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公開日 2024/11/02 17:54
See Audioの“問題作”は最終チューニング版に
<ヘッドフォン祭>Kinera、クアッドブリッドTWS試作機など意欲作多数/QoA自信作「Mimosa」お披露目
編集部:杉山康介
ポータブルオーディオ製品の展示会イベント「秋のヘッドフォン祭 2024」が、本日11月2日に東京・ステーションコンファレンス東京にて開催。本項では501AルームのうちKinera、サウンドアース、ミミソラ事業部、ナイコムなどのブースの模様を紹介する。
今回のヘッドフォン祭では、Kineraがサウンドアース、ミミソラ事業部から独立したブースを展開。ハイエンドラインであるKinera Imperialから新モデル「THORKING」「Nott」のデモ機を参考出展していた。
THORKINGは1DD+6BA+4ESTを搭載したトライブリッド機で、ボーカルや楽器にフォーカスしたサウンドが特徴だという。今回は試作機だが、製品版ではゴージャスな装飾を施すつもりで、2,500ドル程度での販売を予定。国内価格や販売時期などは未定だという。
Nottは4BA+1DDのハイブリッド機で、同社「Norn」の後継にあたるモデル。こちらも価格や販売時期はまだ未定とのこと。
また、同社クアッドブリッド機「Verdandi」の完全ワイヤレスバージョンも開発中らしく、試作機を見せてくれた。1DD+2BA+2EST、そして1BC(骨伝導ドライバー)がそのまま搭載された意欲作で、今のところは「Verdandi TWS(仮称)」と呼んでいるそう。価格も未確定ながら、現時点では1,200ドル程度を見込んでいるとしていた。
さらに、Kinera Celestの「14ドル有線イヤホン」も展示。驚きの低価格ながらチタンコーティングの6mm振動板を搭載しているそうで、販売時期や価格などの具体はまだ決まっていないと語っていた。
サウンドアースは、同社が取り扱うDUNUやQoA、AFULといったブランドの製品を展示。中でもイチオシだというのがQoAの新作「Mimosa」だ。
QoAとして初めてプラナー振動板を採用した1DD+1Planar機で、11月下旬くらいに18,000円程度での発売を予定。担当者によると女性は男性よりも高域が刺さりやすい傾向があるそうで、QoAは女性の聴感に合わせたチューニングを行っているため、男性からすると高域が丸い印象になりやすいとのこと。
しかし本モデルはプラナー振動板によって、女性の耳にも刺さりづらく、かつ伸びやかな高域を実現。今までとはまた違う良い評価が得られるのでは、と自信を見せていた。また、QoAからはブランド初の骨伝導ドライバー採用モデルを参考出展。発売時期などは未定で、まずは参加者の反応を伺いたいとしていた。
AFULからは新モデル「PERFORMER 5+2」が登場。2DD+4BA+1Planarを搭載したトライブリッド機で、11月15日頃の発売を予定、価格は39,000円程度を見込んでいるそうだ。
ミミソラ事業部は、See AudioやTipsyなど取扱ブランドの製品を一挙ラインナップ。これまでも度々出展されてきたSee Audioの“問題作”「Strawberry π」は、ついに最終チューニング版が登場し、発売に向けて進んでいくそうだ。
また、BGVPブランドの最新作や新ブランドJuzear、Tipsyの純金コーティング振動板イヤホン、発売されたばかりのaune audio初ヘッドホン「SR7000」など注目製品を多数用意。多くのファンの方が試聴に訪れていた。
ナイコムは、ORIVETIやTHIE AUDIO、Kiwi Ears、LETSUOERなど各ブランドの製品を展示。中でもORIVETIの新作「Origin」は、10月に発売されたばかりながら高い評価を得ているという。
Originは1DD+4BA+2EST+1BCを搭載したクアッドブリッド機で、BCドライバーによる低域のパワフルさがありつつ高域の広がりが良いことが特徴。同ブランドの製品は優等生なサウンドのものが比較的多い中、クセがある“刺さる人には刺さる”タイプのイヤホンで、希望小売価格143,000円(税込)と高額ながら売れている、と語ってくれた。
