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公開日 2024/12/04 18:00
100以上の4K8K番組をオンエア

上白石萌歌が4K画質を絶賛、A-PAB理事長も「4Kの普及は順調」。12/13から4K8Kキャンペーン

編集部:松永達矢
A-PAB(一般社団法人 放送サービス高度化推進協会)は、NHK、およびBS民放5局による特別施策「祝!2000万台突破 12月はBS4K8K衛星放送で超100!!見ようよキャンペーン」を発表。本件に関する記者発表会の模様をお伝えする。

スペシャルゲストとして上白石萌歌さんも登壇

■独自の4Kコンテンツの増加に注力。100本超の番組を12月に放送



会の冒頭挨拶では、A-PAB理事長の加増良弘氏が登壇。基幹事業である4K・8K放送の推進についての現状を語った。

A-PAB理事長 加増良弘氏

既報の通り、4K8K衛星放送の視聴可能機器台数は7月末をもって2000万台を突破。加増氏は「パリ2024夏季オリンピックの存在が大きい」と背景について振り返る。これを踏まえ、新たな目標設定として、次回2028年開催のロサンゼルスオリンピック時には4000万台の普及を目指すとしていくとのこと。なお7月末から9月末までの2か月の間で2080万弱という数値で移行しており「順調に進んでいる」との認識であるという。

その一方で、視聴可能台数だけが増えれば良い訳では無いとして、4K8K放送の視聴者の増加、およびコンテンツの充実が今後の普及のキーになるとコメント。これをプッシュするものとして、放送局の垣根を超えたキャンペーンを行うという格好。「年末年始は4K8Kのパワーを改めて認識していただければ」と力を込めた。

続いて、株式会社ビーエスフジ常務取締役の荒井昭博氏が登壇。「祝!2000万台突破 12月はBS4K8K衛星放送で超100!!見ようよキャンペーン」の実施について説明した。

株式会社ビーエスフジ常務取締役 荒井昭博氏

「祝!2000万台突破 12月はBS4K8K衛星放送で超100!!見ようよキャンペーン」では、12月13日(金)から22日(日)の10日間にわたって4K8Kでしか見られない(再放送含む)100以上の番組を放送するというもの。放送局を超えた4K8Kキャンペーンは、2020年にスタートし今年で4年目を迎える。

先ほど加増理事長がコメントしたように「視聴者の方にリモコンの4Kボタンをプッシュしてもらうこと」を第一に、4K8K放送を今まで以上に盛り上げて行きたいと荒井氏。4Kコンテンツを取り巻く近々のトピックとして、パリオリンピックでは4K放送のみで視聴できる競技をオンエアするなど2K放送との差別化を実施し、視聴者からも好評の声を集めたという。

4K8K衛星放送イメージキャラのヨンハチさんも登場

そこで本キャンペーンでは民放5局でそれぞれ10番組、そしてNHK放送のコンテンツを合わせて100超の “4Kテレビでしか見られない番組” をオンエアするとして、キャンペーン名に「超100!!」というワードを入れたとのこと。さらに、「100パーセント以上頑張るという気持ちも『超100!!』に掛けている」と放送局を代表して意気込みをあらわにした。

■「体験を超えて没入」。上白石萌歌さんの語る4Kの素晴らしさとは



発表会には、NHKの4K放送局BSP4Kにて放送中の音楽番組「The Covers」にて、リリー・フランキー氏と共同でMCを務める上白石萌歌さんもスペシャルゲストとして登壇。4Kコンテンツに対する思いを語ってくれた。

「The Covers」は、タイトルが示すように、ジャンルや世代を超えたアーティストが名曲をアレンジ・カバーして歌唱する番組。毎回、カバー曲の世界観に合わせたセットや演出も見どころの1つだ。

2K放送のNHK BSでも放送される本番組であるが、4K放送ならではのポイントとして「アーティストの皆さんの衣装などがものすごく鮮明に見えるので、細かい演出の1つ1つをクリアな映像でより楽しんでいただけるかなと思います」と、上白石さん。MCとして間近に出演者を目にする立場ならではのコメントを披露してくれた。

ヨンハチさんとも仲良し(?)な上白石萌歌さん

また、MCから演者として4K収録に臨む際に意識していることについて尋ねられた際には「例えば目のちょっとした動きとかでもより伝わることがあると思うので、お芝居をする時に、なるべく嘘がない感情を自分の中で構築して表現する」と、隅々まで鮮明に映し取る4K収録ならではの心構えを紹介。また、メイクや髪型も普段よりも「より気合いが入る」として、メイクや美術スタッフと一緒に見え方のテストを複数回行うといったエピソードを明かした。

また、上白石さんはBSP4Kで放送されている『岩合光昭の世界ネコ歩き』が「本当に大好き」とのことで、「(4Kの)クリアな映像だと手で触るように見ることができる」と、素敵な表現で4Kの高画質を評価。

これを踏まえ、「体験を超えて没入といいますか、もはやその世界に足を踏み入れてその世界に浸るっていう経験を4Kではできると思っているので、皆さんにも感じていただければ」とのメッセージを寄せた。

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