯域は10Hz - 40kHz、インピーダンスは32Ω、本体質量は約420g(ケーブル含まず)。感度のみ各モデルで異なっており、密閉型が100dB/mW、開放型が96dB/mW。ほか付属品として、レザーポーチなどを同梱する。
なお、7月27日(土)にステーションコンファレンス東京で開催されるポータブルオーディオイベント「夏のヘッドフォン祭mini2024」にて、両モデルの先行展示を予定している。
両モデルとも、同社が50年に渡り改良を重ねてきたRP(Regular Phase)テクノロジーの全面駆動型平面振動板ドライバーを搭載したフラグシップ機となるヘッドホン。密閉型モデルと開放型モデルの2機種をラインナップする。
今年5月発売のモデル「T50RPmk4」よりも大型化した平面振動板を新たに開発。振動板を挟み込むマグネットを増量し、新設計のプリンテッドコイルのパターン形状を採用したほか、磁気回路の構成部品も一新して磁束分布を最適化したことで、振動板の不要共振を抑えて鋭いレスポンスを可能にしたとする。
これにより、高感度化と滑らかな周波数特性、優れた過渡特性を同時に達成。重低音から高音まで正確かつ繊細に再生できることで、「クリアな音像を明確な定位感で表現する能力を実現した」と説明している。
ハウジングは、徳島県の阿波藍で染色したハードメイプルの無垢材を採用。熟練職人の手でひとつひとつ丁寧に染め上げることで、ハードメイプルならではの木目が美しく現れる深い藍色に仕上げたという。
また同社は、この染色が音質にも影響すると説明。植物の藍のみで作られた「本藍」による染色によって、ハードメイプルの「硬質で比重が重く音に余計な色付けをしない」特性を生かすことができ、しっかりとした深みのある低音とクリアで伸びやかな高音が楽しめるとのこと。
また、開放型のTH1100RPについては、さらにハウジング開口部にアルミニウム製エッチングパーツを二重に配し、開口率と各内部パーツを綿密に微調整することで、高解像度で聴き疲れしにくい自然な音場を再現するという。
ベースプレートやハンガーといった部品にはマグネシウム合金を新規採用し、アルミ比で20%の軽量化を図っている。また、回転機構部にゴム製パッキンを使用することで余分な振動を極力排除。各部品の細部まで配慮した設計がなされていることで、従来よりも装着感が向上したと謳っている。
イヤーパッドは左右非対称の形状を採用した。加えて、低反発クッションと従来比で3倍に耐久性を高めたというシルクプロテイン製合皮を新しく採用しており、長時間にわたるリスニングでも快適な着け心地で使用できるとする。ヘッドパットとヘッドバンドには天然素材のシープスキン(羊皮)を採用しており、しなやかで良好なフィット感を実現するのみならず、使い込むほどに変化する風合いを楽しめるとしている。
ケーブルは、不純物を極限まで排除し、信号伝達能力を高めたという7Nグレードの高純度OFCアンバランスケーブルを付属。プラグとコネクタにはいずれも硬度が高く、耐摩擦性・耐食性に優れているというロジウムメッキ処理を施している。また、別売りのXLR端子ケーブルを装着することでバランス接続にも対応し、今後4.4mmバランスケーブルの発売も予定しているとのこと。プラグは6.3mm、ケーブル長は2m。
両モデルとも再生周波数帯域は10Hz - 40kHz、インピーダンスは32Ω、本体質量は約420g(ケーブル含まず)。感度のみ各モデルで異なっており、密閉型が100dB/mW、開放型が96dB/mW。ほか付属品として、レザーポーチなどを同梱する。
なお、7月27日(土)にステーションコンファレンス東京で開催されるポータブルオーディオイベント「夏のヘッドフォン祭mini2024」にて、両モデルの先行展示を予定している。