■Kinera新モデルや開発中のクアッドブリッドTWS、14ドルの有線イヤホンなど登場
今回のヘッドフォン祭では、Kineraがサウンドアース、ミミソラ事業部から独立したブースを展開。ハイエンドラインであるKinera Imperialから新モデル「THORKING」「Nott」のデモ機を参考出展していた。
THORKINGは1DD+6BA+4ESTを搭載したトライブリッド機で、ボーカルや楽器にフォーカスしたサウンドが特徴だという。今回は試作機だが、製品版ではゴージャスな装飾を施すつもりで、2,500ドル程度での販売を予定。国内価格や販売時期などは未定だという。
Nottは4BA+1DDのハイブリッド機で、同社「Norn」の後継にあたるモデル。こちらも価格や販売時期はまだ未定とのこと。
また、同社クアッドブリッド機「Verdandi」の完全ワイヤレスバージョンも開発中らしく、試作機を見せてくれた。1DD+2BA+2EST、そして1BC(骨伝導ドライバー)がそのまま搭載された意欲作で、今のところは「Verdandi TWS(仮称)」と呼んでいるそう。価格も未確定ながら、現時点では1,200ドル程度を見込んでいるとしていた。
さらに、Kinera Celestの「14ドル有線イヤホン」も展示。驚きの低価格ながらチタンコーティングの6mm振動板を搭載しているそうで、販売時期や価格などの具体はまだ決まっていないと語っていた。
■QoA、自信の新作「Mimosa」お披露目。AFULトライブリッド機も出展
サウンドアースは、同社が取り扱うDUNUやQoA、AFULといったブランドの製品を展示。中でもイチオシだというのがQoAの新作「Mimosa」だ。
QoAとして初めてプラナー振動板を採用した1DD+1Planar機で、11月下旬くらいに18,000円程度での発売を予定。担当者によると女性は男性よりも高域が刺さりやすい傾向があるそうで、QoAは女性の聴感に合わせたチューニングを行っているため、男性からすると高域が丸い印象になりやすいとのこと。
しかし本モデルはプラナー振動板によって、女性の耳にも刺さりづらく、かつ伸びやかな高域を実現。今までとはまた違う良い評価が得られるのでは、と自信を見せていた。また、QoAからはブランド初の骨伝導ドライバー採用モデルを参考出展。発売時期などは未定で、まずは参加者の反応を伺いたいとしていた。
AFULからは新モデル「PERFORMER 5+2」が登場。2DD+4BA+1Planarを搭載したトライブリッド機で、11月15日頃の発売を予定、価格は39,000円程度を見込んでいるそうだ。
■See Audioの“問題作”、ついに製品化へ。Tipsyなど各ブランドの注目製品が多数登場
ミミソラ事業部は、See AudioやTipsyなど取扱ブランドの製品を一挙ラインナップ。これまでも度々出展されてきたSee Audioの“問題作”「Strawberry π」は、ついに最終チューニング版が登場し、発売に向けて進んでいくそうだ。
また、BGVPブランドの最新作や新ブランドJuzear、Tipsyの純金コーティング振動板イヤホン、発売されたばかりのaune audio初ヘッドホン「SR7000」など注目製品を多数用意。多くのファンの方が試聴に訪れていた。
■ORIVETI新作「Origin」は“刺さる人には刺さる”イヤホン。売れ行きも好調
ナイコムは、ORIVETIやTHIE AUDIO、Kiwi Ears、LETSUOERなど各ブランドの製品を展示。中でもORIVETIの新作「Origin」は、10月に発売されたばかりながら高い評価を得ているという。
Originは1DD+4BA+2EST+1BCを搭載したクアッドブリッド機で、BCドライバーによる低域のパワフルさがありつつ高域の広がりが良いことが特徴。同ブランドの製品は優等生なサウンドのものが比較的多い中、クセがある“刺さる人には刺さる”タイプのイヤホンで、希望小売価格143,000円(税込)と高額ながら売れている、と語ってくれた。
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