トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > デジカメニュース

公開日 2017/08/24 16:26
動画は4K/30p撮影に対応

ニコン、裏面照射型FXサイズCMOS搭載の「D850」。8K超タイムラプス撮影にも対応

編集部:川田菜月
(株)ニコンイメージングジャパンは、ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ「D850」を9月8日から発売する。価格はオープンだが、直営サイトでのボティ本体の価格は399,600円(税込)。

「D850」(レンズは別売り)

D850では、同社のデジタル一眼レフカメラで初となる、新開発の裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーを搭載。有効画素数4,575万画素と高画素ながら、ISO 64〜25600の幅広い常用感度を実現、ISO 32相当までの減感とISO 102400相当までの増感も可能となる。

画像処理エンジンは「D5」と同様の「EXPEED 5」を搭載。情報量を維持しながら高速処理が可能で、先鋭感を保ちつつノイズを抑制するとのこと。新CMOSセンサーと新設計のシャッター・ミラー機構との連携により、ボディー単体で約7コマ/秒、マルチパワーバッテリーパック「MB-D18」(9月8日同時発売予定/53,460円・税込)装着時で約9コマ/秒の高速連続撮影や、高速・高精度な153点AFシステムも備える。

レンズは光学ローパスフィルターレス仕様を採用し、高画質を維持したまま画像を引き延ばすことも可能で、最大A2のサイズのプリントや8Kのデジタルサイネージなどに使用できるとしている。ファインダーには同社のデジタル一眼カメラで最大となる倍率約0.75倍の光学ファインダーを装備。

撮影面では、静止画ライブビュー時に機構ブレ・シャッター音を排除して撮影できる「サイレント撮影モード」や、全体にピントが合った画像を作成できる深度合成に便利な「フォーカスシフト撮影」機能、自然光下での最適化を図る新ホワイトバランス機能などを新たに搭載した。

その他、シーンに適した撮影をオートで行う「ピクチャーコントロール」や、より狭い範囲にピントを合わせられる「ピンポイントAF」や、マニュアル時のピント確認がしやすい「ピーキング」表示なども備える。

動画機能では、従来モデル「D810」(関連ニュース)から強化し、FXフォーマットベースフルフレームで最大4K UHD(3,840×2,160)/30p動画の撮影が可能。フルHD撮影時には最大5倍のスローモーション動画にも対応する。

その他、動画専用の撮影メニューや、動画ファイル形式の選択(MOV/MP4)、より詳細な明るさ設定が可能な「ハイライト表示」など、撮影の利便性向上も図っている。最長記録時間は29分59秒、圧縮形式はH.264/MPEG-4 AVC、音声形式はリニアPCM/AAC。

さらにインターバルタイマー撮影機能を大幅に強化し、8K UHDを超える解像度8,256×5,504のタイムラプス動画用画像の撮影も可能。サイレント撮影やRAW画像のカメラ内一括現像機能なども備える。

タッチパネル対応のチルト式3.2型TFT液晶モニターを装備。解像度は約236万ドット、視野角は170度。外部メモリーには、XQDカード、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(SDHC/SDXCメモリーカードはUHS-II規格)に対応可能なダブルスロットを装備。カードごとの順次記録、同時記録、RAW+JPEG分割記録およびカード間コピーが可能となる。

別売のフィルムデジタイズアダプター「ES-2」(2017年11月発売予定/価格:19,440円・税込)を使用して、カラー/モノクロのネガフィルム(35mm判)をJPEGフォーマットでデジタル化できる「ネガフィルムデジタイズ」機能も装備する。

Wi-Fi、Bluetooth(ver.4.1)機能を内蔵。低消費電力設計で、1回の充電で静止画は約1,840コマ、動画は約70分の撮影が可能となる。外形寸法は約146W×124H×78.5Dmm、質量は 約1,005g(バッテリーおよびXQDカードを含む、ボディーキャップを除く)。

また2017年で創立100周年を迎えた同社は、初のファンミーティングイベント「NIKON 100TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2017 -TOKYO&OSAKA-」を開催。東京はTFT HALL 1000/300にて8月26日(土)27日(日)、大阪は堂島リバーフォーラム ホールにて9月2日(土)3日(日)の各2日間、合計4日間開催される(詳細はこちら)。イベントでは、D850の開発者プレゼンテーションや写真家セミナーなど、様々なコンテンツやステージが用意されるとのこと。

関連リンク

製品スペックを見る
  • ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
  • ブランドNIKON
  • 型番D850(ボディ単体)
  • 発売日2017年9月8日
  • 価格¥OPEN(直営サイト価格399,600円・税込)

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオケーブル」って本当に音が変わるの? 特徴や選び方を紹介
2 読み放題「Kindle Unlimited」が3ヶ月199円。フリーレン・路傍のフジイなど小学館の人気マンガ祭も
3 デノンらしい単刀直入で誠実なサウンド。万能プリメイン「PMA-3000NE」の先には幸せなオーディオ人生が待っている
4 ダイヤル付ケース、ChatGPT連携…Nothingの技術と遊び心が詰まった「CMF Buds Pro 2」にワクワクが止まらない!
5 【ミニレビュー】ティグロンの“仮想アースつき”オーディオボード「TMB-DR20E」
6 モバイルバッテリーの寿命っていつまで? 「目で判断する」と危ない理由
7 骨伝導イヤホンの常識変える名機が誕生!Shokzの新フラグシップ機「OpenRun Pro 2」レビュー
8 「AirPods 4」のノイキャンや音質、装着感を現地で試した!「想像を超える」消音効果
9 ディスクユニオン×『ぼっち・ざ・ろっく!』コラボグッズが登場。キャリングバッグや完熟マンゴーLPボックスなど
10 ソニー、「Xperia 5 V」後継機を今期は発売しないことをアナウンス。Xperia 1 VI/10 VIが好調
9/17 10:23 更新

WEB